with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第72話《挑戦すること! そして諦めること!》

2023年04月10日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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帰国後、シルバ君のバーでスコッチウィスキーを楽しんでいた時のことです。

カウンターでは男性が一人でお酒を頂いています。

ちょっと会話をしてみると職業はフラメンコダンサーだったそうです

「お仕事柄ヨーロッパに友人が多いんだあ。」

「ヨーロッパ各地で暮らしたこともあるの

スコットランドのこともとても詳しい方みたい。

鉄道で起きたハプニングをお話してみましたよ

彼から出た言葉にビックリ

「ヨーロッパで『時刻表にあるから行くはず』と信じることが可笑しいよ。」

あっさり信じられない答えが返ってきたんです。

「ええっ」「だって時間もプラットホームもちゃんとホームページ通りだったよ

彼は続けます。

「日本人はその通りであることを当たり前に思っているんだよね。」「その当たり前が通用するのは日本国内だけなんだよ。」

「そう言えば乗車するときに確かめなかった

「だって時間やプラットホームがネットで調べていた通りだったんだもの」「信じちゃっていたんです

「日本だったらこれが当たり前なんだけど・・・」

「車内放送が聞き取れていたらまた違っていたかもだけど

 

そしてKyokoさんからも参考になるお言葉。

「エジンバラはとても治安の良い街ですよ」そのお話を伝えると彼からまたありがたい情報を頂きました。

「それをスコットランド全体に当てはめてはいけないんだよ。」

「エジンバラは政治の街。日本で言ったら霞ヶ関のようなところだからね。」「治安が良い街なんだよ

中村俊輔がいたことで有名になったグラスゴーの街。
(先日ロンドンオリンピックで男子サッカーがスペインに勝利した街です。盛り上がりましたね)

「グラスゴーは工場地帯」「夜の女性の一人歩きやサッカー観戦は危険だよ

エジンバラとは全く違う街なんだそうです。

「夜のサッカー観戦は誰かと一緒に」「試合が終わったらタクシーで帰る

「エジンバラとその治安を一緒にしてはいけないんですね。」

「工場地帯ということは労働者の街だからね。」

「やっぱり現地で暮らしたことのある方お話はとても頼りになるなあ。」

「大抵は旅を楽しめる」「でも情報を手に入れて計画してこその楽しい旅なんだね

 

「私は初めてのロンドンでチェルシー戦を一人で観戦」「夜の試合観戦です。」

実はトッテナムのスタジアムではリヴァプール戦があって悩みました。

「トッテナムリヴァプール」「ロンドンにいるならこれは行きたいよね

「ネットで色々調べたんですよ。」

「チェルシー地区の治安はとても良いんだあ。」「トッテナム地区は治安が良くない

行き慣れていない女性が一人で夜の試合を観戦するのは危険が伴うと判断。この試合観戦は諦めました

同じ夜に治安の良いスタンフォードブリッジでチェルシー戦を観戦する方を選択しました。

「最近のニュース 記憶に新しいと思います」「2011年8月のロンドンの暴動事件

「トッテナム地区が発端でしたね。」

「やっぱりあの時の判断は間違いじゃなかったかも

「改めて情報のありがたさを感じました

 

私はいつもみなさんに一人旅、個人旅行を薦めています。

一人で自分らしい旅をするっていつも感動と感謝が一杯

自分自身がその旅で変化していることも嬉しい。

そんな旅に思い切って一歩踏み出して欲しいと思います。

伝えたい気持ちも多くてホームページもオープンさせてみました。

それは情報の入手がとても大切だと思うからです。

入手した情報によっては「止める」「諦める」。そんなことも大切だと思い出して欲しいです。

「日本のように『信じる』を当たり前にしてはいけない。」

「近くの街だからと治安も一緒だと思ってはいけない。」

「情報はしっかり入手」「最後まで楽しめるプランを立てて欲しい

「そんな色々な不安はあっても自分でプランした旅は素敵ですよ

 

書かせて頂いたことを思い返すと出発のタクシーやリムジンの遅れ。 

パソコンのアダプターの破損やホテルの無線LANの電波の問題。

往路の航空機で無くしてしまったカメラの充電電池。 

ヴァージントレインの終着駅のミスやKLMの搭乗ゲートの変更。

ハプニングが多かったよね

それは新しいプランも多かったからなのですが

「神様」「ハプニングのレベルもこれくらいのところでお許しください

「お願いです

 

 

 

 

おわり

 


第71話《圭佑に会えるのが楽しみな帰宅》

2023年04月10日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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マンションのドアの前に到着しました。

圭佑のことを色々想像しながらドアを開けます。

圭佑が玄関先にいました

「お出迎えしてくれたのね」「ケイスケー

嬉しいことに足元から離れずにスリスリ状態

そしてもっと嬉しいことに、それから二晩は私から離れることなくべったり。

「ずっとこんなにべったりならいいのになあ

期待したけれど三日目からはいつも通りです。

「ずっとベッタリな訳ないよね

「でもいつも通りに戻ってくれることが本当は大切

「圭佑の様子が変化しちゃったらこの先旅行には出られないもの。」

「心配で旅行には行かれないですよね。」

帰国の夜はペットシッターさんからもお留守番中のお話を伺いました。

プロのシッターさんからは『とても心の安定した子』とお褒めの言葉。

「圭佑にも感謝ですね

 

「今回の旅のタイトルは『ハプニングもレベルアップな旅って』」

「カズさんからのメールをそのまま頂いちゃいました

「エジンバラのはずがグラスゴーに到着しちゃった時に頂いたメールです

「エジンバラへの旅はtwitterで薦められたことで決めちゃったよ

「パソコンを持参して現地でブログの更新だってするぞ

「猫の『圭佑』をペットシッターさんにお願いしなきゃ

「旅は以前よりかなりレベルアップしたなあ

「そうしたらハプニングもレベルアップ

「しかも未だにどうしてあの列車がグラスゴーに行ってしまったのか

「分からないのよね

 

 

 

 

続く

 


第70話《KLMの乗務員のアイドル化!》

2023年04月10日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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「スキポール空港に到着

「少しの遅れで良かった

写真をお願いしたおじ様達が私の手荷物を頭上から降ろしてくださいました。

「ここでおじ様たちとはお別れね

「すぐに成田行きのゲートへ移動しなきゃ。」「少し遅れたから速足 速足

「こういう時にスキポール空港は安心」「分かり易いし。」

「それに移動距離が短くて便利な空港だもの

成田行きゲート前のベンチには乗客の方がすでに集まっています。

「間もなく搭乗時間だもんね。」

スキポール空港では搭乗機ごとの手荷物検査。もう何度も経験済みなので想定内です。

「ウィスキーはちょっと気になるなあ」「何か言われても分からないしなあ

「順番が来た ドキドキ・・・」「問題なく機内に持ち込むことが出来ました

同じ航空会社の乗り継ぎ、同じヨーロッパ内の乗り継ぎは問題ないみたいですね。

乗り継ぎ航空会社や乗り継ぎ地域によっては対応が違うかもしれないです。

 

「さあ搭乗

「日本人のキャビンアテンダントは初めて見る子達だあ

「しかもとっても若い男の子と女の子です

ヨーロッパの航空会社の成田往復便には日本人乗務員が乗っていますよね。

日本への直行便だけだから同じ航空会社を利用していると見覚えがあったりします。

それが今回はとても若い子たちジャニーズ系の男の子とアイドル系の女の子

「何だか新鮮でウキウキしてきちゃう

機長の挨拶を通訳するのは男の子が担当。「ちょっとたどたどしいぞ。」

私のシートはその男の子が食事を用意するエリアです。

「やっぱり慣れていないみたいで手際はイマイチね

別のエリアのスタッフのサポートでちょっと遅めの食事。

やっと落ち着いて乗客の皆さんも眠りにつきます。

 

夜中の寝静まった頃に楽しそうなヒソヒソ話が聞こえて来ましたよ。

「英語だね・・・」

「何だか機体も新しくなってスタッフもこんなに若返って楽しいなあ

「まだスタッフはお話しているのね。」

「会話は日本人の男の子と女の子」「勤務中の機内では英語で会話するんだあ

「だって日本人同士だよ。」「しかも乗客や他のスタッフの前じゃない

「あり得ない」「英語が出来ない私にはこれが凄い驚き

「私ってこんなどうでも良いことにも感動しちゃう。」

「旅って不思議よねえ・・・」

「無事に日本に帰国

今回はすぐにペットシッターさんに無事に帰国したことを報告です。

「圭佑は私のこと覚えているかなあ。」

「どんな反応をするんだろう

「早く家に帰らなきゃ

 

 

 

 

続く

 


第69話《民族衣装のおじさまと…》

2023年04月10日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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もちろんKLMの搭乗ゲートか確認

便ナンバーもしっかり確認出来ました。

「ホッ」「ところがまた不安が

「こんどは全くゲートから搭乗が始まる気配なし

「搭乗を待っている人達が入口のスタッフに声をかけてるよ。」

「何かあったの」「ちょっと心配だなあ

「あそこに座っている男性2人

「日本人の男性」「同じ便だよね。」

「ビジネスらしいね。スーツ姿だもの。」

「もし何か重要な案内があったら何だったか位は聞けるよね」「ドキドキ

色々と覚悟しながらなかなか始まらない搭乗にちょっと焦りを感じています。

私はアムステルダムで日本へ向かう便に乗り継ぐ予定。

「間に合わないと大変

 

かなり待たされたような気がしたけれど無事に搭乗開始です。

あまりの不安で気が付かなかったけれど、スコットランドの民族衣装のおじ様達が同じ便です。

自分のシートを確認して着席。

「民族衣装のおじ様達と席が近い

思わずカメラを見せてアピール。「撮影していいですか

いきなりの撮影は失礼だからゼスチャー

おじ様たちったらご機嫌でポーズまで取ってくれました「嬉しい

喜んで撮影していると私のカメラを手渡すように言われている「違うよね。」

通路から座席の方に逸れているから撮影していたんです。

「通路の方に来るように言っている

 

「えっ 今

「だってまだ搭乗中だよ。」

「邪魔になっちゃうよ~

「そんなの伝わるはずもない

「おじ様ったら搭乗中の男性に私のカメラを渡しちゃった

「ぐずぐずしている方が迷惑

急いで通路に出ておじ様と肩を並べました。

「もう搭乗中なのにドキドキだよ

「でも撮影で足止めされている乗客の方々もニコニコしてくれてる。」

「何だかとてものんびりゆったりしているね

「冷や冷やドキドキだったけれど皆さんにとても優しくして頂けました

「明るくて優しい人たち

「この旅で出会った人々に改めて心から感謝です

 

 

 

 

続く

 


第68話《突然の搭乗ゲート変更!》

2023年04月10日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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時間はちょうどお昼時。

搭乗口を確認したら搭乗口に近いところで昼食にしようと思います。

「搭乗口に近い方が安心だものね。」「この辺りで美味しそうなお店ないかな

「なんと 回転寿司

「お寿司がちゃんと回っている

「お皿に透明な蓋だ。」「蓋付きは面白いねえ。」

「ネタはどう」「やっぱり圧倒的にサーモンが多い」「スコットランドだものね。」

「海苔巻きや卵だ。」「エビは重要だよね

「私が好きだから

「テイクアウト用のお寿司もあるじゃない

「テイクアウトにしよう

「海苔巻きの詰め合わせが美味しそう。」「サーモンにマグロ、アボガドやかっぱ巻きだよ。」

通路中央の広いシートでゆったり座って食べたい。

「一応確認してみましょ

「『あそこで頂いてもいいですか』って感じで指してみます」店員さんに頷いて頂けました。

ゆったりシートに腰を下ろして、横のテーブルにお寿司を置いて準備OK

「頂きま~す」「サーモンはかなり美味しい

サーモンのお寿司が美味しいのは日本人にも嬉しいですね。

「スキポール空港のお寿司がやっぱり本当の日本のお寿司だけどね

「この器ってプラ」「日本だとゴミの分別が必要だよね。」「お店に戻した方がいいかあ・・・」

そうして食べ終えたパックをお店のスタッフの男の子に渡します。

とても愛嬌がある可愛くて若い男の子。

空のパックを見せるとニコニコして受け取ってくれました。

「グッド

声をかけてみると彼も喜んでくれたよ

 

スコットランドの人たちもみんな笑顔で優しいなあ。

そんな良い気分でそろそろ搭乗ゲートの3番へ向かいます

ゲートも近いから安心して寛いじゃいました。

「あれっ」「何だか人はいるけど変

「航空機が違うみたい。」「電光掲示板に何か書かれている。」

近くに寄ってしっかりチケットと電光掲示板を確認。

「えっー」「KLMは『J1』

「その『J1』って いったいどこにあるの

「手元のチケットは3番ゲートと書かれているのに

「搭乗ゲート近くで食事していたからのんびりしてた

案内でJ1ゲートを探すと少し離れたところみたいです。

「時間があまりないよう

「さっきチェックインして3番と案内されたのにこんなことって

「しかもよりによってかなり距離がある」「速足 速足

「ここだあ」「まだ人が待ってるみたい。」

「間に合ったみたい

 

 

 

 

続く