2025年2月17日(月)朝起きたらよく晴れていたのに、2時間後くらいには強い雨が降り出し強風が吹いてきた。
減反政策
元農水官僚の山下一仁氏(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)が朝のテレビに出ていた。
50年以上も続く国の政策の仕組みが原因だと言っていた。農家から直接買い占めた業者もいるらしいが、基本的には本当に不足しているらしい。
減反政策
減反というのは、コメの生産を減らして、市場価格を上げる政策。コメ農家が麦や大豆など他の作物に転作すれば、国が補助金を出す仕組み。これを50年以上も続けている。大臣がテレビで「生産者を守る」と言っていたのは、このことだ。
確かにコメ以外のパンやパスタなどの消費が増えているが、年々生産を減らし、水田の約4割を減反して6割しか使わず、ピーク時の1445万トンの半分以下の生産に抑えている。
そういうギリギリの生産態勢でやり繰りしているから、訪日客の消費が少し増えるとか、小幅な需要の変動だけでも、あっという間に品薄状態となり価格が高騰してしまうという。
他の番組の解説者は総じて、大臣が明確に言っているように、すべては投機目的の業者のせいで、需給が改善せず流通がスタックした状態はそのうち落ち着くという意見だったが・・・。
これから、温暖化に備えた暑さに強いお米をもっと育てて、輸出も行い、日本の食糧危機を救えるくらいになってほしいものだ。
農林水産省では大臣の会見の内容を詳しく公表している。
江藤農林水産大臣記者会見概要
日時:令和7年2月14日(金曜日)9時06分~9時36分 於: 本省会見室