うたのたまご

わたしの五行歌と、感じたことなど、きもちのままに。

ひとときの歌

2005-03-24 21:29:08 | きもちのままに
23日、仕事を一時間早引けして、高校のとき合唱を教えていただいた先生ご夫妻のコンサート「ひとときの歌 Ⅳ」を聴きに行きました。

会場は、池袋の自由学園・明日館 講堂。歴史的な建物で、お庭も建物もとてもかわいい造りでした。駅からの道がくねくねしていて、ちゃんと着けるか心配でしたが、看板もあって大丈夫でした。建物の見学もできるそうです。

ソプラノの先生は、ギターの伴奏でスペイン民謡を歌いました。ソプラノの歌声が、とても美しくて繊細で、哀しい曲じゃなくても涙がでます。高校のとき、初めて先生の歌声を聴いたときから、なぜか先生の歌声を聴くと涙がでてしまいます。ますます素適になっていらして、聴きに行って本当に良かったと思いました。

バリトンの先生は、今回は歌でなく、「プラテーロと私」という物語の朗読をされました。こちらの伴奏もギターでした。この物語は、私にとって思い出深いものだったので、この朗読も楽しみにしていました。中学生のとき、母が加入していた生活クラブのカタログで初めて「プラテーロと私」という本を知り、なぜかとても気になる本で、母に頼んで買ってもらったからです。そして、この本は今も私にとって気になる本です。当日は、自分の本も持って行きましたが、先生が訳したほうが詩的で、素適だと思いました。

ギターの演奏もすばらしかったです。紡ぎ出される音の連なりは、とても斬新な響きでした。

30日は、バリトンの先生のコンサートが同じ会場で開催されます。こちらも素適だろうなぁ。


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