和太鼓はとにかく練習をしないと上手くはならない。
あるプロの方が「1発を見せるために、1万発を撃ち込む」と言っていましたが、これ自体はその通りだと思う。
でも、あるレベルになると、打ち込むことばかりがいいとも限らない。
自分が指導するときは、「ここまで上手くなったな・・・。じゃ、この先、どうする?」と疑問を投げかける。
ここで教えてしまったら、何でも指示待ち人間を作ってしまうので、一度考えさせることも必要かと思っている。
何人かの和太鼓関係者の言葉を借りると、
「無心に打ち込むと、自然と表情が豊かになり、声が出るようになる」
「用意周到に練習をすると間違えないという安心感が得られるが、同時につまらない感覚になる。だから、次の打ち、次の曲のときは何かを変えてみるという『挑戦』をしてみるといい」
この辺にヒントがあるんじゃないかな?と思う。
少し関係ない話になりますが、比較的広い範囲で打たれている曲があります。比較的、力強い曲です。
私のチームでも、その曲をやっています。
そのときに、振りとかパフォーマンスが先行してしまって、打ちが疎かになってしまう。
そのときに言うのは「型破り」と「型無し」は違うことを伝える。
「型破り」は、最初に「型」があってそれをしっかりと身に付けた上で、個性を出すためや、チームの色に合わせるためにアレンジすること。
「型無し」は滅茶苦茶にやっていること。最初から最後まで滅茶苦茶になってしまうこと。
そういうことも心得ておくと、和太鼓演奏により深みが出るのでは・・・と思います。
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