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高校は義務教育ではないから在籍するだけでは、進級も卒業もできない。授業に出席して試験などを受けて単位を修得していく。長男は、高1の6月から不登校になり、半年近くたって、いよいよ担任の先生から、今年度の単位修得は難しい、と告げられた。つまり、留年するということだ。
その頃、スクールソーシャルワーカーさんには、"頭痛や身体が重いという身体に拒否の症状が出ているし、無理に学校に行かせない方がいい"と言われていた。面談の中で長男は、"高校生活がつまらない。学校で授業を受ける意義が見つからない"と話していたため、ショックだけど予期していた事態ではあった。
スクールソーシャルワーカーさんには、"学校にいかないかわりに、生活を充実させる何かをしよう"と提案され、地域のサークルなどを紹介された。中でも朗読のサークルは気に入ってしばらく通った。
他にも、SEの友人が子ども向けのパソコン教室を開くことになり、最初は生徒として行ったがすぐに手伝ってほしいと言われてアルバイトするようになったり、子ども食堂に行ったり、近所の幼なじみと英語の勉強したり、学校には行かないけれど社交性はあるし、外に出て人の役に立つことは率先してやっていた。
ただ、気分のムラが激しく、アルバイトも予定を忘れていたり、寝過ごしたり、無断で休んだり遅刻することがあった。その度、こんなんじゃこれから先やっていけない、、とガッカリしてしまうのでした。