Ｊリーグチャンピョンの重み（西野監督・宮本選手の涙）

2002Wカップでトルコに負けた時、2006Wカップ出場を決めたバーレーン，北朝鮮戦の時も見せなかった(多分...)宮本選手の涙。サッカーの中心は、やはりクラブチームにあることを再認識させられました。

日本代表は国を代表するもの。その重みは計り知れませんが、選手個人としては自分が育ったクラブチームがやはり１番なんでしょう。特にガンバは、レギュラー選手に多くのガンバユース出身の選手がいます。宮本,二川,大黒,家永...。そういえばあの稲本も。中学、いや小学生の時からガンバに所属していて、ガンバがJリーグで苦しい時もずっとガンバでサッカーに取り組んできた選手達。心からおめでとうと言いたい。

1993年5月、Jリーグの誕生の年の開幕戦(マリノスvsベルディ)をTV観戦した後、次の日に行われたその他のチームのJリーグ開幕４試合。ガンバvsレッズの試合を見に行きました。Jリーグ誕生の試合に立ち会いたくて...。それから13年、ようやく関西からJリーグチャンピョンが誕生しました。１年を通じてのチームとしての戦い。毎日一緒に練習し過ごしてきた仲間と分かち合える優勝の喜び。小さいときからガンバでサッカーをやってきた宮本選手だから、あの涙になったのでしょう。

サッカー先進国では、やはりクラブチームが第１です。みんな、おらが町のチームを応援し、サポートします。特に、スペインでは国の事情もあるかとは思いますが、その傾向が非常に強いです。世界最高峰のリーガエスパニョールを持っているのにWカップでいい成績をあげられないのは、そのせいではとも言われています。

日本もJリーグの理念が徐々に浸透し、地域のクラブチームを応援する本来の姿に近づきつつあります。Ｊ発足当時は、ベルディファンが多かったのですが...。ただ、今年の知事杯の開会式に４年生の子供たちを長居スタジアムに連れて行った時、セレッソよりジュビロを応援する子が多くいました。ジュビロは多くの日本代表を抱えているので理解はしますが、まだまだ、ガンバ，セレッソが大阪の隅々まで根付いているわけではないようですね。

我々のチームからも、ガンバの下部組織に移る子、中学からはいる子が出て来つつあります。ガンバの優勝で子供たちのサッカー熱が高まることを期待します。