2023年6月16日(金)小雨が降っていたけど昼前から天気が回復してきた。夕方にはいい天気になった。山には大きな雨雲があったが。
私が和文タイプライターに出会ったのは、1985年頃でした。総務課の社員が使っていたので、何だろうと気になった。えっ?和文のタイプライターなんてあるの?驚いたのを覚えている。少し使わせてもらったりしてた。
高校時代に生徒会にいたころは、原紙に鉄筆で文字を書いて、謄写版ではなく輪転機と言っていたような気がするが、インクをまんべんなく均一につけて原紙を丸い輪転機にまくりつけて、紙をセットしてぐるぐる回す。早く多くの紙を自動で印刷できた。インクの量や紙圧などを微妙に調整してやらないと、白紙の紙が何枚も一緒にくっついて出てくるなんてことがあった。
多分その時代以前は、インクの付いたローラーを手に持ち、長方形の枠内に設置した原紙の上から一枚一枚刷ってやる方法だったのだと思う。
だいたいこんな感じだったと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/be/db4bead36ab8bca0f4db0525f4af1357.png)
なつかしいね。高校時代を思い出す。
和文タイプライターとの出会いは、この高校時代から13年後くらいになる計算になる。和文タイプライターは、手書きの作業をタイプで行うもので、印刷方法は一緒だった。
そして、ワードプロセッサがでてくるが、庶民の手の届く価格になるのは私が和文タイプに出会つてすぐ1986年(昭和61年)ころになる。少しづつ出始めるが、画面がまだ小さな窓で1行から2行、3行と表示できるようになるが、1枚の紙全体の文字の配置が表示できるようなものではなかったから、自分が入力している文字がどんな配置で印刷されるのか分からない。
しかし、進歩は早く、画面が今のパソコンくらいの大きさになり、いろんな機能が備わってくる。すごいスピードで進歩してた。
新聞のような紙面も作れるタイプも出てきた。
ところが、Windows95、98とパソコンが出てきて、ワープロ機能が使えるようになると、没落が始まる。栄枯盛衰・・・。
文字を手で書く時代から、鉄筆で書いて大量に印刷する時代、文字をタイプする時代、文字を入力する時代へ。そして何に入力してどのように文字を見せるのかで、いろんな種類のハード、ソフトがあらわれた。自分の入力した文字が不特定多数の他人に一瞬で届くようになった。
まさしく昔考えもしなかったことが起きている。古代は文字が権力に直結していた。今は誰でも自由に文字を使える。
こう思い出してみると、文字と歩んできた人生なんだな!と思う。
そして、考えもしなかった老化現象という現実に向き合っている。