プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< ダウントンアビー 華麗なる英国貴族の館 パート5、6 >

2022年06月12日 | ドラマ。
シーズン6を見終わって、好きだなあ、このドラマ。と思った。

シーズン1、2はすごく好きだったんだけど、3、4とどんどん内容が暗く
なっていって、シーズン4は未来は悲惨一直線という風に終わった。
なので、シーズン5が始まった時も特に見たくはならず、
録画して2年近く放っておいたと思う。

でもシーズン5はだんだん状況が好転していく。
正直言って、ストーリーの大きな流れというものはなく、
個々の人々の小さな事件の繰り返しなんだけど、これらの小さな事件が
だいたいハッピーエンドで終わるようになってくる。

こういうのは見て楽しかった。2話3話連続で見られるくらい。
最後、シーズン6のラスト2話は、もうここからバッドエンドはあり得ないと
確信できたので、とても楽しく見ました。

いろいろ気になるところはあるんですよ。
メアリーは意地悪すぎるだろうとか。
ブランソンは何も言わずに帰って来たが、普通は帰国したいと相談するだろうとか。
イーディスやメアリーはころっと恋仲になるよね。お手軽。とか。


しかしこのドラマの良さは波乱万丈のストーリー展開じゃなくて、
貴族の邸宅と調度、衣装、当時の身分制度、優雅なふるまい、
そういうものを見る映画だからね。ストーリーはそれなりで良い。

改めて考えると特に衣装が素晴らしいね。
長いシーズンの間、これでもかというほどデザインされた衣装を見せてくれた。
同じ衣装が出てくることもほとんどなかったし。現実を考えれば不自然なほど。
女優さんたちの体型が、この時代の衣装を着るのに実にフィットしている。

あと吹替の声優さんたちが好きだったなー。
わたしは映画などは基本的に字幕で見る。いかにも外国人といった喋りが
好きではないから。でもここ10年くらい、吹替の方が好きだというドラマが増えた。

おばあさまもメアリーも、コーラも、お父様も、ヒューズさんもみんな好きだ。
アンナもベイツも好きだ。声という意味ではパットモアさんやバローも。

シーズン6の後半はいよいよ話の細切れ感が強く、目まぐるしいばかりだったが、
まあこれから話を始めるということも無理だろうしね。
うまく収束してくれてよかった。


この後に映画が――たしか2年くらい前にあったんだけど、
おそらくこっちには来なかったんだよね。見に行くつもりだったんだけど。
映画が来ていたらシーズン6までもっと前に見たと思うが。

そして来年あたり、映画2作目が出来るらしい。
でもなー。こっちには来ないかなー。
まあいずれにしても見たくなったら探せばどこかで見られるだろうから。
映画1作目は見たいんだけど、どこかのサブスク探して……とか思うと
途端に面倒になって見ない。NHKで放送して欲しい。
ドラマを延々とやったんだから、そこまで責任取ってくださいよ。




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