『ウルタールのうる』第三十六巻が出版されました。
三十六巻から、表紙デザインとタイトルロゴが変更されます。
本作は元来が小説では無くて戯曲、脚本もしくは漫画のネーム
のような形式になっています。最終的な表現として漫画や
映像になるのは運命的なものです。しかし、ゲーテの『ファウスト』が
あのまま映画や、脚色の無い舞台として成立したのだろうか?
本巻ではウルタが現れる以前の、ウルタール、リンクスの対立に
まつわる直近の淵源部分について、隠さず摘抉する内容となって
おります。目を背けること無く共有されるならば、様々な細部が
より精彩を得ていくことでしょう。
第四十一回鎮西軍解散
獅子心ムコウと野獣モシェの激突。ふたりの独占する時空を誰も冒す
事が出来ない。第四十一回鎮西軍はウルタールとリンクス両国を
決定的に変えてしまう。
以前に刊行された同シリーズの第二版につきましても、同様の
改編を予定しております。