もう2週間もたっちゃいましたが
10日(日)に今年も公民館カルチャー講座『源氏物語を読む会』主催のバスツアーに参加してきました
昨年と同じように地元駅前から朝7時にバスに乗り込んで出発
茨木バス停で特別講師の福嶋先生が合流されて一路、目的地の滋賀県の八日市へ
本年度の訪問地は万葉ロマン縁の蒲生野と源氏物語【常夏】近江の君縁の妙法寺です。
八日市へは11時過ぎに到着したので、まずは腹ごしらえ
和牛焼肉御膳 甘~くとろけるような近江牛
美味でございました~
お腹も満腹になったところで、最初の目的地へ…
万葉ロマンの舞台【船岡山】
先ずは、小高い丘の上にある歌碑を見学
万葉集・巻第一・20番額田女王と21番大海人皇子の歌碑
蒲生の野へ降りてゆくと、そこには歌にちなんだ見事な陶板壁画がありました
天智7年5月5日蒲生野薬猟の様子
周辺は整備されて公園になっています。
ひとしきり万葉ロマンに浸りながら散策した後は、今度は源氏物語の世界へ…
源氏物語・第二十六帖【常夏】に書かれている近江の君の故郷
母親が安産祈願に訪れたとされている妙法寺
「舌の本性にこそははべらめ 幼くはべりし時だに故母の常に苦しがり教へはべりし
妙法寺の別当大徳の、産屋にはべりける、あえものとなむ嘆きはべりたうびし
いかでこの舌疾さやめはべらむと思ひ騒ぎたるもいと孝養の心深くあはれなりと見たまふ」
今は妙法寺の伽藍そのものは既に焼失してしまい現存はしていませんが、
その地域一帯が「妙法寺町」という地区名として残っています。
まず、その妙法寺町にある光林寺に参拝。
ここには妙法寺由来とされる焼け焦げた仏像(10世紀末)がご本尊として祀られています。
その後、すぐ近くにある妙法寺町公民館へ移動
その公民館隣接の薬師堂には地域の人々が大切に守って来た仏像が安置されています。
その仏像も妙法寺由来とされている焼け焦げた薬師如来坐像(11世紀半)です。
そして、同じように大切に受け継がれてきた古地図を
特別に拝見させていただきました
福嶋先生講義中
古地図には妙法寺の伽藍が描かれています。
これにて本日の縁の地巡りは終了となりました。
今回の訪問地はさほど観光地化されていない場所だったので
現地のパンフレットなども無いし、お土産屋さんも全然無し
なので、帰路の途中でトイレ休憩に立ち寄ったSAで
ちょこっとだけお土産を買ったのでした
他の写真もフォトチャンネルにUPしているので視てね