ボールを止める・受ける技術

最近、夜練習で6年生を指導しているので、彼らが試合でどんなプレーをしているのか先日、牧野高校に試合観戦に行きました。その日は、昨年サブ担当だった4年生の試合も招堤小であったので、牧野高校と招堤小を行き来して、両方の試合を見学しました。4年生も間もなく夜練習に参加するということだったので...。

4年生はどの程度できるかは知っているつもりですが、6年生の試合を見るのは久々なのでどんなプレーをしているかは非常に興味があるところでした。試合を見て夜練習で何を課題にすべきかを考えようと思ってのことです。試合を見て一番の課題は、ボールを受ける・止める技術にあるように思いました。

次のプレーにスムーズに移れる場所にしっかりボールを置くことが出来れば、相手のプレッシャーを受けにくくなりますし、その後のミスも少なく出来ます。夜練習に参加してくれている多くの子達のプレーを見ていると、そこが一番うまくできてないように思います。原因は2つあります。一つ目は本当に技術が不足していること。もうひとつは、本当はできるはずなのに緊張のせいか相手のプレッシャーのせいか、本来持っている技術を発揮できていないことです。

2つ目については気持ちの問題が多くを占めるので、気持ちの持ち方と経験を積むことでクリアできると思います。もっと自分はできるという自信を持つことと、相手プレーヤーに対して精神的に上に立つように心がけることでしょうか？　また、失敗したらどうしようというマイナスの気持ちを捨てることもあると思います。

問題は、本当にへたくそな点です。それで、今週の夜練習からはボールを受ける・止めることを中心に練習を行っています。地味な練習が多いですが、根気良く頑張って続けてくれたら、3ヵ月後にはだいぶ変わるのではと思っています。

ちょうど子供たちに貸していたDVD(風間八広Football_Clinic_Vol.1[止める])が私の手元に帰ってきたので、それも練習メニューの参考にしようかなと思ってます。実際に今日見ましたが、今週から取り組んでいる練習内容に結構近いので、まあ今の方向性でよいようです。ただ、風間氏(現フロンターレ監督)が言うことのほうが、私が言うよりも説得力がありそうなので、このDVDを夜練習に参加している子達に回覧しようかと思います。

止まってボールを受ける、動きながらボールを受ける、ボールを受ける際に方向を変える....とボールを止めるだけでも色々なバリエーションがあり、練習でもそういったことを意識したメニューにしてます。しばらくはこれを続けようと思っています。しっかり取り組んでボールを止める技術の向上に励んでください。そして、試合で活かせてくれれば最高ですね。