2023年9月9日(土)晴れて暑い31℃。また暑くなったが、最低は23℃。全国的にも夏日が多い。
ジャニーズ性加害問題が明るみに出て広がったきっかけは
イギリスBBCが2023年3月7日に「J―POP の捕食者 秘められたスキャンダル」というタイトルのドキュメンタリーの放送だったそうだ。
私は「またか!」と思った。だっていつもそうでしょ。海外から言われて問題になる。多少うわさが流れているくらいでは、日本では問題が表面化しない。
みんなうすうす気づいていても、ごみ箱のふたを開けない。中を確認して、場合によっては掃除をするというところまで踏み込まないのがこれまでの日本人だったからだ。
9月7日午後、ジャニーズ事務所が会見を開き、ジャニー喜多川元社長の性加害を初めて認めて謝罪した。
私は記者からの質問を聴いて腹が立った!怒鳴るじじいになりそうだった。
かなりきつい質問をしていたけど、あんたたちも反省すべきじゃないのか?なぜ先に外国のイギリスBBCがドキュメンタリーを放映して問題が広がったのか不思議だった。会見で謝罪しているジャニーズ関係者らに激しい言葉を浴びせていたあの記者たちに激しい質問を浴びせたいね!!!
知らなかったのですが、性加害についてはすでに1960年代には雑誌などで報じられるようになっているという。次のとおり。
1988年、「光GENJIへ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記」出版。
1999年、週刊文春がキャンペーン報道。
ジャニー側は名誉毀損(きそん)として提訴し、03年に「記事の重要部分は真実」と認定した高裁判決があり、04年に最高裁で確定している。
しかし、その後も被害が増えていったらしい。
こんなに前から報じられ、性被害の事実を裁判でも確定しているんですね。
この時点で疑いではなく事実だった?一部のマスコミが切り込んでもマスコミ全体が騒がなかったのは何故?
今になって騒いだのはBBCが放映して世界が知ったから?
しかし、とはいってもBBCが放映したのは3月だ。今は9月。
その間に大切な事件があったね。そうだ!
8月4日に行われた国連人権理事会「ビジネスと人権」作業部会だ。
そして、ジャニーズ性加害問題当事者の会の記者会見があった。
なるほどね。
〇国連の作業部会 会見
「タレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという、深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」
「私たちはエンターテインメント業界の企業をはじめとして、日本の全企業に対し積極的に人権デューデリジェンスを実施し、虐待に対処するよう強く促す」
忖度。触らぬ神に祟りなし。
マスコミが声を出さない日本?
報道の世界がこれでは日本の民主的社会はなりたたない。
なぜあの記者は激しい言葉を会見を行った人たちに浴びせることができたのだろうか?それよりもっと早く自分たちで取材活動をして事実を確認しなかったのだろう。
参考:スポニチ電子版 等報道各社記事