2024年2月16日(金)雲が多いけどずっと晴れ間が続きました。夜は雷が鳴り大風と雨。なんとうるさい夜だったことか!!!
1億150万年前の地層サンプルの中から微生物を発見!
この論文を2020年に発表した人がいる。海洋研究開発機構(JAMSTEC)主任研究員の諸野祐樹さんだ。世界中に大きな衝撃を与えたようだ。
どこの地層か?
日本から8000キロ離れた南太平洋の“ある海域”だそうだ。周囲に南太平洋環流という海流が流れていて、陸地からの栄養が届きにくい有機物が極端に少ない極限環境にある場所だそうだ。12年前から研究を続けている。
この海域の水深約5000mの海底を掘削し、恐竜がいた白亜紀の地層サンプルを採取すると、大きさ1000分の1ミリほどの微生物がごく僅かながら確認されたという。微生物は移動することもなく確かに1億年以上そこにいたと考えられている。
この微生物が生きているのか確認するためにエサを与える実験をした。
自然界にほとんど存在しない「炭素13」という炭素の同位体を含むアミノ酸などを与えたという。
アミノ酸を溶かした水を地層サンプルにポタポタ垂らしてみたところ、エサの目印である炭素13が確かに微生物の体に取り込まれている変化が確認された。
なんという驚き!!!しかも、それだけではない。
エサを与えた後、60日後にはその数が1万倍にも増えていることを確認している。
わたしたちにはまだまだ知らないことがたくさんありそうだ。人間を中心にした目線で地球を支配していると勘違いしてると痛い目に合うかもしれない。
参考:NHK サイエンスZERO