花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

愛娘にさきだたれて

2017年11月23日 10時00分15秒 | 日記
今年の早春に一人娘を突然に亡くされた方から年始のご挨拶を遠慮しますと
ハガキが届きました
今春に訃報を聞いたときも何故に若い人がたった一人の母親を残してと
私は他人事とはおもえないでおろおろしたものです
一人娘に先立たれた母親はこれからどう生きればいいものかと
胸が張り裂けそうでしたのに
そんなハガキを見るとまた改めて当時のたまらない気持になって仕舞います

その後お元気にお過ごしかしら
そんな折その方から昨日はお歳暮が届ききました  
悲しい一年をやっとの思いでお暮しの筈なのにこんな心配はしなくても
私がお礼の電話をすると
彼女は言うのです
娘はいつも私を見守っていてくれます
娘の墓は嫁ぎ先の理解もあって父親の隣に建てることができました
と彼女の一年間の愛娘へのかかわりを述べられて
娘婿がお買い物 家事の力仕事などいまに一手に引き受けてくれているから
感謝してどうにか過ごしています
と想像をしていたよりも張りのある明るい声で報告くださいました
“ようやく一年が過ぎたのですね どうぞお気持ちを明るくお過ごし下さいませ”
と祈るおもいです
立場がかわって私だったらそうはいかないかも




冷たい朝 野牡丹花開くこと出来るかしら