[2021銀座おとな書道塾11月]
茅舎聴秋 聖義
斜陽茅舎暮涼生
喞喞庭前蟋蟀鳴
兄弟登高千里外
馳懐異客故園情
ぼうしゃであきをきく
しゃようのぼうしゃ ぼりょうしょうじ
ショクショクとていぜんにコオロギがなく
けいてい たかきにのぼる せんりのそと
おもいをはせる いきゃく こえんのじょう
【2020銀座おとな書道塾11月をおえて】
聖社詩会11月分、三作目です。
古陵懐古(こりょうかいこ)
古陵(こりょう)落日(らくじつ)跡茫茫(あとぼうぼう)
蔓草(まんそう)寒烟(かんえん)に滅亡(めつぼう)を見る
鬼哭(きこく)啾啾(しゅうしゅう)懐旧(かいきゅう)の涙
英雄(えいゆう)の往事(おうじ)無常(むじょう)を嘆(なげ)く
【訳】古陵をしのぶ/古陵に日が落ち遺跡は荒れ果てている
滅亡した跡にはただ草が繁茂しているだけだ
ただ昔を懐かしむ涙を流して泣く
英雄の全盛に虚しさを嘆くだけだ