2018年11月30日、関電トンネルトローリバスが最後の運行を終え、引退した。
このトローリバスは、長野県大町市の扇沢駅から富山県立山町の黒部ダム駅までの6.1Kmを16分で運行していた。後立山連峰赤沢岳の直下を貫くトンネル5.4Kmを抜けると、そこは昔、石原裕次郎主演の映画「黒部の太陽」の舞台、雄大な黒部ダムが突然現れる。・・・黒部ダムオフィシャルサイトはこちら。
1964年の開業から多くの人々を感動させてきたことだろう。架線から電力を得て走る「無軌条電車」という。冬に入り雪で埋もれるから来年の3月までお休みだ。来年は、電気バスとなる。同じく電気で走るが。レトロ調の心がとろ~りとするトローリバスは日本からもう姿を消すのか?
いや、日本最後のトローリバスは、富山県側から黒部ダムを目指すルートにある。こちらは、立山トンネルトローリバスだ。室堂と大観峰間を走る。
まず、富山県富山市にある富山地方鉄道の富山駅から立山駅に行く。立山駅からケーブルカーで美女平⇒美女平からバスで室堂⇒室堂から大観峰までトロリーバス⇒大観峰から黒部平までロープウェイ⇒黒部平から黒部湖までケーブルカーと乗り継ぐ。室堂は標高2450mある。
こちらは、1971年に全線開通している。もうすぐ電気バスになるのだろうか?最後まで頑張ってほしいものだ。