東日本編3日目(2021年5月26日(水))
松前からゆっくり進み、函館で夜を明かし、明日朝一の船で青森、大間崎に渡る。
ぼんやりとそんな計画が頭に浮かんだ。
※地図の写真を削除しました。
朝、目が覚めると松前城。福山城とも呼ばれる。こちらも戊辰戦争の舞台となった。
城の北側は、公園として整備されていた。確か、熊出没の注意書きがあったような。
北海道最南端。函館と対になる白神岬。
そこから函館方面に少し進むと見覚えのある顔が。
福島町吉岡。津軽半島三厩から函館を目指した伊能忠敬が漂着した地。
ここが北海道測量開始地点となった。この後、厚岸まで歩いたという。
江戸時代の長期間徒歩測量の旅、その様子がいろいろと気になる。いったい何を食べていたのか…
※地図の写真を削除しました。
今日は天気が良い。明日は曇り予報。
船には青い空が似合う。出航日和。渡ってしまおう。
久しぶりのフェリー。経験豊富だと自負しているが、やはり出航のタイミングはドキドキする。
ほんの少し前まで、自分の足で立っていた大地がどんどん遠く小さくなっていく。
ドキドキの背後に寂しさが顔をのぞかせる。港には誰もいないが、仲間のいる方角に向かって思わず手を振りたくなった。90分のノスタルジック航路だ。
あっという間。
本州最北端の地。大間崎。マグロの町と呼ばれるだけに大層なモニュメントがある。
平坦な場所で、人も少なく、風も穏やかで、ゆっくりと時間が流れた。
近くにキレイな無料キャンプ場がある。
今日は天気が良いので走る。走る。
目指すは仏ヶ浦。何やら素晴らしい景色が見れると。
下北半島、西の海岸沿い、国道338号。この山道が半端ではなかった。
長い。坂も多い。積載多めの110㏄バイクにはちと骨が折れる。坂を登るのは人間だって大変、当たり前だと上り坂はジリジリ、それ以外はスマートに進む。
道中、休憩。
後から調べたら、女願掛岩を登ったようだ。いい眺め。下りちょっと怖い…
本当にヘビーな山道であった。
やっと到着。仏ヶ浦。
もろい凝灰岩が海蝕を受けて形成された地形。
先端なんて今にもボロッと崩れて落ちてきそうだ。
こちらは三角形ではない。形が周囲と異なり目を引いた。しかもデカい。
迫力がある。
寝床を探してむつ市まで。^^