with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第67話《全身のチェックや液体のお土産!》

2023年04月10日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

この旅の写真はこちら

このホテルはエジンバラ駅の前。

交差点を渡って駅に行くとタクシーが並んでいます。

「タクシーに乗っちゃいましょ

空港に行くためには「エアリンク」と呼ばれるバスがあります。

バスの乗り場はホテルからは駅と反対方向になります。

「迷うよなあ・・・」「でも円高です

「確かジョンレノン空港からシティセンターへの移動と同じくらいな料金。」

「疲れているし、タクシーでもいいよね

車窓からの風景はどんどん田舎の風景になって行きます。

空港には20分位で到着

現在、エジンバラでは路面電車の工事がされていて、新市街の広い道路は通行止め状態です。

この路面電車が開通したら、通行止めの主要道路が使えるようになるんですね。

その時にはもっと早く空港に行けるようになるらしいです

 

日本を出発した時の反省もあるので早めに空港へ到着

空港ロビーには名前の知らない航空会社のデスクがたくさん並んでいます。

インターナショナルエアラインが殆ど飛んでいないからですね。

「地方の空港らしい。」「チェックインで並んでいる人が一杯。」

「KLMのチェックインカウンターが見つからないよう

「電光掲示板を見ても無い

「あそこの空港スタッフにチケットを見せてみよう。」「早く来過ぎたのね

まだチェックインカウンターのオープン時間ではなかったようです。

「知らない空港で慌てるよりはいいか

スーツケースを持っているし暫く座ってボーッとしています。

「荷物からは離れられないものね

やっと端の方2つのカウンターがKLMになりました。

列を確認してそこに並ぶと途中に自動チェックイン機も置かれています。

「これでチェックイン出来るのかなあ。」

「でもカウンターでスーツケースを預けるよね。」「それならカウンターの順番を待ちましょ

無事にカウンターでスーツケースを預けてチェックインも出来ました。「フーッ

 

「相変わらず厳しい手荷物検査。」

「ヨーロッパに来てからはどこの空港でもです

「ニュースで見た新しい機械。」「これが設置されてて全身チェック。」

この機会は両手を挙げてボックスに立つと360度機械で調べられるようになっています。

「これでお終い」「いえいえ

「この後もう一度係員による全身チェックがあります

 

「やっと解放された~」「空港内のショッピングセンターに入れたよ

スコッチウィスキーを購入したくてショッピングの時間が欲しかったんです。

それにしてもたくさんのウィスキーが並んでいます。

「多すぎて選べない」「でも殆ど日本で買えないものは無いらしいよね。」

「それならあまり迷う必要はないか

「心配なのは乗り継ぎの時。」

「この液体を持って搭乗出来るの」「気がかりだよね

「会話は無理だからウィスキーを決めてからにしよう。」

「支払と一緒に航空券を見せて聞いてみましょ。」

エジンバラからアムステルダムの航空券。

加えてアムステルダムから日本への航空券も用意。

支払いを済ませながらその航空券をスタッフに見せます。

「『乗れる』と聞くだけ」「頷いてくれました

ビニール袋の中に今購入したレシートを見えるように入れてしっかり封印

「絶対に開けるな」「たぶんそう言われていたみたい

 

 

 

 

続く

 


第66話《帰国の朝はゆっくり別れを!》

2023年04月10日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

この旅の写真はこちら

「帰国の日の朝が来ちゃいました

「昼過ぎのフライトってゆっくり出来るからいいよね。」

旅の余韻を楽しみたいから、出来る限り昼過ぎくらいのフライトを選ぶようにしています。

「朝食を頂きながらこの旅を思い出せるでしょ

「空港に到着してからもゆっくりカフェでこの国の時間を感じられるよ。」

ヨーロッパ線のフライトは短時間だから食事は出ません。

時間に余裕があたら搭乗前に昼食を頂くことも出来ちゃいます

「訪れたホテルでの余韻って欲しいよね。」

「滞在中は観光に出ちゃうから意外と楽しめていないんだもの。」

「今朝はホテルのダイニングに行ってみよう

「宿泊代に含まれていないと記憶していたから利用していなかった。」

今までホテルの前のカフェ「COSTA」でコーヒーを購入が出来て便利でした。

「時間が無い時には部屋のポットでコーヒーを入れたらOK

「添えられているショートブレッドが朝食代わりに出来るものね

エジンバラの朝はそうして過ごしていたから、最後くらいはホテルで過ごすことにします。

 

実は出かける時にはダイニングの脇を通るんです。

毎日、ダイニングの様子を横目で見ていたんですよね。

「ダイニングの小さなテーブルを選んで座りましょ

「このホテルはコンチネンタルブレックファーストじゃないからスタッフを待ちます

「メニューを見て注文しなきゃです。」

「リーズナブルなホテルってコンチネンタルブレックファーストが多いですよね。」

「中央のテーブルにジュースやシリアルやフルーツが置かれているよ」「もしかして自由に頂いていいの

様子を眺めていると頂いて良いみたいです。「じゃあシンプルにコーヒーとトーストでいいよね

トーストを待ちながらジュースやヨーグルトを頂きます。

「日本人の中年のご夫婦もいらっしゃったんだ

この時初めてこのホテルで日本人の方を見かけました。

「そうだよねえ」「今回訪ねて来るまではエジンバラって馴染みがなかった

「でもこの街は世界遺産の街なんですよね。」

「驚いたのはどこに行っても多国の言語のガイドがあったこと」「世界中の人々が訪ねてくるんだあ

「これだけ見どころ満載な街だもの。」

「今まで日本人の方を見かけなかったことが不思議なくらいなんだよね。」

 

カリカリトーストをコーヒーと頂いて部屋に戻ります。

「大切な作業が待っていますよ

「グレンゴイン蒸留所で買ったウィスキーの瓶」「これをスーツケースに安全に納めなきゃ

「液体は機内に持ち込めないからね。」「お土産で重量オーバーはダメ

「ツアーだと少しくらいオーバーしても全体で考えて貰えるからちょっと緩いかも。」

「でも個人旅行はオーバーしたら即料金が加算される

「そんなことを聞いたことがあるよ

「重量オーバーを防ぐために皆さんはどんな工夫をされていますか

「私は洗面用具類などの液体の余りは捨てちゃいます。」「化粧水類や髪に使うもの・・・」

「石鹸類なんかも自宅に帰るだけだから捨てて荷物を軽くします。」

「下着や靴下類だって捨ててもよいものを持ってきているよ

「帰り支度もバッチリ

 

部屋をチェックして最後のチップを枕元に置きます。

お世話になったこの部屋ともお別れ。居心地の良かった部屋に心の中で感謝します。

2Fのフロントでチェックアウト。

「やっぱり朝食代は別料金だった」「記憶通りね

「まあ、チェックインで説明があったんだろうね。」「やっぱり私の英語力かあ

予約の時、確かリヴァプールは朝食込みだったけれど、エジンバラは別だったと記憶。

英語が出来ないってことは予約の内容を覚えていることが大切ですね。

エジンバラのリーズナブルなホテル

ネットのクチコミ通りフロントの女性はいつも優しい笑顔

とても気持ちが良いホテルでした

 

 

 

 

続く

 


第65話《国立スコットランド美術館・バグパイプの演奏》

2023年04月09日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

この旅の写真はこちら

「国立スコットランド博物館は素晴らしかったなあ

「これは国立スコットランド美術館にも行かなきゃ

場所は線路の上のプリンスィズストリートガーデンズの中にある感じです。

ロイヤルスコティッシュアカデミーと並んでいます。

駅を渡る橋からもこの2つの建物はよく見えています。

「この美術館には世界の巨匠の作品が集められているんだって

「ガイドブックに書かれているよ。」「すみません 絵のことはよく分かりません

「でも国立美術館も無料」「行ってみることにしよう

こちらも無料だからそのまま中に入って行きます。

「数々の作品が広い空間に並べられている。」「作品の多さには驚きです。」

「天井まであるような大きな作品も多くて圧巻

「絵画のことが分からなくても見入ってしまうよねえ

「この美術館はヨーロッパの巨匠の作品が多いんだあ

 

エル・グレコとかゴーギャンの絵画もあると書かれています。

「すみません 名前は知っているんですけど

「絵画がよく分からなくても大丈夫

「無料ですから得した気分です

こちらもゆっくり見るとかなりの時間が必要な程たくさんの作品があります。

絵画に興味がある方ならきっと一日いても飽きないでしょうね。

分からない私でも1時間位はずっと観賞していました。

夕方訪ねたので閉館の時間が来てしまいましたが

 

美術館は線路の上を渡っている橋の上です。

橋の上からはずっと遠くはフォース湾の方まで見渡せている感じ。

「駅は下にあるからとても見晴らしが良いですよ」「和める場所です

線路に沿ってプリンスィズストリートガーデンズが長く延びています。

「緑が多くて気持ちいい

多くの人達がこの美術館の前の階段に座って遠くを眺めています。

「絵を描いている人」「何だか素敵

「橋には民族衣装でバグパイプを演奏する人もいます

「ずっと生演奏が聞こえている~)

「バグパイプの生演奏。」

「広くて真っ青な空

「まるで映画の中にいるみたい。」

「もう明日帰国なんて」「こんなに過ごしやすい街。」

「明日はこの美しい歴史ある建物や安らげる街と別れるの

「寂しくなっちゃっている私は橋の上から離れられません

 

行きかう人々を眺めながらバグパイプの音楽を聴いているこの街の風景。

「神様に一番近い場所

「スコットランドにはパワースポットがたくさんあることはご存じですよね

「不思議な出来事も多く語り継がれてる土地です。」

「そのすべてが信じられる」「確かにそんな気がしてきます

こうして暫く聞いているとバグパイプから馴染みのある演奏が聞こえてきました

「アッ 『線路は続くよどこまでも』だ

「この曲は確かアメリカの曲だと聞いたことはあるけど。」

「それでも何だか嬉しい」「思わず口ずさんじゃいます

 

明日の帰国を前にセンチメンタルになっている心を楽しませてくれました。

「いいなあバグパイプの演奏

「スコットランドの風景を楽しみながら聞いていると神様を感じる

「民族衣装も可愛くていいですね。」

国立美術館のある橋の上。まだそれほど冷たくない風を感じています。

そして日も暮れて来ました

いつからかバグパイプの演奏曲がドヴォルザークの「新世界より」になっています。

「遠き山に日は落ちて・・・」「『家路』と言う曲なんだよね

「明日は私も家路につきます

 

 

 

 

続く

 


第64話《ボビーの像とグレイフライアーズ教会(ハリーポッターファンの方には有名なお墓)》

2023年04月09日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

この旅の写真はこちら

この国立博物館から外に出ると向かいには可愛い犬の銅像が

銅像は偶然見つけました。

「この犬の銅像ってなんなの

「ガイドブックをチェックしなきゃ

「忠犬ハチ公のスコットランド版

「銅像の犬の名前は『ボビー』」

この子はご主人の死後、14年間もご主人のお墓に通い続けたワンコだと紹介されています。

このことでエジンバラ市民の感動を誘ったスカイテリア種の犬だそうです。

銅像の前にはパブがあります。

「パブの名前は犬の名と同じ『ボビー』なんだあ

「パブの脇の細い通りの奥には教会が見えているよ

「観光客らしい人達がその教会の敷地に入って行っている。」

「ガイドブック ガイドブック

「この教会は『グレイフライアーズ教会』」「入口にはボビーのお墓

(ハリーポッターファンの方にはヴォルデモートのモデルとなった実在の悪い人?トム・リドルのお墓があることで有名)

 

「子供たちの遠足かな」先生らしい人がお墓の説明をしています。

「私も一緒に聞いちゃおう

「こちらの墓地にはボビーのご主人も眠っているんだ

「あっご存じの通り先生のお話は理解出来ていません

「ガイドブックで紹介されていました。」

「とても質素で小さな教会

「教会の周りにはコンパクトだけど墓地がありますよ。」

この教会はスコットランドの宗教改革後初めて建てられた長老派教会だそうです

スコットランドの宗教史上、重要な事件の舞台にもなった教会。

ガイドブックによると歴史を語る上で大切な教会のようですね。

「国立博物館を訪ねたことで出会えて良かった

 

「小さな教会だけど中に入ってみよう。」

「こんな小さな教会からは想像出来ない程綺麗なステンドグラスの窓

「内部まで観光客の方も訪ねて来ない教会。」

「だから静かに見学させて頂くことが出来ますよ

ボビーのお墓の方は相変わらず多くの団体客の人々が集まっていました。

団体で来られる方々は小さな教会の中までは入らないようです。

「ちょっと勿体ない

「この教会の落ち着きはとても好きな空間の一つに感じました

 

 

 

 

続く

 


第63話《国立スコットランド博物館》

2023年04月08日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

この旅の写真はこちら

「やっぱりイギリスの大聖堂って素晴らしいなあ

「こんどはロイヤルマイルを駅の反対側に下っていこう

「国立スコットランド博物館に行ってみることにします

「イギリスの国立博物館は素晴らしいって聞くよね。」

「それならエジンバラの博物館もきっと楽しめるはず

ロイヤルマイルから脇道に逸れると国立図書館があります。

その前を通過して先に下って行きます。

交差点の向こうにガイドブックにある丸い壁の建物が見えてきました。

 

「ロイヤル博物館に到着

「世界中からあらゆるものが集められている博物館らしいよ。」

「入館するといきなりF1カーだ

「F1カーを見て正面を奥に入って行きましょう。」

「吹き抜けのホールに圧倒

「吹き抜けを中心に立つと360度あらゆるものを楽しめるようになっているよ。」

「ルームごとにテーマが色々あるみたい。」

「こちらは古代の美術品が集められている。」

「こちらは宇宙がテーマかな」「ロケットやプラネタリウムがあるよ

「このエリアは生き物の生態を見れるんだあ

「それぞれ実際の大きさや暮らしている場所が比べられるように生物が並んでる。」

「一階からその生物を見ているだけでも凄いのに

「ナント 2階3階と上がって行くと、キリンの顔や鳥たちにも会える

「立体になっているところがとても魅力的。」

「この空間には子供たちだって大喜びだよね

「子供たちが遊ぶところも多いなあ。」

「スタッフの方々がテーマごとに一緒に遊んでくださるんだね。」

吹き抜けを囲んでいる廊下に出てみます。「わあ 日本の仏像だあ

その明るい廊下を利用して広々としたカフェもあります。

そこはゆっくりリラックス出来る気持ちの良い空間。

一日では周り切れない程の美術品や展示品の数々とゆったりカフェ。

「これで無料

「イギリスの国立博物館って本当に噂通りだ。」「素晴らしいですよね

 

「この博物館だけのために一日空けておいてもいいかも

「旅行中でお天気に恵まれなかった日をここで過ごすってどう

「雨の日は一日博物館で過ごすなんてイギリスに来たらお薦め

「内容も充実。」

「カフェがあるから休憩も出来るし食事も

「そしてお薦めポイントは無料

「午後からついでに寄っただけの自分にちょっと反省です

 

 

 

 

続く