超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

超音波システムを利用した「超音波シャワー」技術

2025-03-17 12:46:38 | 超音波システム研究所2011
超音波システムを利用した「超音波シャワー」技術


超音波システム研究所(所在地:東京都八王子市)は、
 キャビテーションと音響流の分類に基づいて
 脱気ファインバブル発生液循環装置を利用した
 「超音波・ファインバブルシャワー技術」を開発しました。

超音波が伝搬している、
 流れとファインバブルの複雑な変化を、
 超音波システム(音圧測定解析、発振制御)により、
 利用目的に合わせて、コントロールするシステム技術です。

実用的には、
 シャワー用の脱気ファインバブル発生液循環装置について
 ON/OFF制御(あるいは流量・流速・・・の制御)を
 各種相互作用・振動モードに対して最適化する方法です。

特に、ポンプの特性とメガヘルツの超音波制御を利用して、
 メガヘルツの超音波が伝搬したファインバブルの流れによる
 新しい超音波制御技術(音響流制御)の効果を実現しています。

ナノレベルの応用では、
 「メガヘルツ超音波・ファインバブルシャワーシステム」として
 100メガヘルツまでの周波数変化を含めた
 効率の高い超音波利用が実現しています。


-システムの応用実施事例-

1)オゾンと超音波の組み合わせ技術
 (化学反応の制御技術)

2)低出力(50W以下)による5mサイズの水槽への超音波伝搬
 (超音波の伝搬効率を高くする技術)

3)ガラス・レンズ部品の精密洗浄
 (超音波ファインバブルシャワー技術)

4)複雑な形状・線材・真空部品・・・の表面改質
 (非線形共振現象の制御技術)

5)溶剤・洗剤・・・・の開発
 (超音波・ファインバブル・流れによる攪拌)

6)ナノレベルの粉末・塗料・触媒・・・攪拌・分散
 (メガヘルツの伝搬制御技術)

7)マイクロレベルの金属エッジ部のバリ取り
 (高い音圧レベルで高い周波数の制御技術)

8)めっき・コーティング・表面処理・・・
 (新しい応用・組み合わせによる超音波利用技術)
・・・・・・・

上記の技術は、音圧(非線形現象)測定・解析に基づいて、
 表面弾性波とファインバブル流体の流れに関して
 超音波の音響流制御を実現させる
 新しいダイナミックシステムの応用方法です。

複数のポンプの組み合わせや、
 超音波プローブの発振制御
 (パルス発振とスイープ発振の組み合わせ)により
 効率の高い超音波利用が実現します。



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