物語にもならない

へたくそな物語を書く主の部屋

連載 『クレーマー』 ~技術職編~

2019-01-05 09:47:41 | 物語
歯科医院にて:
 「あのぉ歯科助手さん、手袋、破れてますよ。それも誰が見てもすぐ分かる程度の破れ方。破れたままで良いのなら何のために手袋してるんですか?というか、誰の為にしてらっしゃるのですか?ご自分がいいからいいと思うんですか?貴方は手だからいいけど、粘膜のお口を開いている私は嫌なんですけど?」
でも破れているだけならまだましです。私が1回だけ行ったもっとひどい歯科助手さんがいました。
私の前の患者さんが年配女性だったのですが、その患者さんが帰り私に代わっても、前の方の入れ歯のにおいが助手さんの手袋からぷんぷん臭ってきたという悲劇がありました。
これはどういうことでしょう?そうです、患者ごとに手袋を変えていないのです。
手袋を変える手間とコストを省くということは、その他の患者さんから見えない所はきっとコストを省いていることでしょうとも。
もしもここで何か感染症をうつされたとしても何の証拠もありません。この歯科医院は責任をとってはくれません。皆さま、こういう歯医者さんにご注意を。
どちらの歯医者さんにしても、院長の日頃の教育が目に見えるようですね。何をいちばん大事にしているか、よく分かります。

美容師さん:
濡れた髪の毛を豚の毛のブラシでブラッシングしたら、痛むってことくらい素人だって知ってますよ?なのになぜ、豚の毛のブラシを使ってドライヤーを髪の毛にくっつけて乾かすのですか?お客様の髪の毛を痛ませるのがあなたのお仕事なんですかね?楽しそうなお仕事ですね。
それから、東京世田谷区と杉並区の境目あたりにある1000カットのあなたのお店の女性美容師さんですが、とんでもない嘘をつく人ですね。
私がこう聞いたんです。「どうしたら、TVに出ている女性たちみたいな艶々な髪の毛になれるんでしょうかね?」
女性美容師さんはこう言いました。「ブラッシングするときに、思いっきり髪の毛をピーンと引っ張るんですよ。」
あのぉ・・・そんなことしたら、髪の毛伸びて痛んじゃいますよ。
このように美容師のみなさんはとても性格がいい人が多いようですね。
どうしたら素早く髪が痛むかをよくご存知でいらっしゃる。さすがはプロです。これからも堂々とそういうアドバイスをくれると助かります。あなたたちの言うこと・やることの逆をすればいいのですから。

耳鼻咽喉科さまへ:
あのぉ・・・私は花粉症を治したくて病院へ行ってるんですけど?

精神科医様へ:
話せば話すほど嫌なことを思い出すし、スッキリするどころかモヤモヤします。言いたくないことは言わなくてもいいよって言うくせに、言ってくれないと治療できないって言いますよね?その前に治療する気あります??精神科へ通って数年間薬を飲んでいるって人の話、結構耳にしますよ。

内科様へ:
体調が悪過ぎて行けません。運転したら事故る可能性がありますし、自転車を漕ぐ体力はありません。

企業様へ(医療系のことなのでついでに):
ある日、体調が悪くて会社を休んだら医者へ行けって言われたので、仕方なく休日診療へ行ったのですが、待合室で殆どの人が咳していたためインフルエンザを移されました。その上遠くまで電車で行ったので体調が悪化しました。
なんでもかんでも医者へ行けって言う会社も会社です。一日黙って寝てれば治る病気も世の中にはあるんですよ。国も医療費削減したい昨今なのですからもう少し考えて命令しましょう。

外科様へ:
「あなたあと1年で死ぬ可能性が90%ありますよ。と言われて本気にした男性が仕事をやめ、全財産を使ってしまってその後10年も20年も生きている」という話を聞きました。
きっと「医者は万全じゃない!」と言い訳なさるのでしょうね。分かります。

医学大学様へ:
なるほど。女医さんの優秀さが分かりました。逆にありがとうございます。どんな医者へ行けばいいのか、分からず迷っていたもので。

大学病院様へ:
待っている間に悪化しました。イライラと不安感はどんな病気も悪くします。じっと座っているって結構疲れるんですよ。忙しい先生方には分からないのかもしれませんが。

消費者センター電話相談:
消費者センターに電話すると、20秒につき10円かかります。

命の電話:
通話料普通にかかります。お金がなくて餓死寸前の人は控えめに。

  byクレーマー冴

つづく