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青空ーすべてはバランス

日本に氷河がある?感動!

氷河と言えばエベレストやスイス、南極、グリーンランドなどを思い出しますが、日本に氷河が残っているということを知っている人は少ないかもしれません。
日本のような温暖な地域に氷河があるのは確かに珍しいことです。

はじめて氷河が確認されたのは2012年。それから調査が進められ計3か所発見されていましたが、2018年1月に3か所が新たに発見され、合計6か所となっています。

〇どこにあるのか?すべて北アルプスにあります。
・立山のあたり            内蔵助(くらのすけ)氷河、御前沢氷河
・剱岳のあたり    池ノ谷(いけのたん)氷河、小窓氷河、三ノ窓氷河
・鹿島槍ヶ岳あたり   カクネ里氷河

〇日本で最も小さい氷河
内蔵助(くらのすけ)氷河。・・・立山・富士ノ折立(2999 m)と真砂岳(2861m)を結ぶ稜線の東側にある内蔵助圏谷内にある。
立山室堂は立山アルペンルートとして春の「雪の大谷(約10mの雪の壁の間をバスが通る)」が有名で、一般の観光客でにぎわう所ですが、この室堂から真砂岳を目指して行けば登山道から見ることができる。何も知らなければ、夏でも残雪が残ってる?で終わる所ですが、表面から4mの深さのところで氷河氷(ひょうがごおり)になっている。氷の厚さは25m。

〇何故この北アルプスに氷河が残っているのか?
シベリアからの季節風が立山連峰に大量の雪を降らせる。その雪の量は一冬で3000mmでヒマラヤの10倍だそうです。この大量の雪が毎年厚い層となり、その重さで固まり氷となっていく。氷が25mを超えると重みで少しづつ流れ落ちるようになる。そういう状態が氷河として認定される基準となるようです。
内蔵助(くらのすけ)氷河は1年に3cm下方に移動していることが確認されています。

〇日本最大の氷河
その昔、剱岳の稜線まで覆っていた氷河は、凍り付いたもろい岩ごと下方へ引きずり込んではぎ取っていき、固い岩だけを残した。ここは非常に急斜面になっている氷河。三ノ窓氷河です。剱岳があのようにするどい岩峰になったのはこのような理由があるからだそうです。
ここにはクレパスがあります。標高2000地点でのクレパス調査では、15m下に氷があり、その厚さは70mに及んだという。
三ノ窓氷河・・・剱岳の三ノ窓尾根と八ッ峰の間の狭く急な氷食谷を埋めて,東南東方向に伸びている。

クリエイター:mochapinさん

日本列島はすごい!

参考:十字石


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