with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第62話《ロイヤルマイル中心の聖ジャイルズ大聖堂》

2023年04月08日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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昨日のように靴を脱ぎ捨ててランチ

カメラの電池を充電しながら食事したりテレビを見たり

「充電が出来たところで出発です

もう何度も前を通った大聖堂「聖ジャイルズ大聖堂」に来ました。

初日にKyokoさんから『建物内はとても美しい』と教えて頂きました。

確か£2で写真撮影も可能って言っていました。

撮影代を支払うとシールを腕に貼って頂けるそうです。

「どこで払うんだろう

見回すと右奥におじい様とおばあ様が座っています。「あそこかも・・・」

お二人の所に行ってカメラを見せます。

£2渡したらOK

 

おじい様が茶色いシールを腕に貼ってくれましたよ

これで堂々と写真撮影をしていいんです。

「やっぱり初日にKyokoさんに会っていて良かった

こんどはおばあ様の方がランゲージを尋ねてきます。「日本語です」

すると日本語の説明書を手渡されましたよ

「日本語の説明書があるなんて」「ビックリ

簡素な紙に書かれた大聖堂の説明だけれど日本語も用意されています。

このロイヤルマイルには多くの国から観光客の方が来ると言うことですね。

今も礼拝が行われている大聖堂なので静かに見学させて頂くことにします。

「ステンドグラスがとても美しい

「撮影させて頂けるのは嬉しい

「パイプオルガンもとても立派

「広い聖堂だからじっくり見学するにはかなり時間も必要ですよ。」

「奥にはまた別の部屋だあ

「見学には寄付が必要」「入口に寄付の箱があるよ

こうしてこのスコットランドを代表する大聖堂は今も守られているのですね。

修復して後世にこの美しさを残す

観光させて頂いてる私たちの寄付もその費用に充てられる。

この大聖堂の外観は派手さはないんです。

でも中に入るとステンドグラスの美しさにため息が出ちゃいます。

「是非、中に入って見学して欲しい大聖堂

「私からのお薦めです

 

 

 

 

続く

 


第61話《ニュータウンだって観光しなきゃ!》

2023年04月08日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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「これは墓地かな」帰る途中墓地らしいものがあります。

「外国の墓地」「塔のようなものがあるよ

「ちょっと見てみたい。」

「日本の墓地とはかなり雰囲気が違うものね。」

見学している方が数名います。

一人旅らしい日本人の女性の方にも会いました

 

こんどはエジンバラ駅をそのまま左手にずっと新市街を歩くことにします。

駅に沿った公園にはスコットモニュメントがあります。

この公園がプリンスィズストリートガーデンズ。

こんな線路沿いの街中に美しい公園。

「人々の癒しの公園って感じ

「この通りには見慣れたマークス&スペンサーやギャップやH&M

「これならお買い物も困らなさそう

「ショーウィンドゥを眺めるって楽しい。」「こちらの方のファッションも分かるね。」

「あっ こちらにもスターバックスがありました

「右側に曲がればクィーンズガーデンかあ。」「目指してみよう

スーパー近くの公園までは見慣れた景色です。

「ここからは初めて歩く道だね

「クィーンズガーデンにたどり着けるかなあ。」

 

「ガーン

クィーンズガーデンに行くには道をずっと下らなければならないと分かりました。

「交差点から道路が急に下っているんです」「道の前方の方が見えない

「つまりロイヤルマイルに上るのと同じ

「急な坂を上らないと戻って来れない」「それってキツイなあ

「クィーンズガーデンは諦めるかあ。」

「まだ観ていないロイヤルマイルの大聖堂や国立博物館や美術館にしよう

「急こう配な坂に怯んじゃうなんて」「情けない私です

 

ホテルの方へ戻りながらいつものスーパーで昼食をゲット

「この辺で次の観光にはまた充電しなきゃ

「カメラの電池と私の充電タイム

「せっかくかだらプリンスィズストリートガーデンズの中を歩いて戻りましょ。」

「本当に緑が美しい公園

「線路が下に見えているのにね

スコットモニュメントも真下に来ました。「とても壮大

「登れるんだあ。」「こちらも階段がきつそう

「パスッ」「情けない私です

 

 

 

 

続く

 


第60話《カールトンヒルのお散歩はお薦め!》

2023年04月07日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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「今朝はカールトンヒルを訪ねることにします

「インターネットの口コミでもお薦めが多かったんだもの

「駅からすぐ近く。」「だからかなあ。朝や夕方に訪ねる人々が多いみたい。」

「それなら私も気持ちの良い早朝に訪ねることにしましょ

「目覚めたらまずお散歩に出発

いつもとは反対方向に歩き始めます。

新市街側を広い道路に沿って歩いていると今までとは全く違う景色。

数分歩いただけで急に家屋はなくなっちゃいました。周辺は丘のような自然の風景に変わります。

「左側に門があるよ

「『カールトンヒル』って書かれている」「園内の地図も書かれている

「まず地図を撮影」「公園内で歩くルートが分からないときに使うためだよ。」

「我ながらこれは名案

「自由に入れる公園。」「パンフレットや地図がある訳じゃないもの。」

「『エジンバラ市街を一望出来る』と書かれていたよね

「何だかどんな景色を目にするのかワクワクしてくるなあ

 

入口はちょっと急な階段から始まります。

「いきなりこの急な階段」「登り始めちゃって大丈夫

階段を上がると道は二手に分かれています。

「どっちなの」「分からない前に進むことにしよう。」

「静かで鳥のさえずりしか聞こえてこない。」

「あんなに大きな駅のすぐ脇にこんな静かな空間があるなんて

朝の爽やかな空気を吸いながら緩やかな上り坂を歩いていきます。

「キャッ

突然大きな黒い犬と茶色い犬が私の脇を走り抜けて行きました

「私の腰の高さ位あるよ」「日本でこんなに大きな犬が放し飼いなんてあり得ない

「でもそこは動物好きな私」「モーニング

声を掛けたら黒い子が近寄ってきて匂いを嗅ぎ始めました。

すぐに後ろから男性の声がします。

その声に反応して黒い子は私から離れました。

「飼い主さんね」「流石きちんと躾けられている

「じゃれて飛びついたりしない。とても良い子だね

飼い主の男性にも朝のご挨拶。「キュート

思わず犬たちを指して言ってみると男性もニコニコ

2匹の犬たちと飼い主さんは進行方向に走って行きました。

 

犬達の行く方向に歩いていくと丘の先端に出たよ。

「素晴らしい」「下に見えてるのはエジンバラの街

「街の向こうに海や島が見えるよ」「フォース湾が見渡せちゃうなんて

「これは私からも絶対お薦めですよ

「口コミって頼れるね。」

そのまま右回りに歩いているとランニングしている方にも出会いました。

2匹の犬たちもボールを投げて貰って嬉しそうに走り回ってます。

「あれは何」「丘の上に色々なモニュメントが

「不思議な光景ねえ。」

「だって丸いドーム型の天文台やパルテノン神殿ですよ

「この丘にはどうしてこんなモニュメントがあるんだろう

 

海が見える側からこんどは右の方に視線を移します。

下にはホリルードハウス宮殿の全貌が見えています。

そしてその宮殿の背後にはホリルード公園。

「カールトンヒルよりかなり大きな公園だあ

「ここは口コミでは手軽に登れないと紹介されていたよね」

「だからプランに入れなかったけど・・・」「確かに これは大きい

 

そしてそのまた右の方に視線を移します。

「下にはエジンバラ駅と線路が見えてるよ。」「その上を渡る橋も。」

「旧市街の建物のずっと向こうの高台に見えているのはエジンバラ城だ

「こちらの眺めも素晴らしいなあ

「エジンバラ城ってこんなところからでも見えるのね。」

 

そのまま道なりに歩いていると鳥たちがたくさんいます。

「この辺りは鳥たちが好む木が多いのかな

鳥の写真に挑戦しているとなにかガサガサと音が

「何だろう」「ヤバいよ

突然何かが飛び出てきました。

「キャー」驚いた私の目の前を走る物体。

「なんだ リスでした

「そう言えばヨーロッパの公園ではリスを見ることが多いですよね。」

「速過ぎてカメラで追えない。」「可愛いのに残念

右回りに元の入り口の階段まで戻ってきました。

「公園を一周したんだね

入口の急な階段を下っていると老夫婦の方がゆっくり上ってきます。

「こっちでいいの」「私にそう尋ねているみたい。」

「たぶん道順を尋ねてるはず。」「イエス

海の見える丘の先端方向を指して教えてあげました

 

 

 

 

続く

 


第59話《さあホリルードハウス宮殿へ》

2023年04月07日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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「充電も出来たぞ 午後の観光に出発

「ロイヤルマイルに向かいます」「この気合いはいつもの上り坂また上るぞ

いつもの通りをロイヤルマイルに向かうと、ちょうど中間地点辺りなんです。

その立地も途中休憩するのには都合が良いですね。

「今まではロイヤルマイルに出て右側」「初日から何度も歩いています」

「左側に曲がるのは今日が初めて

「初めて歩く通りだもの。 ドキドキだよね

「しっかり通りの様子を見なきゃ

「今まで歩いた側に比べると少し地味だなあ」「お土産屋さんとか大聖堂とかはエジンバラ城側に集中してるね。」

 

「それに観光客も少なめみたい」「道路も狭くなっているよ。」

「この建物は小学校 それとも保育園

小さな子供たちがお母様のお迎えで帰っていくところに遭遇しました。

子供達はこの歴史ある建物内で勉強をしているんですね。

ロイヤルマイル沿いってことは世界遺産の中で日常生活をしています。

「世界遺産の街の中で生活してるんだなあ

便利さより古くから刻まれてきた歴史と共に日々を暮らしている人達なんですね。

「このまま歩き続けたらホリルードハウス宮殿が見えてくるはず

「エジンバラ城と同じようにロイヤルマイルの先端。」「突き当たるはずだよねえ

暫く歩き続けます。

「広い交差点に出ちゃったよ。」「突き当たりに見えているのってお土産屋さん

「あれっ ホリルードハウス宮殿は・・・」

「地図だとこのお土産屋さんのところにあるはず」

「あのお土産屋さんに行ってみるしかないかあ」「道路を渡ってみましょ。」

信号を渡って正面のお土産屋さんに入ってみます。

売られているものはイギリス王室に関連するものが殆どです。

「わあっ 王室のものが一杯

「やっぱりここだ」「お土産屋さんの裏側の出入り口から人が入って来たよ。」

「よし あそこから裏に出てみよう

地図で見るようにスムーズに行かないことが多いんです。ガイドブックの地図って大雑把。

だからちょっぴりの勇気とか閃きが必要ですね

「ありました ホリルードハウス宮殿入口」「ホッ

でもすぐにまた疑問です。

「チケットはどうするんだろう」「入口に立つスタッフに聞いてみよう。」

スタッフの方がお土産屋さんを指します。「あそこで売っているのね

「ショップに戻ってチケットを購入するのね。」

ショップの奥のカウンターにチケット売り場があります。

「これはちょっと分かり難いかも

チケット売り場さえ分かればチケットを購入すればいいだけ。

再び先程の入り口に移動してこんどは入場出来ました。

「ここにも日本語のオーディオガイドがあるはずだよね」

「エジンバラって観光の街だけあってオーディオガイドは充実しているもの」

「やっぱり日本語のはありましたよ

 

宮殿内は撮影禁止!今も使用されている宮殿だからかもしれないです。

英国王室が所有している宮殿。

王室の方々がスコットランド滞在時にはこちらに宿泊するんだそうです。

その時には閉まるそうなので、事前にホームページで調べておくことは大切ですね。

「テーブルのセッティングなどもエリザベス女王が来られた時の状態

「どのようにセッティングされ食事をするか見れるの」「それって何だか凄いよね

「実際に使われている寝室も見学出来るの

「何だか私たちが見ることが出来るなんてワクワクしちゃいますね

 

流石に宮殿。広いお庭の案内もあります。この時期は寒くて花も咲いていません。

「残念だなあ」「今回は庭園の見学は諦めよう。」

「春や夏だったらお庭の散策も楽しむんだけどなあ。」

宮殿の外にはホリルード修道院があります。

「こういうのを廃墟って言うのね

「ここには歴代スコットランド王が埋葬されているらしいよ

「なんと 12世紀に建てられた修道院

「廃墟になっていてもその壮厳さは失われていません」

 

ゆっくり時間をかけて日本語の解説を聞きながらの見学。英語が出来ない私にも観光を満喫出来ますね。

広い広間の壁には素晴らしい絵画

すわり心地の良い椅子に暫く座って絵画を鑑賞。

窓の外を眺めると美しい庭園。壁も天井も床もシックで落ち着きがあるなあ。

時の経つのを忘れて眺めています。

「フーッ」こういう時に本当に一人旅で良かったと思います。

誰のことも気にする必要がない。

「今、この空間にいる自分の時間

「何もかも忘れてゆったり過ごすことが出来ます」「そんな時間を過ごすのには本当にふさわしい空間」

行かれる時には時間をかけて空間を楽しむことをお薦めします。

「エジンバラ城とホリルードハウス宮殿」「時間を掛けて歴史を感じるに値する建築物です

 

 

 

 

続く

 


第58話《ホテルに戻って電池も自分も充電》

2023年04月07日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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「お土産も一杯買っちゃったなあ

「カメラの充電もしたい

「昼食はホテルに戻ることにしましょ

「カメラの電池の充電」「疑問に思われましたか

「ショックなことがあったんです

「ハプニングはグラスゴーに到着しちゃっただけでなかったんです

「カメラバッグの中に充電電池を3つ用意してたのに・・・」「機内で充電電池を落としたみたいです

「つまり電池はカメラに入っていた1つしかない

「まあ、1つあるんだから何とかなってますけど・・・」

「でも写真を沢山撮りたい場所だと辛いよね

そこで昼食はホテルに戻ってカメラの電池を充電しようと思いつきました。

 

「フットワークのよいホテルってイザと言う時に頼りになるー

「たとえ旅慣れているとしても」「その旅ごとに何が起こるか分からないのが旅だものね

「そんな時助けてくれるのがフットワークの良さ

今回もロイヤルマイルからすぐに戻れるホテルで幸いしました。

「フットワークと安全とリーズナブル

「ホテルはこれが叶っていたら贅沢は言いません

 

充電をしながら昼食を食べることにします。

ホテルの近くのMarks & Spencerで昼食を購入。

このスーパーはリヴァプールでもロンドンでもよく見かけるスーパーです。

スーパーなのでお寿司とサラダに決定

「そろそろお醤油味が恋しくなっちゃうよね」

「お寿司のお味は期待出来ないのは分かっているのに買っちゃうんです

そして野菜不足も気になる頃です。「葉っぱがたくさん入っているサラダを探さなきゃ

イギリスでサラダを探すとクスクスのようなものとか豆がたくさん入っているサラダも多いんです。

プティトマトも購入。これはどこに行っても買い置きしておきます。

「野菜や果物替わりに洗ってパクリ」「ビールのつまみにパクリ

野菜の補給用にホテルの部屋に常備です。

 

部屋に戻って上着と靴を脱ぐとホッとしますね。

「靴を脱ぎ捨てた瞬間リラックス

「まず充電器をセットしなきゃ」「頑張ってよ

一応声をかけてプティトマトを洗います。

途中のマックで買ったホットコーヒーを頂きます。

「ふっー」。

「お寿司とサラダを頂きましょ。」「海老とサーモン」「甘辛く煮つけたマグロ

「不思議だー。」

「ご飯は相変わらず固くてボソボソ

分かっていても寿司ご飯と醤油の組み合わせはやっぱり「ホッ」とするんですよね。

「最初から日本のお寿司を期待してないから大丈夫

「小エビとほうれん草のサラダです

「マヨネーズ風味のドレッシングで頂きます。」

「これはとても美味しい

「トマトも頂きます。」

テレビをのんびり見たり、ベッドに転がってみたり。

「そろそろ充電出来たかな

「カメラの充電器も、そして私も

 

 

 

 

続く