プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

♪赤いアミアミ(網々)のプルオーバー。

2013年05月16日 | ちょっとだけ編み物。
まっすぐ編みのかんたんニット (実用百科)

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この本の8ページにあるプルオーバーを作りました。
去年の秋口に完成したのかな、これは。
前回の最後の記事で、

あったかい「つややかコットン」で編んだプルオーバーの終盤のはぎ合わせと縁編み。
(↑気温低下待ち)

と書いたヤツがこれ。気温低下してから仕上げたんだろうから、10月くらいなんだろうな。












……仕上げて、着たら、家人に着用禁止を申し渡されました。「変だ」って。
まあねー。平置きだとそれほどではないけど、前後差がないので、実際に着ると、
たしかに後ろがビロンと開いて変なんですよ。

ううう、やっぱり駄目か。でもこれ、すごく時間かかったんだよなー。編み地もお気に入りだし。
カナシイ思いで半年間タンスに飾っといて、でも飾っているだけでは仕方なかろうと思い、
「ほどこうかと思う」と告げたところ、家人が軟化し、まあ着てもいいということになりました。

着て恥ずかしいのは自分だけなので、自分がいいなら他人が何を言っても関係ないはずなのだが。
そもそもわたしの作るものなんて、そうそうちゃんとしたものになる可能性は低いんだから、
最初から自分の基準は相当に低いんだけど、それにしてもダメ、というラインはあるからねえ。

でも実際に着ると、けっこう着心地がいいんです。
春先、寒いんだかあったかいんだかわからない時に着て行くと丁度いい。
わたしは今までベストの類は嫌いでほとんど着たことがなかったのだが、
編み物をするとベスト型の服は避けて通れませんからねえ。
特にわたしのような、まっすぐ志向の初心者は。

まわりの人に「(そんなに)変じゃないよ」と言ってもらったこともあって、
最近では大手を振って着ています。良かった。ほどかなくて。



ちなみに糸は「つややかコットン」の21番。暗い方の赤。







あれ、柳屋さんは21番の写真がないなあ。
ちなみに柳屋さんは何ヶ月かに1度、1000円以上送料無料の時があります。




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かんざわさんには21番の写真有。
画面よりも若干明るめの赤。
もっと使ったような気はしたが、8玉ちょうどくらいで出来たらしい。
でも半袖としてはやはり多めか。
1玉の編み面積は(ゲージがちょっとアヤシイが)92センチ×6センチ。



この糸は編みやすくて安くて気に入っていて、赤の前には紫でキャミソールも編みました。
しかしつくづく(夏糸としては)かなりあったかい糸なので、
間違っても真夏に着るつもりのものは作らないように。
春・秋向きのものを作りましょー。






この後は、初心者向けのお話ですが。

このプルオーバーはけっこう変則な形をしています。
いや、形自体はシンプルなんだけど、はぎ合わせ方が特殊です。
なので、本の通りのサイズで作れる人は問題ないかと思われるが、
わたしのように横幅がもっと必要な人は、ちょっとハードルが高いと思います。



というのは、このプルオーバーは、

編み地は、直角に袖をつけた半袖Tシャツの形です。それを前・後身頃同型に作る。
で、Tシャツで言えば袖口のラインをはいで、それがコレの場合は肩のラインになります。
Tシャツで言えば袖下のラインがコレの袖口になります。
そして、Tの字の一番上の横一直線のラインが全て襟ぐり部分。ここに紐を通して
ぎゅっとギャザーを寄せて、襟ぐりになる。

この説明、わかってもらえました?

ということはつまり、襟ぐりの長さ=身幅+両袖口の2倍なんですよ。
本でも158センチある。本より大きいサイズのわたしのコレはもっとある。
さらにゲージ間違っているので、もっと長くなった(-_-;)。
158センチなら適度なギャザーになるのかもしれないが(しかしわたしはそれを疑う)、
それ以上だと襟ぐりのギャザー部分のボリュームがあり過ぎて……。
実際悪い意味でモコモコしてるし、全体的に重め。

細身の人が細く編めば、ちゃんと素敵になるのかもしれない。
でもこの形は、サイズ補正が初心者には難しいと思う。
わたしは適当にやったが、適当にやった結果で上記のように可否当落線上……?という状態。
わりと微妙なバランスでラインが崩れる。
着ていると実は変な線が出るもの、わたしのコレは。


コレを編むには、糸も少し太かったのかもしれない。
リネンとかで編めばもっと良かったのかも。
さらに、赤とかではなく、もっと無難な色で編めば着やすかったかも。
……はっ!そういうことを考えていると、リベンジしたくなってくるではないか。
いやいや、それはやめとこう。

これはサイズをさらに落として、ちっちゃい女の子のワンピースとか編めば可愛いかもね。
身頃をもっと長くして、もっと細い糸で、白とかで。上手くサイズダウンが出来れば可愛かろう。
が、再び言うが、ぴったり!というサイズ変更がけっこう難しい形です。

編み地は編んでて楽しい、気に入っている編み地なのだが……
この編み地は丹念なゲージ取りをお勧めします。最初のうちは伸びきっていて、
全然正しいゲージがとれません。少なくとも20センチ以上、頑張って編みましょう。
わたしは10センチくらいで適当にゲージを出しちゃって、ものすごい誤差があります。
まあいつものことと言えばそうなのだが。


あ、そうそう、襟ぐりを縛っているのはリアル店舗で買った、相変わらず安い合成皮革の紐。
それに同じ店で買った……なんというのか知らないけど、和風ビーズ的な。安いトンボ玉的なもので玉止め。
この部分で凝れるのは楽しいかもねー。わたしはあんまりセンスないので、
「これ!」という自信はないけど。この部分でだいぶ雰囲気が変わりそう。
本ではたしか、共糸で鎖編みの紐でした。


「失敗なく」作りたいなら、初心者向けのデザインではなかったよなあ、というのが製作後の反省。
わたしもゲージ取り失敗して、相当な部分ほどいたしさ。
何度かほどく覚悟でとりかかるのがいいかもしれない。
やっぱり小さな子向きかも。ほどいてもキズが浅くて済む。





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