縄文人の志葉楽さんのブログ

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●筥迫(はこせこ)打ち掛けを着る時に用いる小物入れ

2021年02月04日 20時33分47秒 | 文化
●筥迫(はこせこ)打ち掛けを着る時に用いる小物入れ
◆筥迫とは? 【和装のウェディング用語集】
https://www.isize.com/zexy/dictionary/404/
和装関連のウェディング用語集です。「筥迫」をわかりやすく説明いたします。結婚や結婚式にお役立ち!
打ち掛けを着る時に用いる小物入れで、胸元の合わせに差し込まれる箱状の装飾品のこと。
金襴(きんらん)、緞子(どんす)、羅紗(らしゃ)などの刺繍が施され、飾り房がついている。
【歴史・由来】
もともとは江戸時代、武家の婦人が用いた懐紙やお香などを入れる和風の小物入れで、実際に使う嫁入り道具のひとつだった。
婚礼衣裳に取り入れられるようになったことで、装飾的な役割が強くなり、今では、婚礼衣裳の装飾品になっている。
 
◆筥迫(はこせこ)には何が入っているの?の巻「星わにこ連載」
https://ichiri-mall.jp/ichiriblog/blog/b216/    2015/11/11
 七五三シーズンですね! この季節、休日に神社を覗くと可愛らしい和服姿の子どもたちが千歳飴を持ってご家族と歩いている姿が目につきます。あどけない三歳の被布姿も、きりりと決まった五歳の袴姿も、可愛いけれどお姉さんな七歳の四つ身姿も微笑ましく、すくすく大きく育って‥‥と、他人なのにおばちゃんの涙腺は緩むのでした(阿呆)。
 さて、七歳の女の子のお祝いは「帯解き(おびとき)」という、子どもの着物の付け紐を取って、初めて帯を結ぶ人生の通過儀礼。着物も四つ身という大人とほぼ同じ作りのものになります。また帯の下には、しごき帯を結びます。
 その四つ身を着たときに胸に入れている、房やびらびらがついてる小さな箱のようなものが、筥迫(はこせこ)。気になりませんか? 白無垢や打掛の花嫁さんも懐中に入れていますよね。あの中には一体なにが入っているのかな~と思ったことはありませんか?
 筥迫は、江戸時代の大奥や武家の女性が、打掛を着た時に懐中に入れた紙入れの一種。お金や守り札、紅板(口紅)なども入れたりしたようです。贅を競って、華やかなものを正装の時に身につけて、今で言うならパーティのクラッチバックのような感覚だったのでしょうか。サイズも現代に見られるものより大振りでした。
 それが明治に入り、庶民も身につけられるようになって、サイズも小さくなり、装飾要素だけが残りました。現代では、七五三や成人式等のお祝いと婚礼の時に、飾りとして残っています。
 
◆筥迫、懐剣、丸絎…? 和装小物の疑問、まるっとお答えします
https://www.bs-hana.co.jp/blog/870/     2017/10/18
日本古来より伝わる伝統のお衣裳、着物。
大切な晴れの日の一着に選ばれる方も多くいらっしゃいます。
結婚式でお召しになる着物には、花嫁道具の和装小物が必要になります。
そこで今回は、お客様が悩みがちな「和装小物っていろいろあるけど、どんなものがあるの?」
「結婚式の着物にはなんでこの小物を付けるの?」等の疑問にお答えするために、
和装小物がそれぞれもっている意味と、そのアレンジをご紹介していきます♪
 
◆箱迫(読み)はこせこ    日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
女子和装用装身具の一種。筥迫、筥狭子とも書く。
女子の懐中物であった三つ折の鼻紙袋が正装用具としてのち現代と同じ形に変わった。
江戸時代中期から、御殿女中、武家婦人の正装の際に用いられ、実用よりも装身具的なものへと変じていった。
厚板、金襴(きんらん)、羅紗(らしゃ)、ビロードなどを材料としてつくられ、それに刺しゅうや切付けを施したものが多い。
箱迫の胴〆(どうじめ)も本体と同じく細工され、その下に落とし巾着(きんちゃく)がついていて、これを帯に挟んで留める。
また箱迫の上部には、びらびら簪(かんざし)を挿すようになっており、これを懐中から外に出して飾りとする。
箱迫の中には本来、懐紙を入れるようになっていたが、明治以後はまったく装身具化して、懐紙は入れないことが多い。
 現在、箱迫を懐中する機会としては七五三の7歳の帯解(おびとき)の祝いと、花嫁衣装の装身具として用いるくらいである。
 今日では塩瀬に刺しゅうしたものが多い。
[遠藤 武]
 
◆金襴(読み)きんらん  ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
斜文,琥珀,繻子,紗などの地組織に金切箔または金糸などで紋様を織り出した美麗豪華な織物。この技法は天正年間 (1573~92) ,中国から堺に伝わり,のち京都の西陣で盛んに織られた。繊維は絹や綿。本金襴 (純絹) は能装束,袈裟 (けさ) ,帯,装飾用布地,綿金襴は雛衣裳用とされる。銀糸を用いたものを銀襴と呼ぶ。
デジタル大辞泉の解説
綾地または繻子地(しゅすじ)に金糸で文様を織り出した織物。袈裟(けさ)・能装束・帯地・袋物・表装などに用いる。
 
◆用語集
http://orimark.echizenori.jp/yougo/yougo_sa.html
地組織
(じそしき) 紋織物の基盤をなす組織。
地組織を織り上げるヨコ糸のこと。 ジャカード, ジャカードマシンの略。
 
◆地組織の意味・用法を知る - astamuse
https://astamuse.com/ja/keyword/11089346
地組織 とは、編地 や織物 などの分野において活用されるキーワードであり、セーレン株式会社 やユニチカ株式会社 などが関連する技術を1,603件開発しています。
このページでは、 地組織 を含む技術文献に基づき、その意味・用法のみならず、活用される分野や市場、法人・人物などを網羅的に把握することができます。
地組織の意味・用法
洗浄・清掃具
地組織 部4の一側面に、柔軟な立毛繊維群3を起立状態で形成してある洗浄・清掃用布帛であって、立毛繊維群3は、フィラメント繊度の異なる二種の合成繊維フィラメント糸3a,3bを使用して、細繊度の立毛繊維群3Aと太繊度の立毛繊維群3Bとから構成されているとともに、細繊度の立毛繊維群3Aの厚みと太繊度の立毛繊維群3Bの厚みとが同一又は略同一に構成されている。
  公開日:2016/12/01
  出典:洗浄・清掃具
  出願人:株式会社アイセン
パイル布帛およびその製造方法および繊維製品
地組織 部と、該地組織部の少なくとも一方の面から伸び出たループパイル糸とを有するパイル布帛であって、前記ループパイル糸が捲縮繊維からなり、かつねじれを有することを特徴とするパイル布帛である。
  公開日:2016/11/17
  出典:パイル布帛およびその製造方法および繊維製品
  出願人:帝人フロンティア株式会社
 
◆編み地組織を学ぶ。「天竺」「リブ(ゴム編み)」「ガーター」
http://knittingbird.com/2019/03/12/7146/    2019/03/12
手編みが好きな人も機械編みのニット製品に興味がある人も、ニットの三元組織で出来た代表的な編み地の特性を知ることで. そこで使われている編み方の必然性が理解できると思います。 表目と裏目を編める人は是非編んで ...
 
◆生地・柄の名前
https://www.rakuten.ne.jp/gold/solpano/topics/kijiname.html
編地は組織の変化と使用原糸により多様。 フクレジャガード, 二重ジャガード機を使用し、浮いた部分と結節部分で凹凸の模様を表した織物。
 
◆タオルQ&A
http://www.a-towel.com/q_a.htm
タオル ( Towel ) の語源
*輪奈織(わなおり) の一種で,浴布などに用いる織物をいうが,一般にはこの布地を用いた手ぬぐいをタオルと称している。
名称は中世フランス語の toaille (洗い,ふくための布) に由来する。
テリー・クロスterry clothともいうが,terry は〈引き出す〉という意味をもつフランス語 tirer からきたことばで,布糸を引き出して輪奈を作ることからつけられた名称である。
布面に輪奈を織り出すにはパイル経 (たて) と地経 (じたて) を別々に経巻きをして二重に機仕掛 (はたじかけ) をし,パイル経糸の張力を弱くして地経糸との張力の差と羅⊿打 (おさうち) 方法,組織等の違いで輪奈状のパイルを作る。
地組織は平織か綾織である。
片面パイル と両面パイルがあり,パイル経には甘撚 (あまより) 糸を使うので,肌ざわりが柔軟で吸湿性に富む。浴用タオル,バスタオルのほか,タオルケット,シーツ,ベッドカバー等の寝具類,クッション,敷物など室内装飾品,肌着,ゆかた,バスローブ,寝衣など広範囲に使われる。
タオル地には白無地,縞,紋,プリントのほか,風通タオル(表裏の輪奈の色が異なる),シャリングタオル (片面が輪奈,片面がカットループで捺染など
をしたもの),ネルタオル (片面がタオル,片面がネル起毛のもの) などがある。
また,輪奈織でなくタオルと呼ぶものに,亜麻や綿を使ってハッカバック織,斜子 (ななこ) 織にしたグラスタオル (ループのない平面タオル) があり,ガラス食器などのふきんとして毛羽 (けば) がつかなくてよいとされる。
綿のほか,麻,レーヨン,合繊糸を使ったタオルも作られる。
愛媛県の今治を主に,大阪の泉佐野,東京都の青梅などが産地として知られる。
<参考図書:世界大百科事典 宮坂 博文氏著>
 
◆金襴緞子とは | マナラボ    https://docoic.com/34678
金襴緞子(きんらんどんす)の意味とは 「金襴」とは、金糸や金箔を用いて柄を織り出した黄金に輝く最高位の織物を意味します。 琥珀・繻子・紗などの地に金糸や細く切った金箔を織り込んで紋様をもつ豪華な布地を作りだす金襴は、織金(しょくきん)と称された紋織物の一種でした。  2018/03/09
 
◆花嫁人形/渥美清
18,560 回視聴  2013/10/27 https://youtu.be/4B0wEtKpODs
shibamataQ
チャンネル登録者数 1610人
歌:渥美清 作詞:蕗谷虹児 作曲:杉山長谷夫
 
◆花嫁人形
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/hanayome.html
蕗谷虹児作詞・杉山はせを作曲
一.
きんらんどんすの 帯しめながら
花嫁御寮(はなよめごりょう)は なぜ泣くのだろ
二.
文金島田(ぶんきんしまだ)に 髪(かみ)結(ゆ)いながら
花嫁御寮は なぜ泣くのだろ
三.
あねさんごっこの 花嫁人形は
赤い鹿(か)の子の 振袖(ふりそで)着てる
四.
泣けば鹿の子の たもとがきれる
涙(なみだ)で鹿の子の 赤い紅(べに)にじむ
五.
泣くに泣かれぬ 花嫁人形は
赤い鹿の子の 千代紙衣装(ちよがみいしょう)
 
◆文金島田(読み)ぶんきんしまだ
精選版 日本国語大辞典の解説
〘名〙 =ぶんきんたかしまだ(文金高島田)
※歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)(1862)三幕「文金島田のお嬢さんが」
 
◆世界大百科事典内の文金島田の言及
【髪形】より
江戸後期は鬢中心の時代で,髱と前髪は目立たぬ髪形となり,鬢には安永(1772‐81)ころ,鬢張(びんはり)というものが工夫され,横に大きく張り出した灯籠鬢が流行した。この派手な鬢とともに,髷も多岐にわたり,島田髷も文金島田,つぶし島田,きりずみ島田などが結われ,勝山髷も前期の細い髷から,大きな幅広の髷に変わった。これは巷に髪結が増え,腕を競い合い,さまざまな髪形を創り出したのも原因の一つといえよう。
 
◆鹿の子とは|ユニフォーム用語集:意味/解説/効果など
https://www.l-m.co.jp/dictionary/kanoko/
鹿の子【かのこ】
主に石油からできるナフサを原料とした合成繊維ポリエステルの一種。奈良時代に動物の鹿の子の背中に表れている斑点を模様化したのが名称の言われの由来とされている。加工方法としては、まずは布の一点を鉤針にひっかけ、くくり糸を巻き付ける。その後、布一面を締め付けて、詰めて絞って作っていく。他へ接する面積が少ないため、風合と優れた通気性を要するのが特徴となっている。ポロシャツやスポーツ用の衣料として用いられることが多い繊維だ。表面に隆起や透かし目を作り、網目柄を表すため、編み製品として呼称されることが多く、その場合、表鹿の子編み、裏鹿の子編みの二種類がある。熟練した高度な技術が必要となる。
 
◆鹿の子絞り(かのこしぼり)https://ja.wikipedia.org/wiki/鹿の子絞り
絞り染めの一種。絹織物に多種のくくり技法と染め分け技法を用いて施す模様染めである。目結(めゆい)、纐纈(こうけち)ともいう。総絞りにした模様が小鹿の背のまだらに似ていることからその名で呼ばれる。
 
◆鹿の子 - お宮参り着物 ワノアール
https://www.wano-r.jp/original83.html
 鹿の子というと絞りの着物を連想される方も多いと思います。生地を少しだけつまんで糸で縛る、染料に着けて糸をほどくと縛った部分が白く残り、これが小鹿の斑点に似ていることから付いた名前です。絞りの着物はもちろんのこと、可愛らしいその柄はたいへん人気があり、染めでも表現されて男女を問わず頻繁に使われています。(圧倒的に女の子の方が多いですが…。) 部分的にアクセントとして、あるいは総絞りの着物のように全体に施されたものもあります。

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