今日は報恩講で御寺様が来られる日
少し以前からご仏壇をきれいにしてお供えやお花を整えて
部屋も暖かにして準備が出来たので
私二階で詩吟「楓橋夜泊」のお稽古をはじめました
大きな声で二回繰り返し呻りました
ゆっくりと階段を降りたところ
驚くではありませんか
予告もなく玄関に入って来られた和尚様が立っておられるではないですか
私は”仕舞った”といった思いです
和尚様だって聞いて仕舞って”悪かった”と言った感じにみえるのです
お互い都合の悪い空間です
もしもあれが上手だったなら
“詩吟いいですね”とか”いい声ですね“とか言えますのに
そんなことも言える段階ではなくて申しわけなく
御免なさいませ
報恩講が終わって私主人に言ったのです
若し私がひと足お先にあちらの世にいったならば
御寺様をお迎えするときにはこんな準備をするといいから
でも主人は言うのです
若し一人になったらもう人を家に迎え入れることは自分には出来ない
何と悲しくそして可愛そうな
そういえば以前もそれに似た発言をしていたのです
でも人の命 人間が操作出来る筈もなく
今日いちにち何と悲しい 重い日であることか
今日の桃色夏椿の紅葉一際きれいです
白い椿がそっとやさしく咲いています
今朝の報恩講のお経聴いていたのかも