オリジナル超音波実験 ultrasonic-labo
メガヘルツの超音波発振制御プローブ ultrasonic-labo
安定した超音波の利用技術
超音波を安定して利用するためには、
各種の影響にたいする対策が必要です
1日を通して、1週間を通して、1年を通して
安定した超音波を利用するための
具体的な対策が必要です
気圧の超音波伝搬への影響と、液循環による対処の例を紹介します
年間では数回程度ですが、
朝から徐々に気圧が低下する状態になることがあります
2008年10月2日 東京 八王子 がそのような例です
(台風や低気圧のラインの影響とは異なります
夏と秋に多い現象です)
その時に、
超音波洗浄器の伝搬状態は脱気などの対策が全く逆効果になります
液面での気体とのやり取りが
通常と異なることが原因ではないかと考えていますが、
正確にはわかりません
(統計処理、多変量解析モデルによる解析では
明確になっていますが、
その他の要因についての検討不足ではないか
ということも考えています)
しかし、対処は比較的簡単です、
この場合の伝搬状態に合わせた液循環を行うことで
通常の状態にできます
さらに、この場合は
通常よりもはるかに効率の高い状態にすることも可能になります
写真は、市販の洗浄器を適切に利用した例です
<超音波のダイナミックシステム:液循環制御技術>
超音波システム研究所は、
ダイナミックシステムの統計的解析と制御に基づいた、
(赤池弘次/共著 中川東一郎/共著 : 出版 サイエンス社(1972))
オリジナルの音圧測定解析技術(超音波テスター)による、
超音波のダイナミック液循環制御技術を開発しました。
<超音波のダイナミックシステム:液循環制御>
超音波水槽内の液循環を
システムとしてとらえ、解析と制御を行う
多くの超音波(水槽)利用の目的は、
水槽内の液体の音圧変化の予測
あるいは制御にあります。
しかし、多くの実施例で
理論と実際の違いによる問題が
多数指摘されています。
この様な事例に対して
1)障害を除去するものは
統計的データの解析方法の利用である
<超音波伝搬状態の計測・解析技術>
2)対象に関するデータの解析の結果に基づいて
対象の特性を確認する
<洗浄対象物、攪拌対象物、治工具・・・の
音響特性を検出する技術>
3)特性の確認により
制御の実現に進む
<キャビテーションのコントロール技術>
といった方法により
超音波を効率的な利用状態に改善し
目的とする超音波の利用を実現した
液循環効果の利用例が多数あります
物の動きを読む
http://ultrasonic-labo.com/?p=1074
ポイント(ノウハウ)は
液循環制御による
超音波の変化を測定解析することです!
超音波の研究について
「キャビテーションの効果を安定させるには統計的な見方が不可欠」
赤池 弘次 (Hirotugu Akaike)
ダイナミックシステムの統計的解析と制御 :赤池弘次/共著 中川東一郎/共著:サイエンス社
生体のゆらぎとリズム コンピュータ解析入門:和田孝雄/著:講談社
AIC:赤池情報量規準 (Akaike Information Criterion 統計モデルの相対的評価)
考え方(全体を貫く基本的な概念):
多くの真実らしき断片を見据え、その奥にある統一的メカニズムを描像する。
<統計的な考え方について>
統計数理は以下のように考えられています
統計的な物の見方というのは、
1)我々がどのように自分が持っている知識や情報を
利用しようとするのかと言うことに関係する
(すなわち、主観的な発想に基づいている)
2)具体的な経験・知識に基づいた心の枠組みで考える
(すなわち、具体的である)
3)物事の量的な特性に対するいろいろな考え方が豊かになっていく展開
(すなわち、抽象的である)
まとめ
統計数理には、抽象的な性格と具体的な性格の二面があり、
具体的なものとの接触を通じて
抽象的な考えあるいは方法が発展させられていく、
これが統計数理の特質である
超音波実験 Ultrasonic experiment (数学) no.1610
(オリジナル技術)超音波テスター(注)を利用して
超音波の伝播現象を計測・解析しています
目的として
超音波のダイナミック特性に関する
論理モデルによる詳細な制御の実現を考えています。
この動画は
制御に関する基礎実験・検討(確認)の様子です
注:*24時間の連続測定が可能
*任意の2点を同時測定
この特徴により
各種の関係性について解析・応用します