この段階でまとめてみたいと思います。
今回は、三段階で「甘え」の方向に対して
度合いが増していく表情を確定して
それぞれの段階の表情の特徴を分析して参ります。
えー。まず、冒頭の写真を御覧下さい。
テーブルの上に乗っています。
いわゆる「おはなしうる」の態勢にあるようです。
飼主と目線を同じにして、向かい合って見つめる
時間をウルタ君が演出すること。これが「おはなしうる」
の定義であります。彼は毎日通算40分ほど、「おはなし
うる」してます。
このとき、彼の表情を読み込んでみましょう。
すると、以下のようなことが分かります。
・甘え第1段階
・やや上目遣いで飼主の様子を見る
(ウルタ君が甘えたくても、飼主に余裕がなければ甘えられません。ウルタ君は
慎重に飼主の状態が今、どうなっているのか探らなければなりません)
・耳を立てて前方に注意を向ける
・決して警戒や敵意から飼主を見ているのではないことを示すために
半身にはならない
(これは猫の理屈なので、飼主には分からないことです)
・前脚はお行儀よく整える
(エチケットです)
いかがでしょう。
甘え行動の前段階として「おはなしうる」の特定の写真を定義した
だけで、これだけのことが分かります。
第二段階ではどのような表情に変化するか、楽しみですね。
甘えがレベルアップしていきます。
・甘え第二段階
・前脚が要求の形式をとっています。
(形式の内容は、つながってみたいきもち♪です)
・目はまだ慎重に伺う様子と、おずおずとした気持ちを顕わしています。
・耳が少し外に開いています。前脚を出したものの、自分と飼主
以外に周囲の状況が変化しないか、まだ甘えに本格的に突入して
良いものか、探りをいれています。
ここまではウルタ君の自主的な動きです。なんだか恋愛のアナロジーになって
ますね。「あの人自分のことをどう思ってるのかな。邪魔に思われたくないな」
健気な思慕であります。飼主の過去にもそんなことがあったような気がします。
やがてウルタ君の控えめなアクションに対して、さすがに鈍感な飼主も反応
します。好意が受け入れられる瞬間が来るのです。その瞬間の写真を御覧下さい。
ウルタ君の表情が劇的に変化します。
いい瞬間です。
甘えが受け入れられることを知ったとき、ウルタ君の目には
飼主を認めて得られる喜びが光っています。
やっとこれで、段階を踏んで達成した甘えが完結します。
これから先は、彼が自分で許す範囲で甘える世界です。
この先、何も説明する必要は無いように思います。
では御覧下さい。
・甘え最終段階
【慎ましくて礼儀正しいけど、最後はたぬき】
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