White and Black Wing

『ツバサ』の吸血鬼双子と猫LOVE
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ハリポタ雑感 その3

2008年08月03日 | 感想 others
ハリポタ雑感
最終回の今日はダンブルドアについて
7巻は彼の人生が全編通して明らかにされてました

明かされていく事実に驚きはしましたが
彼に対しての見方は変わらなかったですね
そりゃあ
ハリーがあてもない旅の時に感じていた怒りも分かるし
アバフォースの言い分も分かりますよ

私の感想はというと
若いころはダンブルドアも普通の少年だったんだなぁ
それだけですね

だって、ダンブルドアの若いころの思想は
力の有るものが世界を支配するという
若い頃にはありがちな思想だったから

ただ、「被支配者に対しての責任」を出してくる限り
夢物語ではなく、現実味を帯びていましたね
この部分でダンブルドアがただの人ではない事が分かります
まぁ「若気の至り」には違いないのですが

ハリーは「今の自分と変わりない年だ」と責めてましたが
それこそ環境の差ではないでしょうか?
長い間マグルに育てられたハリーと
魔法使いの両親に育てられたダンブルドア
さらに時代も違います
思想が違ってもおかしくないでしょう?

ともあれ、妹の死が
ダンブルドアを変えたキッカケの一つであることは間違いない
その後も色々な経験を経て今のダンブルドアがいる訳です

ハリーの事は大事に思っていたと思いますよ
大事に思ってるからこそ話せないこともあるから

とりあえずニワトコの杖に関しては
知っておいて欲しいけど、それに頼って欲しくなかったんじゃないかな

分霊箱を壊す旅も
ハリーがスラグホーンの記憶を貰う課題を
もっと真面目に取り組んで早い段階で達成できていたら
今より情報が多かったんじゃないかと思ったもの

ハリーを「利用できるコマ」だとは思ってなかったんじゃあないかな
理由は
『炎のゴブレット』でヴォルデモートがハリーの血を使って復活したと聞いた時
「ダンブルドアの目に勝ち誇ったような光を見たような気がした」(下巻 P515)
のは、ハリーが死なずにすむかもしれないという希望が見いだせたからだと思うし

『謎のプリンス』下巻 P396
洞窟から出るときのダンブルドアの台詞
「わしは心配しておらぬ、ハリー。きみと一緒じゃからのう」
肉体だけでなく精神的にも弱っているダンブルドアがウソを吐くなんて思えない
なので、これはダンブルドアの本心の台詞

この2つのシーンから憶測すると
「利用できるコマ」なんて考えているように思えないです
少なくとも私は、この2つのシーンがあるからこそダンブルドアが信じられる

秘密主義にしても
ダンブルドアが全て話してしまっていたら
……多分、ヴォルデモートを倒せなかったんじゃないかと思う

一人でヴォルデモートの所に行った時
ハリーが本気で命を投げ出す必要があったのでしょう
自己犠牲の魔法って「本気で自分の身を投げ出す」ことでしか機能しないと思うから

それに時間稼ぎをしたかったのかもしれない
「ハリーが生き残れるかもしれない」といっても
2人の結びつきが前例のない状況で予測するしかない以上
それが机上の空論に終わってしまう可能性もある訳ですよね
だからハリーが1日でも長く生きられるように
必要最低限の情報しか明かさなかったのかなぁって思う
ダンブルドアには「杞憂に終わって良かったですね」って言いたい

***
ここまで主張とも感想とも取れないような書き殴り文に
長々と付き合って頂いてありがとうございました
ちなみにハリポタで一番好きなキャラはヘドウィグ
次点でルーナとネビルです

今日はこの辺で



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