with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第31話《ヴッパータールのモノレール》

2023年07月31日 | 2015年デュッセルドルフ・ハンブルグ

 

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「シャルケ04の練習の見学は寒かった~

練習の見学のあと午後はトラムでゲルゼンキルヒェン中央駅に戻って、ヴッパータールに行くことにしました。

ヴッパータールはデュッセルドルフからも30分程のところにある街です

「そこに何があるか知っていますか

“世界最古のモノレール”が現役で活躍しているんです

1901年に開通したこのモノレールは「ヴッパータール空中鉄道」と呼ばれていて、レールの下に車体が位置する懸垂式。

「日本の上野動物園が同じ懸垂式ですね

総距離の3分の2はヴッパー川上空を走行しているそうです。

「川の上空を走行なんて興味あるわあ

約110年の時間を経た現在も乗客を乗せてヴッパータール市街を走っているモノレールです。

「このモノレールには是非乗らなきゃ

ゲルゼンキルヒェン中央駅からエッセン中央駅に移動して、そこからヴッパータールに移動しました。

 

「こんなに簡単にルートが分かるなんて凄いでしょ

「こんなに自由に移動が出来るのは、もちろんDB navigatorアプリのおかげ

行きたいところをインプットしたら乗り換えもすぐに表示されます。

「時刻表もプラットホームも表示されるから楽ちん

ヴッパータールの駅に到着しました。

「駅からはモノレールが見えてない~」「どっちに行ったらいいんだろう・・・」

最初に線路の上を反対側に渡ってしまいました。

前方は上り坂です。

通りかかった方にモノレールの写真を見せると、「反対側だよ」と教えてくださいました。

「坂を登りたくなかったから早めに尋ねたのよね」反対側に戻り、ビルに沿って建物の向こう側に出ました。

「モノレールがビルから出てきた~

前方のビルの2階部分からモノレールが出て来るのが見えました。

「駅からはちょっと離れているんですよ

ちょうどモノレールまでのルートが工事中だったので分かりづらかったのかも

その建物の下から中に入って2階に上がって行きます。

 

「直接ホームだ

「ホームに発券機があるんだ

「ここで切符が買えるのね

オバーバーメンからフォルヴィンケルまでの全20駅をどこでも自由に降りられて、また戻ってこれる1日券がお勧めって情報がありました

「ドイツ語でTagesTicket(1日券)を買えばいいんだって

発券機は前後に一台ずつしか見当たらなかったので、モノレールが発車してホームが空いた所で発券機の操作を始めました。

「手こずると現地の方に迷惑だからね。」

最初はスムーズにチケットの種類を表示させて「TagesTicket」を探します

 

「ない」何度やり直しても「TagesTicket」が見当たりません。

「発券機の画面の写真付きブログまでチェックして来たのに何故ないの

困っているように見えたのか高校生位の女の子4~5名のグループが見てくれました。

「TagesTicket」の印刷を見て貰っても、やっぱり地元の高校生にも分からないようです。

次のモノレールが来たのでお礼を言って乗車するように手で促しました。

「スペインだったら高校生位の4~5名の女の子のグループは要注意だよね

バルセロナでスリの女の子のグループに囲まれたのを思い出しました。

「ドイツの女の子のグループはとても親切な子達で良かった

「どうしよう」どうしてよいか分からなくなって茫然としていた時のことです

「これかも

パネルにtravel用の『i』があることに気が付きました。

一か八かこのページを押してみると「TagesTicket」があるじゃないですか

「よく考えたら1日乗り放題って使うのは旅行者くらいよねえ

「地元に暮らす人が知らないのも納得」こうしてやっと世界最古のモノレールに乗車しました。

 

びっくりしたのはスピードです

「キャーッ速い~」カーブなんかはスピードが出ているから迫力があります。

「しかもほとんどが川の上だなんて

ヴッパータールの駅はちょうど中間点あたりなので片方の端のオバーバーメン駅に到着

モノレールは向きを変えるので反対車線に移動して乗り換えます。

「こんどは始発だから外が見やすい場所に座ろう

モノレールが向きを変えるのを眺めながら何だかワクワクしてきます。

こんどは一番後ろに乗車しました。「窓が大きくて景色が良く見えるからね

ずっと後ろの窓から川の上を走るのを見ていると、まるでアトラクションを楽しんでいるみたい

「特にカーブがたまらなく面白いのよねー

「すれ違う車両も色々な模様で楽しめちゃいますよ

「景色がグングン流れて、20駅もあるのにあっという間に反対側の終点になっちゃった。」

しばらく下からモノレールを眺めてヴッパータールの駅に戻ることにしました。

「このモノレールに乗ってみるのはかなりお勧めですよ

“世界最古のモノレール”ってことに改めで驚きの乗り物でした。

 

 

 

 

続く

 


第30話《ウッチーの練習風景とオフィシャルショップ》

2023年07月30日 | 2015年デュッセルドルフ・ハンブルグ

 

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私が到着するとすでに日本人のファンが一杯

「さすが人気ねえ

「みんな日本から見学に来ているのかな

遠くでストレッチ中の選手に注目しているとウッチー(※編注:内田篤人 選手)が見えました

夢中で撮影をしていると日本人のファン達の声が聞こえてきます。

「ええっ

私ったら全く考えていなかったんですけど、3月31日って日本代表は試合だったそうです。

「自分の旅行の準備で手一杯だったのよね

「ウッチーは代表戦の試合後に夜のフライトでドイツへ戻った

3月31日の夜のフライトで戻って、今日、4月2日朝の練習に参加だそうです。

もっと驚いたことには、たくさんの日本人の女の子達は、ウッチーと同じ便でドイツに来たらしいということ。

「すごい熱意

 

「どうやってフライトが分かったんだろう・・・」

「いえ、驚きはそこじゃないでしょ

「日本で試合観戦して、その足でドイツの練習を観に来ちゃうなんて

「驚きはそのバイタリティでしょ

中にはウッチーが好き過ぎてデュッセルドルフに留学しちゃっている女の子も

ご両親はどうしてドイツ留学か知らないって話していました。

「でも薄々気が付いているうと思うな

 

4月に入ったと言っても北海道位の気温のドイツです。

外で練習を見るのにはかなり寒くて、私はパンツの下にタイツを履いたり、厚手の靴下とブーツ、ホッカイロも衣類の下につけていました。

「それでも寒い

「なのにファン達の元気なことにも驚き

上着はウッチーのユニフォームを着ています。「もちろん半袖

「ユニフォームにサインを頂くためなんだねー

長めのユニフォームの下はミニスカートなんです

「たしかに長めの上着の下はミニスカートが可愛いけど」女の子達は寒さで震えています。

高校生の女の子にも出会いました。彼女はお父さんと一緒です。

春休みなのでお父さんが連れてきてくれたようです。

「お父さん、お疲れ様

その親子さんは私と同じドルトムントVSバイエルンの試合を観戦するそうです。

でも、お嬢さんはウッチーが大好きだからシャルケ04のファンだそうです。

 

寒さに耐えていると練習が終わりました。

女の子達はカフェの出入り口に移動を始めます。

「これはついて行った方がいいかも

「練習が終わったら通るルートが分かっているようです

みんなファン同士、お互いにツーショットの写真を撮れるように打ち合わせをしています。

「ここはライバルでも協力よね

それにしても他の選手は通るのにウッチーは全く現れません。

女の子達は不思議に感じてはいるもののずっと待っています。

そのうちに女の子達が別の場所に移動を始めました。

「どこに行くの」分からないけれど私も移動してみました。

「えっ 女の子たちも分かっていないの

どうも現地の他の選手からの情報だとウッチーはさすがに日本から戻ったばかりなので、練習が終わって早々と帰ってしまったようです。

「長距離移動の後だもんね

ここでドイツ留学している女の子の語学力が生かされました。

「助かったわあ ありがとう

「今日はウッチーは帰っちゃったのね・・・」そんな訳でウッチーに会うのは諦めて、ショップに行くことにしました。

さき程の高校生の女の子の親子さんは、サインをもらうために、先にシャルケ04のショップでユニフォームを買ってきていました。

ショップの場所を訊くと、練習場からかなり離れているようです。

「カフェに隣接って情報は古かったんだ

情報はこんなこともあるので、情報の時期も確認すると良いと思います。

練習場の手前の駐車場まで戻って、駐車場の中を抜けて下って行くとショップの「04」マークが見えて来ます。

ここで親子さんとお別れしてショップにお買い物に行きました。

 

余談:この後6月にウッチーの結婚が発表されましたね

「ドイツでお会いしたファンのみんな、元気を出してね

「留学なんだから勉強を頑張ろうね

 

 

 

 

続く

 


第29話《シャルケ04の練習場へ》

2023年07月29日 | 2015年デュッセルドルフ・ハンブルグ

 

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4月2日。今日はシャルケの練習場に行く予定を入れています。

ホームページで練習があることと練習時間も調べてきました。

練習の公開にこちらの予定を合わせています。

「練習はいつも公開ではないので気を付けてくださいね」練習時間も一定ではありません。

必ずシャルケ04のホームページで確認してから行きましょう

「日付と時間は数字なのでドイツ語が分からなくても大丈夫ですよ~

 

デュッセルドルフ中央駅からゲルゼンキルヒェン中央駅に鉄道で向かうことにしました。

ICなら30分ちょっと位の距離です。

「RE(快速)なら50分前後なんだって

アパートメントを出発した時にちょうどRE(快速)があったので、のんびりゲルゼンキルヒェン中央駅にRE(快速)で向かいました。

50分位の乗車なので駅でブランチのパンを購入して乗車します。

RE(快速)と言っても乗客はまばらで、食事をしている方もいるんです。

「テーブルもありますよ」「日本の混み方とは違うのよね

ゲルゼンキルヒェン中央駅で降りないでそのまま乗っていればドルトムント中央駅まで行けますよ

 

ゲルゼンキルヒェン中央駅に到着したら302番のトラムに乗らなくてはなりません。

「今回の旅でトラムに乗車するのは初めてなのよね

トラムの表示に従って進むと乗り場は地下にあるようです。

「チケット売り場は分かり辛いので探しながらホームに向かってくださいね

チケットの発券機は日本のようにたくさん並んでいる訳ではありません。

地下に降りる前にチケット売り場がありました。

「自分で買えるかなあ

「マンチェスターのトラムも買えたし

「何とかなるんじゃない

発券機の前に立って落ち着きました。「フー

「行先はヴィルティンス・アレーナ駅だよね

「まず英語表示にしなきゃ」「全然分からない

「どうしよう・・・」

落ち着いて買おうと思ったのに全然分からなくてパニックになりそうでした

 

「Excuse me 」焦っていてドイツ語なんか調べていられません。

行先の書かれた印刷物を見せて操作をして頂くことにしました。

小さな息子さんを連れていた男性はすぐに操作をしてくださいました。

「ドイツ語は覚えられないし発音も無理

だから『ヴェルティンス・アレーナ駅』とドイツ語で書かれた資料を見せます。

「言葉に自信のないあなたこんな時のために印刷して来ることは大切ですよ

ヨーロッパでは『片道か往復か』は聞かれるので「リターン」って伝えて「キャッシュ」も忘れずに伝えました。

それでキャッシュを渡したら買って頂くことが出来ました。

「とても優しいパパさん、ありがとう

爽やかな笑顔で私のお願いに対応してくださいました。

「やばい 買って頂いちゃったから手順が分からなかったよ

「ドルトムントの観戦は地下鉄に乗らなきゃならないのに

「なんとかなるか

 

ゲルゼンキルヒェン中央駅からヴェルティンス・アレーナ駅へは、あいだに11駅程あります。

平日は10分おきですけれど、土日はグッと少なくなるみたい。

乗車中、駅の数が多いので間違えないように到着までの駅名がある写真を印刷して持って来ています。

到着までは駅名をつきあわせてチェック

「試合当日じゃないと郊外の駅は分かり難いです

「ほとんど乗降客っていないもの

なんとかヴェルティンス・アレーナ駅で無事に降りることができました。

「わあ シャルケの04のスタジアムが見えている

練習場までのルートが書かれているメモを見ながら進むことにします。

駅を出たら右手にはホームスタジアムがあります。

「本当に駅前なのね」スタジアムに沿って歩いて、スタジアムの端まで来た頃に道は二手に分かれています。

「左に曲がるのね

道なりに進んでいると大きな駐車場やカフェが見えて来ました。

「シャルケ04のショップやカフェがあるって書いてあるよね

カフェらしい建物の先に練習場が見えて来ました。

 

 

 

 

続く

 


第28話《今が旬の白アスパラが美味しい!》

2023年07月28日 | 2015年デュッセルドルフ・ハンブルグ

 

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「確かケルンの大聖堂も塔に上れるはずだよね!」外に出て大聖堂の周りを登り口を探して歩きました。

朝、ボンでは曇っていたお天気も大聖堂を撮影する頃には青空です

「またまた大切な所で青空をありがとう

ドイツ人さえも分からないこの季節のお天気と聞いていました。

「そのお天気は私の観光に合わせてくれているみたい

ただ今日も風が強くて塔には登ることが出来ないのかもしれません。

日本も春には「春一番」が吹くのですが、ドイツも春は風が強い日があるんですね

春は天候が不安定だから「落ち着きのないもの」の喩になるんだそうです

「春のお天気も、イースターの週ってことも、サマータイムも気が付かなかった

「最近の旅行は脇が甘い感じだ~

「反省

 

でも春のドイツに行くのにちゃんと調べて来たものがあります

「Spargel(シュパーゲル)

「サッカーファンの方 シュマイケルじゃないよ

ドイツに春の訪れを告げる食べ物「シュパーゲル(白アスパラガス)

日本でアスパラガスと言ったら主流はグリーンですね。

ドイツでは「アスパラと言えば白」と言われるほど親しまれているんだそうです。

ドイツ人にとって春の訪れを実感できる特別な存在って紹介されていました。

シュパーゲルを楽しめる期間は短くて、6月末にはもう食べられないそうです。

「しかもシュパーゲルは高価な野菜

輸入品は安いのだそうですが、ドイツ人はドイツ産にこだわるんだそうです。

「シュパーゲルを食べたいな

デュッセルドルフ中央駅に戻って来て、どこで食べられるのか考えていました。

「レストランは食事の量が多いしなあ・・・」ドイツの一人前はメチャ多いそうです

「しかもシュパーゲルのお料理を食べようと思ったら結構高いらしい

「シュパーゲルの特別料理が準備されているらしいけれどドイツ語が分からないし

 

アパートメントの方角と反対方向の出口付近のお惣菜屋さんを覗いてみました。

「いつもアパートメント方向しかちゃんとチェックしていなかったし

「このお惣菜屋さんはハムとかソーセージがグラム売りしていたから利用してなかったのよね

「パックになっている方が買いやすいからね

人気があるらしくて次々お客さんが買い物をしていきます。

混んでいるお蔭で、私はたくさん並ぶお惣菜や手作りサンドウィッチを選ぶことが出来ます

「もしかして・・・」

「シュパーゲル

「パンに白いのが挟んであるけど・・・」ハムと葉の野菜と一緒に挟まっているのは確かに白アスパラガスです。

「決めた

「This Bitte(Please)」

「私ったら嬉しくて思わず英語とドイツ語混ざって注文してるし

サラダとビールも買ってルンルンでアパートメントに帰りました

白アスパラガスですけれど、口に入れるととろけるように柔らかく、ほんのり甘くて優しい味で、すごく美味しいです。

「春のドイツではぜひ食べてみてくださいね

 

 

 

 

続く

 


第27話《世界最大の大聖堂のあるケルンへ》

2023年07月26日 | 2015年デュッセルドルフ・ハンブルグ

 

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5日目はボンとケルンの観光の予定です。ボンからケルンまでは鉄道で20分程の近さ

「近距離だから初めてICやICE以外に乗車してみよう

「赤い二階建ての車両に乗ってみたかったのよね」2等車と書かれた車両を選んで2階に上がります。

「どうしてなんだろう・・・」

「つい2階の席に座りたくなるのよね

旅では周りの景色を見たいから上の階の方が視界が開けていいですよね。

 

ケルンに到着すると大聖堂は車窓から見えているので、どちら側に出たら良いかはすぐに分かります。

「ケルンって凄く大きな駅だわあ」ケルンの駅がこんなに大きいとは想定外でした。

実はケルンは日本人の私達にも馴染みがある地名なんですよ

「ケルンってドイツ語読みはコロンなんだ

「ドイツ人にケルンって発音しても分からないんだって

「そうなんです 『コロン』」

香水の「コロン」ってそのまま「ケルン」のことなんです。

「オーデコロンって「ケルンの水」って意味を知っていましたか

「私、ちょっと賢くなったみたい

 

ケルン中央駅の外に出ると

「デ・デ・デ・デカい

「チョーデカい

たぶんそんな言葉しか浮かんで来ないと思います。

駅前に「ドドド~ン」いきなり現れる大聖堂

この現れ方には「とにかくデカい」とか「もの凄くデカい」とかそんな言葉しか浮びません(笑)

目の前に有り過ぎて何だかよく見えないし、写真を撮ろうとしても入りきらないし

「撮影したいだけなのに、どうしたらいいのか困る

「不思議でしょ~

そういえばネットで「広角レンズでも納まらない」と書かれていました。

駅前の広場をどんどん大聖堂の逆方向にバックします

「まだまだバック

「どこまでバックしたら入るの~

あきらめて大聖堂の方に向かいます。

 

現在でも世界最大級の大聖堂「ケルン大聖堂」の正式名称は「聖ペトロとマリア大聖堂」。

1248年に建設が始まり完成したのは1880年のことだそうです(途中200年程中断があったそうです)。

「高さ157mで、ゴシック様式の建築物としては世界最大なんだって

コンクリートの高層ビルを見慣れている現代人も、突き出した一本一本の尖塔や、その精緻な装飾、

石を積み上げて「天」を目指したゴシック建築の姿には、「『度肝を抜かれる』なんて言葉がふさわしい」と書いている方もいました。

「金属を使わないで石だけで

キリスト教にとって神の国とはすなわち「天」だったので、大聖堂は天高くそびえ立つべきだと考えられていたのだそうです。

「632年を費やして完成した大聖堂なんだあ

近づくと細部の彫刻もきわめて精密で素晴らしいと分かります。

「入り口に立つとその迫力に圧倒されます

繊細な彫刻が施されている157mもの石の建築物を見上げます

「言葉を失います

 

中に入ってみると、身廊がずっと奥まで続いています。

「思わず息をのむような光景

柱や、その柱の装飾、高い天井のアーチ、天を突き上げるような構造はフランスで見たゴシック建築と同じ感じがします。

「でも、規模がはるかに違うんですよ

どんどん天に吸い込まれている感じがしてきます。

観光客ばかりでなく、あちこちで十字を切る人や目を閉じ祈りを捧げている人がいる光景は、

教会を見せて頂いていることを思い出させてくれます。

神の物語を描いたステンドグラスの一枚一枚が素晴らしくて、全部カメラに収めようとしていたら全然前に進めなくなりました

ステンドグラスや天井を夢中で眺めてしまいます

「我に返ると首が痛い

首が痛くなってうつむいた時に気が付きました。

「わあ床も美しい

「見過ごしちゃうところだったわあ

無宗教の私も心を洗われるような時を過ごすことが出来ました。

 

 

 

 

続く