Wカップの思い出（1990イタリア大会）

この頃はWSFにのめりこみ、サッカーに対する情熱が薄れかけていました。しかし、Wカップとなると別です。ただ、日本代表はというと、横山監督の時代で、あまりぱっとしていなかった記憶があります。予選で早々に敗退し、Wカップとは縁がなかったようです。

β－VHS戦争に負けた私は、VHSのビデオデッキを購入し、Wカップに備えました。今でも、その頃のテープは多数あります。イタリアで開催されるとあって、試合会場のデザインなどが注目されました。４本の大きな柱で支えられたサンシーロスタジアムには、びっくりしましたね。そういったこともあってか、ＮＨＫは、コメンテータに日比野克彦氏を起用していました。望月三起也氏もいたような...。今ではサッカー好きの有名人は珍しくありませんが、このころはＴＶに出演することはなかったので、珍しかったです。

さて試合の方ですが、この大会はアフリカ勢のカメルーンの躍進が目立った大会でした。ゴールを決めた後のロジェミラのパフォーマンスは、今も記憶に残っています。38歳での出場で、あれだけのプレーが出来るのですから、すごいです。それから、ユーゴスラビア。才能豊かなストイコビッチやサビチェビッチらがイマジネーションあふれるサッカーを展開しました。残念ながら準々決勝でアルゼンチンに引き分けますが、ＰＫ戦で準決勝には進めずベスト８止まりでした。しかし、この大会でピクシー(妖精)の名は、世界中に広まったのでは？　この選手が後にＪリーグでプレーすることになるとは...。

そしてサルバトーレ・スキラッチも。続きは、次回に。