虎杖(いたどり)の和太鼓チームGMの徒然なるブログ

和太鼓チームのマネジメントをして、感じたことやコラムを掲載していきます。また、和太鼓や音楽で観たことも書いていきます

和太鼓は打ち込めば打ち込むほどいいけど・・・

2021-08-29 23:27:56 | 和太鼓の曲や技術指導など

和太鼓はとにかく練習をしないと上手くはならない。

あるプロの方が「1発を見せるために、1万発を撃ち込む」と言っていましたが、これ自体はその通りだと思う。

でも、あるレベルになると、打ち込むことばかりがいいとも限らない。

自分が指導するときは、「ここまで上手くなったな・・・。じゃ、この先、どうする?」と疑問を投げかける。

ここで教えてしまったら、何でも指示待ち人間を作ってしまうので、一度考えさせることも必要かと思っている。

何人かの和太鼓関係者の言葉を借りると、

「無心に打ち込むと、自然と表情が豊かになり、声が出るようになる」

「用意周到に練習をすると間違えないという安心感が得られるが、同時につまらない感覚になる。だから、次の打ち、次の曲のときは何かを変えてみるという『挑戦』をしてみるといい」

この辺にヒントがあるんじゃないかな?と思う。

 

少し関係ない話になりますが、比較的広い範囲で打たれている曲があります。比較的、力強い曲です。

私のチームでも、その曲をやっています。

そのときに、振りとかパフォーマンスが先行してしまって、打ちが疎かになってしまう。

そのときに言うのは「型破り」と「型無し」は違うことを伝える。

「型破り」は、最初に「型」があってそれをしっかりと身に付けた上で、個性を出すためや、チームの色に合わせるためにアレンジすること。

「型無し」は滅茶苦茶にやっていること。最初から最後まで滅茶苦茶になってしまうこと。

そういうことも心得ておくと、和太鼓演奏により深みが出るのでは・・・と思います。

 

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