うたのたまご

わたしの五行歌と、感じたことなど、きもちのままに。

障害者手帳って

2009-05-16 19:31:28 | きもちのままに
わたしは障害者手帳を持っています。
わたしも自分が手帳を持つまでしらなかったけれど、
手帳を持っていると、美術館の入場料が付き添いの人一人分も含めて
無料になるとか、映画が割引になるとか、いろいろと便利な制度があります。

障害者手帳なんていうと、普通の人はびっくりしてしまうかもしれないけれど、
そういう制度があることについて、自分は、あまり深く考えていないです。
むしろ、いろいろ利用して楽しんだほうがいいんじゃないかと思っています。

周りの人もそんな感じで、気楽に深く考えすぎずに受け止めてくれたらいいなと思います。
そして、いつか一緒に、美術館や映画館に行きましょう。

良かれと思ってだと思うけれど、深く考えられて、遠慮されたりすると
逆に、差別されているような気分になってしまうから。

映画鑑賞

2009-05-04 09:45:52 | きもちのままに
ダヴィンチ・コード
シリーズ第2弾が始まるということで、観てみました。
謎ときもさることながら、キリスト教にもいろいろな宗派や儀式があって、
なんだか日本の仏教の真言立川流を思いだしてしまいました。
余韻を残すラストシーンも良かったと思います。

かもめ食堂
小林聡美のラストの「いらっしゃいませ」は本当にいい感じでした。
不思議なことが色々とおきているのに、物語はたんたんと進みます。
舞台がムーミンの国、フィンランドだからでしょうか。
ガッチャマンの歌、久しぶりに聞きました。

硫黄島からの手紙
戦争映画はあまり観られないのですが、俳優さんたちの熱演で、
なんとか最後まで観られました。
ラストの二宮くんの表情がすべてを語っているようでとてもよかったです。

歩いても歩いても
今時の家族の風景はこうなのかもしれないけれど、せつなかったです。
たんたんと過ぎていく物語のなかから、観ている人たちは、それぞれに
いろいろなメッセージを受け取っているのだろうなと思いました。

それでもボクはやってない
なんだか人ごとと思えなかったです。こんなことがあっていいのでしょうか。
裁判員制度が始まって何か変わるのでしょうか。
ラストの主人公の裁判に対する考えが変わったというような台詞が印象的でした。

犬と私の10の約束
涙なしには見られません。
うちにも犬がいるので、犬にも悔いのない生き方をしてもらいたいものです。
それは、すべて飼い主の責任だけれど。

寺山修司

2009-05-03 08:15:59 | きもちのままに
『ぴあ』で当たったチケットで、大学時代の友達と
寺山修司映像詩展寺山修司と天井桟敷◎全ポスター展に行ってきました。

両方とも見ごたえがあってとてもよかったです。
とくに映像詩展には、言葉にならないくらい打ちのめされました。
わたしが生まれたくらいの時代に、こんなすごいものが作られて
いたなんて、とても驚きました。

寺山修司の本や詩は読んでいたけれど、絵や映像を見たのは初めてで、
改めて寺山修司を感じとり直した気持ちでした。

渋谷DEどーも

2009-05-02 20:29:16 | きもちのままに
NHKの渋谷DEどーもで行われた関口知宏さんのトークショー
「旅を語る」に愛子さんと一緒に行ってきました。
とっても楽しかったです。ランチも愛子さんと一緒にしました。

関口さんのお話を拙い文章ですが少し紹介します。

旅をして、いろいろな感覚が変わりました。
最初の日本の旅では、日本の良さを改めて知り、
人々の中に、変わらない日本の良さがあるとわかりました。
自分が相手に自然に接すれば、相手も自然に応えてくれると感じました。
だから、世界でも相手に自然に接すれば国境は関係ないと確信していました。
また、外国を旅することで、さらに改めて日本の良さを知りました。

出会いに計画性がないので、自由に動いて偶然の出会いにぶつかります。
いつでも行ける旅行とは違って、予定しない方が、
二度と経験できない価値のある旅になると感じました。
時には必要だと思っていたことに、偶然ぴったりと出会って、
不思議に思ったりすることもありました。
(旅行→計画したもの、旅→偶然の出会い)

子どもたちと出会うこともありましたが、
警戒心を抱かず子どもたちが受け入れてくれて感謝しています。
子どもから学ぶことができました。反対に大人から子供は学ぶものでもあります。
両面からものごとを考えられるようになりました。
(関口さんには、子どもや人をひきつけるオーラがある。)

中国の奥に行って、素朴な人に出会うのは精神的によいものです。
つくりもののない笑顔。素の顔が見られます。
あの顔は、100年役者の勉強をしてもできない顔。
ほんとの人間の姿はこれかと癒されます。
(関口さんにはその顔を引き出せる特別なオーラがある。)

中国の旅の最後のほうで、綿を摘んでいるシーンがとても反響がありました。
何を考えて綿を摘んでいたんですかといわれます。
綿は衣食住に直結している大事なものなのに、当たり前で意識していません。
ふだん、レベルの高いところで生活している気になっていますが、
そうではなく生きている部分を、生きている実感を感じることができました。
地に足がついた気がして、嬉しかったです。

今ここで学びなさいと旅に言われている感じがしました。
目的のある旅では感じることができない、喜び。
目的を決めない方がいい、それが旅の奥義と思えるようになりました。

描いた絵日記は18冊、256枚。
子どものときから絵が好きで描いていました。
あとから想像で書くので、たまに映像と一緒になってしまうときがあります。
そのことを人から驚かれますが、実はカメラマンさんから
「最後に関口さんがどんな絵日記を書くのか想像しながら撮影します」と言われ、
すごいと思いました。絵日記にはカメラマンさんのすごさも入っていると思います。
絵日記では、ほんと何度徹夜したかわかりません。

自分の絵のスタイルはこうだと自分できめるのは嫌だと思いました。
アマチュアなんだから、やれることをどんどんやった方が楽しいじゃんと
思っていたんで、いつでも色鉛筆じゃない絵を書くつもりでいました。
鳥の羽や貼り絵をしたりもしました。
絵日記をかくと絶対忘れません。ほんとによく描いたと思います。
かいていてよかったと思いますねほんとに。
写真より覚えていたり、思いだしやすかったりします。

風景では、とくに、水との出会いが特別なものになりました。
水の国、日本と出会う旅でもありました。
この旅をしなかったら注目もしなかったようなもの。
水がいろいろな景色を生み出しているんですものね。
非常に不思議だなと思うこともいっぱいありましたから、
水の認識が変わる旅でした。

スイスでは、瀧が72もあります。
瀧の水が岩に清められて、降りてきてくれているようで泣いてしまいました。
ギリシャでは、きれいな水にしか住めないリベルラ(青いトンボ)と出会いました。

日本の霰瀧では、すごい正確にいえば、瀧がジャージャー流れていて、
ピンピンとはねる音が鳴っていました。
それが音階になっていたの。それをそのままメモしたら曲になりました。
水が岩に当ってはねて、何かに響いている音でした。
それが『水の旅人』という曲のメロディーラインそのものでした。
だからびっくりしています。

中国の武夷山では、足がしびれて痙攣が始まっちゃって
内臓もちょっと具合が悪かったんですけど、
それが水を浴びた瞬間にそこで全部治ってしまいました。
水にふれると疲れがとれます。家よりも疲れとれる感じが強いです。
何これどういうことみたいな。
ぼくもわかりません。何でこれが治るのみたいな。
ちょっと今でも信じられないです。

この旅っていうのは、いつも奇跡がないって教えてくれます。
奇跡は必ず当り前のものの中にあるっていうこと。
水っていうあたりまえのものの中に奇跡があったり、
だからその当たり前のところを探さないと奇跡には会えませんよっていうことを
旅が教えて、それを一番象徴的に俺が感じたのが水でした。
いろんなところで、わあこれは不思議だと思うことがいっぱいあったけど、
それは全部当り前のことだったの。
ということを旅が教えてくれたような気がして、
水はそれを最も端的に表しているような気がしました。

やっぱり旅先だからこそ、色々感じることができたり、そういう感性がきっと、
スイッチが入るんでしょうね。だからスイッチ入れてみるとわかることは、
ぼくだけしかわかることじゃないと思います。
あたりまえのものの中にこれは大変だっていうものが、
あたりまえのふりしてあるっていうことを旅が教えてくれました。
それはぼくとは違ったかたちで、感じますよ。旅の特徴だと思います。

偶然の出会いがたくさんあって、ふだん生活していたら、
きっと入らないいろんなことを感じるスイッチが、旅先にいくとたくさん
スイッチがオンになって、いろんなことを感じてこられたんじゃないかな。

誰でもスイッチはそれぞれにあって、それが入るとわかることがあります。
ですから、偶然の旅ができるものなら、やってみてほしいなと思います。

インタビュー掲載

2009-05-02 17:24:15 | 五行歌
五行歌の会事務局で働いている私のインタビューが2本、
ネットに掲載されています。よかったら、ご覧ください。

NHK厚生文化事業団が行ったインタビュー
(目次の「ビデオ」というところをクリックすると記事のところにいきます。)

厚生労働省から委託を受け、ATARIMAEプロジェクト事務局が行ったインタビュー
(リンクからスペシャル動画も見られます。)