サッカーとの出会い～青春編～

エンジニアになりたかったけど、勉強するのが嫌いで早く自分で働いて遊びたかった私は、大学受験がなく５年間で大学の工学部並みのスキルが身につけられると言う話を聞いて、八代高専というところに行きました。

５年間、サッカーと寮生活を通じて、仲間と色々な経験を積みました。サッカー部の顧問の先生はサッカー経験がなく、練習メニューなど全部自分達で決めていました。私の１学年上の先輩達は、高専の中では結構強く、県内の大学相手にもいい試合をしていました。私が４年生のとき、全国大会で準優勝という成績を収めました。私は、補欠として連れて行ってもらえるはずだったのですが、シャープの広島工場に実習に行くことが決まり、行けませんでした。

そのころ、高専では鹿児島高専が強く、全国大会でも毎年優勝を重ねていました。私と同じ学年に、ユース代表の大型ＣＦの上川選手(鹿児島高専⇒東海大⇒フジタ：現在、国際審判員)がいて、日本のトップレベルのプレーに上手いな～と感心したものでした。

最終学年の５年生時、当然全国大会を目指して九州大会に臨みます。前年、鹿児島高専が優勝していたので、九州地区のイスは２つ。鹿児島高専と別のブロックに入ったので、全国大会に行けると思っていました。順調に勝ち進み、後１試合で全国大会という準決勝で、０－１で負けてしまいました。押し気味に試合を進めていましたが、コーナーキックを決められてしまいました。その頃、右ＤＦだった私は、私の頭の上を越えたコーナキックを押し込まれたシーンを今でも良く覚えています。なにせ、コーナキックになったのは私のクリアミスでしたから...。

最後は、残念な結果で終わってしまいましたが、今となっては楽しい思い出です。長身選手で固めたＤＦ陣，運動量とパスワークに優れたＭＦ，小柄ながらスピードあるサイド突破が持ち味のウイングと、面白いチームでした。今は遠く離れ離れになってしまい、あまり連絡を取り合うこともなくなりましたが、まだボールを蹴っているのではないでしょうか？　写真は、学生時代のチームメートです。髪型が、その頃のジャニーズヘアーでしょうか？時代を感じます。その頃の私は(後列右から２人目)、スリムでした。今はその面影もありませんが...。