with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第76話《アムステルダムアレナの中を次々と・・・》

2023年03月09日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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ピッチでの記念撮影が終わると、今度はメインスタジアム側のVIP席 

とてもきれいな通路から繋がってる席だから多分VIPだね。

「インタビューに答える部屋だ

希望者は選手側に座ってマイクに向かっているよ

インタビューに答えている選手気分だね。

そして他の人はその姿を写真撮影。

本当の選手じゃないけれど、ガイドさんがこの楽しい雰囲気を作り出してくれてます。

「バーもあるよ

「ここは放送席だね~」次々とガイドさんの案内で回りますよ。


スタジアム内にはとても素晴らしいレストランもあるよ

私が歩いている通路から吹き抜けの下を見るとテーブルと椅子が並んでいます。

テーブルクロスはスタジアムの柱のように赤くて綺麗。

そして高級感が溢れた雰囲気です。

その通路の先の方に何だかガラスのトンネルのようなものが見えてますよ



「ガラス張りの円形の中はエスカレーターだ

ガラス張りだから下にアヤックスの練習場も見えてきます。

「このスタジアムって楽しい

「宇宙ステーションみたいだねー

エスカレーターをどんどんどんどん上って、ずっと高い所からピッチを見下します。

こうして広いスタジアム内をただただガイドさんの後を付いて歩いていると・・・

「お~ スタートのカウンターのあった場所の反対側から出てきたよ


とても丁寧なツアーでした。

戻ってくると、最初にピッチ上で撮影した写真も出来上がっていました。

もちろん別料金ですけどね。ひとり旅って自分が映る機会が少ないから嬉しいですよね。

写真代を支払って受け取ったら、もう一つのお楽しみ、オフィシャルショップでお買い物。

「やっぱりサッカーグッズって欲しくなっちゃう

「アヤックスも好きなの

「ズラタンがいた頃のヤングアヤックスって楽しかったよね

サポーターじゃないけど、たくさんの魅力のあるヨーロッパの名門クラブ

ついつい夢中になっちゃうのは許してね

 

 

 

 

続く

 


第75話《アムステルダムアレナに来ちゃったよ!》

2023年03月09日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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駅に到着 

割と大きな駅です。もう構内からスタジアムへの方角が示されてるよ。

それを確認しながら改札を出るとスタジアムの屋根がドーンと目に飛び込みます。

迷いようがありませんね。

お天気は相変わらず曇ったり、ポツポツしてきたり晴れたり。ダッチウェザーそのものです。

スタジアムゲートまでの道には、カラフルな建物が目を楽しませてくれます。

本当にオランダらしい感じ。

オランダって、家具やキッチン用品や雑貨でも、色鮮やかで可愛らしいデザインのものが多いですよね

「あっ そういえば代表チームのユニフォームもオレンジ色だ


スタジアムに沿って歩くとメインゲートはすぐに分りました。



残念なことにもうリーグ戦は終了。だからスタジアムツアーのお客さんとオフィシャルショップのお客さんだけ。

閑散としたスタジアムです。

オープンしてるのはここだけだから目立ってたんですけどね。

「でもツアーのお客さんは結構いるなあ」

「やっぱりアヤックスって人気があるんだね」


「よし ツアーを申し込まなきゃ

またまたドキドキしながらカウンターへ向かいます。

片言英語でツアーをお願い「伝わったかな・・・」

「大丈夫

カウンターの女性が一番早いツアーの時間を書いてくださいましたよ。

そして、入口方向を指してくれます。振り返るとそこでツアー開始を待ってる方がいます。

「そこに集合ね」勝手に納得しちゃいました。

「言葉が分からないって想像力が大切だものね

集合時間までは隣接しているオフィシャルショップを覗きましょ

「さあ、そろそろ集合時間です。」


スタート時間になると担当のスタッフの方がいらっしゃいました。

最初に「英語の分る人」と「オランダ語の分る人」の確認をしているようです。

「どっちも分らないけど・・・」

「日本人は私だけなのね

「まあ控えめに付いていくことにしましょ

「アンフィールドのツアーだって何のお話をしてくれてるか分からないで付いていったもの。」


近代的な階段やエレベーターで上の方へ上がっていきます。

まだ新しそうで綺麗 赤が際立ったキュートなデザインのスタジアムですね。

「白い壁に赤い柱がとても可愛いい

あちこちに目を奪われちゃいます。

「ツアーはピッチから始まるのね。」

すでにシーズンが終わったピッチには敷物が敷かれて工事中です。

どうもシーズンオフはコンサートが予定されてるらしい。

イングランドもウェンブリースタジアムなんかはコンサート会場になってますよね。

「あっ 日本もスタジアムでコンサートってあるよね


まずピッチ上では記念撮影。

カラフルな観客席に書かれた絵をバックにピッチで写真を撮影してくれます。

5万1000人程収容できる、開閉式屋根を備えたドーム型のスタジアムです。

誰も座っていない観客席もオランダらしく明るい色彩の可愛い絵が描かれていますね。

この大きなスタジアムのピッチに立った感動を伝えたくてまた日本の友人に写メール。

ガイドの方はかなりの時間を費やして丁寧な説明をしっかりしてくれているみたい。

「まあ、何も分からないんだけどね」

「いいんですよ ここに自分がいることが大切だもん

 

 

 

 

続く

 


第74話《地下鉄でアムステルダムアレナへ》

2023年03月09日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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初めて来たこの駅は、地下鉄という感じがしないくらい大きな駅です。

行き先が違う電車が何本か出てます。

「これは間違わないようにしないと

地下鉄はトラムと同じOV-chipkaartで乗車出来るから簡単

構内に入ろうとすると改札が二種類。「何か書いてあるぞ

どうもOV-chipkaart用の改札と違うチケット用もあるみたい。

チケットによって通る改札が違うんだね。間違えないように慎重に通過。

行き先を確認してホームへ上がりましょ。

このホームに止まる電車も途中で別の目的地へ行っちゃう地下鉄が走ってるから要注意ですね


「お~ 地下鉄がホームに入って来たよ

「乗車する地下鉄は『54Gein』のはずだよね。」

「入ってきたのは53番だ

「目的地が違う。これじゃないね。」

電光掲示板で確認すると次が『54Gein』行きらしい。

「次のだ

ホームに入って来た電車の行先を確認して早速乗車です。

でも心配なことがもう一つあるんですよね。

アムステルダムアレナは2つの駅の真ん中辺り。

「最寄駅が2つって 私はどちらの駅で下車したらいいの


スタジアムツアーの申し込みはメインゲート。

メインゲートに行くにはどちらの駅が便利なのか分らないんですよ。

「どうしよう・・・」

「手前の駅 それともその次の駅

考えていたら前の方にスタジアムの屋根が見えてきちゃいました。

「ヤバい

「もう決めなきゃ

「どうしよう 最初の駅に到着しちゃうよ~




「そうだ

意を決して目の前に座る女性に声をかけることにしましょ。

だからってまともに英会話が出来る力はないことをご存じですよね。

「アムルテルダムアレナ」語尾を上げたらなんとなく

「あれがスタジアムですよね」なんてニュアンスが伝わるはず。

「イエス

前に座ってる女性はにっこり優しそうに答えてくださいました。

「やっぱりね伝わったね


「良かった ホッ

そこでアムステルダムアレナの図を見て頂きます。

メインゲートを指で示して「どちらの駅

自分の意思なんてそんな感じて聞いたら伝わるんですよね。

すぐに彼女は地図上の駅を指して「こちらの駅」って教えてくれましたよ。

「やりました

これで目的の駅も分ってひと安心。

スタジアムって大きいから、試合を観戦する時のシートの場所とかでも駅が違ったりしますよね。

間違えたらスタジアムを半周以上回らないといけないのは辛い。

最寄駅と言っても大きなスタジアムでは複数あったりします。

バルセロナへ行ったとき、カンプノウなんて地図で確認すると最寄駅が3つあったもの。

 

 

 

 

続く

 


第73話《オランダ=ダッチ!!!》

2023年03月09日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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いよいよ地下鉄でアムステルダムアレナに向かいます。

オランダって「ダッチ」って表現が多いですよね。

「ダッチウェザー」だけじゃなくて、

「KLMダッチエアライン」(正式名じゃないですけど)、オランダのコーヒーを「ダッチコーヒー」そしてオランダ人を「ダッチマン」…。

「あっ これはあまり良い言葉ではないらしいから使わない方がいいかも

でもリヴァプールのカイトが「ダッチマン」って表現されてたりしますよね


「ダッチウェザー」と言うのはくるくると目まぐるしく変わる天候のこと。

オランダの天候の特徴らしいですよ。晴れ、曇り、雨と空模様が次々変わる

モータースポーツも大好きな私

オランダのサーキットでのレースを観戦していると、コーナーによってお天気が違ってたりして、

ライダーにとってはとてもレースが難しいんですよね。


今、頭上が灰色の雲で雨が降っていても、雲はすぐに途切れて青空が見えて、すぐに日差しが差し込む。

雨も「ザーッ」って強く降ってくるようなものじゃなくて、ポツポツとか、霧雨っぽいとか、傘は必要ない感じの雨。

当然気温も変化しやすいですね。

着るものは脱着しやすくしたり、折りたたみの傘を持って出かけることが必要かな

今日はいつもの中央駅とは反対方向にトラムで向かって地下鉄に乗り換えますよ。

今ままでとは違う景色と言うのはまた楽しみです。


いつもとは反対側の停留所からトラムに乗車。



また路線図を眺めながら、降りる駅を間違わないように付き合わせ。

文字が読めないというのは駅名が頭に入らないという点はちょっと大変。

反対方向ということは、郊外に向かっているから雰囲気は寂しい感じです。

今までみたアムステルダムの街とは違って一人で歩くのはちょっと心配な雰囲気です。

もちろん、実際はどうか分らないけれど


暫くすると、トラムは目的の地下鉄の駅前に到着。

地下鉄と言っても、私が乗車する駅はもう地上を走っています。

アムステルダム中央駅から出ている地下鉄。

でも中央駅から乗車だと少し戻ることになるので、トラムで行き先により近い駅を目指すことにしたんです

 

 

 

 

続く

 


第72話《危機管理のためにすること》

2023年03月08日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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彼女はカードもパスポートも無事だったから、その日の内にパリが恐くてアムステルダムに逃げてきちゃった。

大使館に連絡はしたものの、警察には届けてないらしいです。

そのお話で気になることがありました。

「パスポートやカードは盗んだら足が付きやすい」

「でもパスポートやカードはスキャンして偽造を作る可能性がある」

そんな犯罪の情報を読んだ経験があったような気がします。




そのお話を彼女にして、すぐに日本のカード会社に連絡することを勧めました。

使われてる形跡があったら保険を適用出来るようにお願いしなければならないですね。

パスポートもスキャンされていたら怖いです

大使館等にそのお話をしてどう対処したら良いか指示を仰ぐことをお勧めしました。

今までの経験と、言葉が出来ない分安全のために色々調べたことがお役に立てそう

少なくとも彼女は少し落ち着いてくれたみたいです。


彼女は一人で世界一周の旅 英語も出来て旅慣れてるんです。

だからこそあまり危機管理の準備の必要が今までなかったんですね。

私は言葉も出来ないし、何かあったら自分の頭で解決させなくちゃならない。

そんな私は情報の収集が必須ってことなんです。


「少し彼女に笑顔が戻ったみたい

ちょっぴりホッとしました。

それに彼女は猫さんが大好きとのこと。早速猫博物館のお話をしちゃいました。

彼女もモナちゃんにはご対面済みで、モナちゃんのお話でも盛り上がりました。

今日、彼女はアムステルダムで、ずっと気になっていた照明を見に行く予定だそうです。

私はアムステルダムアレナを訪ねる予定にしてます。

加えて彼女は今夜の宿泊場所を探さなければならないですね。

「現地で今夜の宿泊先を探すなんて

ダイニングもそろそろ閉まる時間。

メールアドレスを交換して、お互いの今日のスケジュールに取り掛かることにしました

 

 

 

 

続く