with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第23話《いよいよオールドトラッフォードに入ります!》

2023年05月15日 | 2013年マンチェスターにてナショナルダービー

 

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皆さんとお別れしてメインスタンド側のエントランスからスタジアムに入場します。

「『シアター・オブ・ドリームズ』(夢の劇場)って呼ばれているスタジアムなんだよね

「何だかドキドキしちゃう

座席番号の近い入り口で、カードをタッチして矢印の方向に進みます。

「さすがだ~

トイレやバーのあるバックヤードがアンフィールドよりかなり広くて余裕があります。

「当たり前だよね

「収容人数も見た目のスタジアムの大きさもかなり違うもんね

 

「ナショナルダービーの観戦が出来るって思っていなかったのに、シートは前から7番目なんて

シートまでたどり着くとピッチがとても近くて感激です。

「いつもながらこの近さは嬉しいよね

「せっかく現地まで来たんだもの。」

「憧れの選手を近ーい距離で見たいよねー

「試合内容はちゃんと録画予約しているし

着席して辺りを見回してみると、YUMIさんをすぐ近くの席に確認出来ました。

「立ち上がって観戦したら、感激の時に手を合わせる距離って嬉しい

「あっ YUMIさんはマンUのサポーターだった・・・

 

少しYUMIさんと会話をしていると周りのサポーターの視線が同じ方向を向き始めました。

「わあー  選手だ

「しかも目の前がリヴァプールの選手のウォーミングアップなんて嬉しい

「ダメダメ 喜びを隠さなきゃ

「ここはマンUサポーターの席だった。」

私の座る席の左側ネット裏の方にリヴァプールサポーターの席があります。

リヴァプールのサポーター席も盛り上がっているのが確認出来ます。

「私ったらついリヴァプールの選手ばかり撮影

「ダメダメ マンUサポーター席だから消極的に撮影しなきゃ 。」

オールドトラッフォードで観戦だけど、幸運にもジェラードだってスアレスだって目の前でウォーミングアップです。

「凄く得した気分だよねー

もちろん選手の名前は心の中で叫んじゃいます。

「ジェラード スアレス アッガー etc・・・」

 

 

 

 

続く

 


第22話《オールドトラッフォードに向かいます》

2023年05月14日 | 2013年マンチェスターにてナショナルダービー

 

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タウンホールの反対側の公園側からクロスストリートを戻ってみることにしました。

「前方に見えているのは昨日のショッピングセンターみたいだよ

ランチも頂きたいからショッピングセンターに寄ってからホテルに戻ることにしました。

「知らない通りを歩くのって楽しいんだよね

「タウンホール近くには中央図書館なんかもあるんだ

「次回リヴァプールに来た時に、また時間をとって訪ねてみるのもいいかも 。」

カテドラルに行った帰りに寄ったショッピングセンターまで来ました。

「ランチをテイクアウトしてホテルに帰ろう

「着ている物を、冬の観戦仕様に着替えなきゃ

「年が明けてからの真冬の観戦は初めてなんです

寒さが想像出来ないので、日本を出発前にはTAKAさんに気温のことを確認していました。

ちょうどヨーロッパがかなり寒い日が続いていた時でした。

『タイツの上にパンツ2枚履いて観戦しても寒かった~ 』TAKAさんのそんなメールでビビった私

 

メールを頂いてすぐに、ユニクロのヒートテックを購入しました。

パンツも内側が温かなフリース素材で、外側は風を通さない素材のものを探して購入。

80デニールのタイツに厚手の靴下。

雪が降っても大丈夫なようにムートン調のブーツ

「もちろんホッカイロも持参です

「TAKAさんに様子を伺っておいて良かった

「風邪気味になっちゃったから尚更助かった

「寒いと試合に集中出来ないもんね 。」

 

「ランチを頂いて、着替えをして、かなり着膨れ気味な私

ホテルを出ると通りの向こうはピカデリーガーデン駅。

黄色いトラムに乗ればオールドトラッフォードに行けます。

「わあ  たくさんの人達が並んでる

駅のホームの入り口に乗車チケットの販売機があるから、そこで詰まっています。

ホームに上がれなくて、前の道路が行列になっています。

「ホームの両サイド共、凄い人の行列だ

「昨日行ったからって、スタジアムに向かう時間を甘く考えすぎてたみたい

 

ヨーロッパに行くとまだまだチケットを購入して乗車する機会が多いですね。

そのために乗車前には並ぶことも多いです。

「でも、並んでる人達はにこやかで、イライラしている様子もないんだよね

「今の日本人だったら、並んで切符を買うことがあまりなくて、この状態は辛いかもなあ

私も列の最後尾に並びます。

「ダービーを前に、サポーターの表情がとっても楽しそう

「そうよねえ。 今年のマンチェスターは強いもんね

「サポーターの表情が明るいのも分かるわあ

乗車券の発券機に近くなって来ました。

係員の方がスムーズに買えるように発券機の横で手伝っています。

「私は昨日、往復のチケットを買ってスタジアムに行っているもの。」「だから買い方は分かってるよ

一度経験をしておくと、焦ることもなくて、スムーズに買えるんですよね。

チケットを購入してホームでトラムを待ちます。

 

トラムがすぐに来ました。

「でもトラムの色が違う

ホームの係員に「オールドトラッフォード」って語尾を上げて聞いてみます。

「やっぱりこれには乗車しちゃダメみたいね。」首を横に振ったから理解出来ただけですけど・・・

「危ない 危ない 昨日は黄色いトラムがすぐに来たからね

またトラムが入って来ました。「また黄色じゃないよう

するとさっきの係員が親切に「これに乗りなさい 」そんな感じで指しています。

私も係員に、このトラムに乗車するのか確認してみます。

「これ

マンUのサポーターの方々も次々と乗車したので乗っちゃいました。

「みんなスタジアムに行くはずだから、ついて行ったらいいよね。」

トラムに乗ってしまったものの本当はちょっぴり不安です。

「でも多くのサポーターが乗っているし

いくつかトラムが駅を通り過ぎると、サポーターが降車を始めました。

「ここで降りるの」赤いスカーフをしている人は次々降りて行きます。

「だったら私も降りなきゃ」「ついて行けば大丈夫 大丈夫

駅名も分からないまま、ただただサポーターの後ろをついて行くだけな私。

「前日の予習はなんだったんだろう

 

降りた駅で乗り継ぎじゃないようです。

降りた駅を出て、サポーター達は歩き始めました。

「いったいどこにいくのよう

「迷子にならないようにしなきゃ 」訳も分からないまま後をついて行きます。

「もう何だか、どこの駅なのか訳が分からない

サポーターが移動したのは少し離れた別のトラムの駅のようです。

間もなく到着したトラムにみんな乗り込みました。

「私も取りあえず乗ろう

そしてまた混み合うトラムがいくつか駅を過ぎるとサポーター達はみんな降ります。

「ここがどこだか分からなくても、私も降りなきゃ

サポーターの後を付いて歩いていると大きな橋を渡りました。

「全然昨日と違うルートじゃない 」「見たこともない景色だし

初めて見た景色に「ラッキー 」なんて思う余裕もない私

橋を渡ったらサポーター達は川沿いに曲がって行きました。

もちろん私も曲がって、川沿いを歩きます。

 

数分歩いたところで、道が二つに分かれていますよ

「えっ サポーター達も右と左に分かれちゃった~

「どうしよう どうしよう

スタジアムって広いからシート番号で入口が違ったりするんですよね。

「とにかく正面エントランスの方に行かなきゃ

「誰かに聞かなきゃ  聞かなきゃ 」「誰に尋ねようか・・・」

きょろきょろ見回します。

「みんな速足」「会話中だったりで聞けない

「マジでヤバいどちら側の方に行こう

 

やっと一人で歩いている方に声を掛けることが出来ました。

チケットのシート番号を見せながら左右の通りを指して聞いてみます。

彼は左側を指さしてくれました。「良かった~

暫く歩くと前日に来た場所、銅像のある場所に到着することが出来ました。

TAKAさんやYUMIさんは、一応銅像の前に集まると言うのを聞いていました。

もうチケットは持っていたのですが、私も銅像の前で待って一緒にスタジアムに入ることにしていました。

ここはみんな待ち合わせに利用する場所らしくて多くの方が人を待っている様子。

「TAKAさんとYUMIさんだ 」昨日ご一緒させて頂いた日本人の方達にも会えました。

私はYUMIさんのすぐ後ろの席だそうです。

「TAKAさんはひとり、離れた席なの

実は、私は日本人の名前のTAKAさんの年間シートのチケットをお借りしました。

「何か聞かれても英語が分からない私

「日本人の名前なら不思議がられることがないもんね

TAKAさんは今日試合に来られない英国人の男性の名前のチケットで観戦だそうです。

「TAKAさんなら、もし名前が違うチケットのことで何か質問されても、説明が出来るもんね

相変わらず出会った方々に助けられっぱなしな私

 

 

 

 

続く

 


第21話《タウンホールへ行ってみよう!》

2023年05月13日 | 2013年マンチェスターにてナショナルダービー

 

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Yumiさんの情報お陰で香川のサインと写真も手に入れました

「やったよねー 写真撮影も出来ちゃったし

これからYumiさんのお宅のお客様と一緒にお食事に行くそうです。

「なぜだろう・・・私、食欲がない 」夕方からちょっと疲れている感じがしていました。

「サインを頂いている時には忘れていたんだよね。」

食事のお話になって、食欲がないことに気が付きました

「せっかく誘って頂いたのにごめんなさい 」私だけ食事をしないでホテルに戻ることにしました。

「今日はあまりにも濃い一日だったものね。」

「シルバに会えたり、ジョーハートにも会えたり

そして香川にサインを頂いて、写真も撮らせて頂きました。

「きっと喜びの興奮で疲れ切ってしまったのね

「情けない

それに1月のイングランドはかなり寒くて、風邪気味になってしまったようです。

「明日はダービー 風邪をひいちゃうわけにはいかない

Yumiさんの車でホテルに送って頂いて早めに休むことにしました。

「みんなでお食事が出来ないなんて本当に残念

 

そして翌朝。

素直に早く眠ったお蔭で体の調子も少し戻ったみたいです。

「昨夜、漢方薬を飲んで早めに休んだのが良かったみたいね 」飲み慣れている常備薬ってやっぱり旅の強い味方です。

「試合は午後からだしどこか観光してみようかな

あまり時間の余裕が無い中で訪ねられそうなタウンホールに行って見ることにしました。

「ホテルから歩ける範囲で調べると、タウンホールって有名な建物らしいからね

『荘厳なゴシック様式の建物はマンチェスターの象徴』そんな風に紹介されていました。

「『マンチェスターの象徴』なら行ってみなきゃ

「『典型的なビクトリア時代のゴシックリバイバル様式な建物』って何だか難しい」時計台が目印だそうですよ。

地図で確認するピカデリーガーデン駅からトラムの路線に沿って歩いたら辿り着けそうです。

「トラムだと3つ目の駅位」「路線に沿って行くのなら迷う訳ないし

前日、オールドトラッフォードに行く時に乗車したトラムの走る通りに沿って歩きます。

 

2つ目のトラムの駅を通り過ぎてまた暫く歩くと広い通りに出ましたよ

その広い通りを渡った先の右手に巨大な建物が見えています。

「地図だとあれっぽいよねえ

「巨大だあ

地図を念入りに確認していると、私が立っている横のドアが開いて女性が出て来ました。

「ここってカフェだったんだ

その女性が突然、私に話しかけます。「

「もしかしてどこに行きたいのか聞いてくれているのかな

咄嗟の判断で私ったら「タウンホール」って答えちゃった。「一か八かだったんだけどね

彼女は笑顔で私の思っていた通りの建物を指してくださいました。

「サンキュー」お礼を言った瞬間、彼女から驚きの言葉が

「・・・・『モンスター』」

いつもながらほとんど聞き取れなかったけれど、確かに『モンスター』って聞こえたよ。

しかも、苦笑いのような微笑みを浮かべながら

 

広い通りの信号を渡ってタウンホールまで来ました

「彼女のモンスターに納得

「これは大きいわあ

タウンホール沿いに歩いても、歩いても、建物が長くて中々反対側の端にたどり着きません

カメラに収めようとしても全体が入らない

やっと建物の端まで来ると広場がありました。

「ここがアルバート・スクエアなのね 」確かにガイドブックに載っていた時計台があります。

「試合の当日だから、建物内をゆっくり見学する時間が無いのが残念ね

「昼過ぎにはスタジアムに行かなきゃ

「せっかくだから、公園側から違う道をホテルの方に戻ってみましょ

 

 

 

 

続く




第20話《香川のサイン貰ったよ!》

2023年05月13日 | 2013年マンチェスターにてナショナルダービー

 

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いよいよこれからYumiさんの運転する車で、マンUの選手に会いに行きます。

「こういうのって初めてだからドキドキだよねー

車を駐車場に入れて少し歩くと選手と会えるという場所に到着しました。

「どんなところにいるのか私には全く分からない

「もう、サインを貰いたいファンで一杯だ 凄いなあ

現地のファン歴の長い方々は、いつどこに行ったらいいのかちゃんと心得ているんですね。

係員の方にサインをして欲しいグッズを見せます。

「サインを頂くのに何のチェック

係員の方にサインをして欲しいグッズを見せないと先に進めません。

Yumiさんのお話だとサイン入りとして売買しようとする人がいるのだそうです

「そうなんだあ だからサインをして欲しい品をチェックしているのね。」

私は香川のユニフォームとカレンダーと油性のペンを見せてOKでした

 

選手が通る通路沿いにはもう多くのサポーターが集まっています。

「みんな体が大きいから全然前が見えない

YumiさんやTakaさんも日本人だから、小さな体を入れられそうな隙間を探します。

体の大きな現地の男性たちが、まるで子供を前に入れてあげる時のように隙間を譲ってくださいました。

「サンキュー

「同じマンUのサポーター同士って思っているのねー

「ごめんなさい リヴァプールサポータです

心の中で謝っておくことにします。

「香川が加入したから日本人には親切にしてくれるのかも

イングランドの方から見たら、「遠い極東の日本から来た」ってことだもんね。

「それにしても暗くて、何が起きているのかよく分からない

「選手が集まって来ているの」サインを頂ける準備をしながら待っています。

「えっ喜ぶのはまだ早い

ここに選手が到着しても、サポーターの前に来てくれるかどうかはあくまでも選手次第

「Yumiさんのお話だとルーニーは殆ど来てくれることは無いんだって

新しく加入した選手は、サポーターの心を掴みたいからサインをしてくれる可能性が高いそうです。

 

「香川が来たみたい

日本語で車を指しながら『あそこにいるのって香川』って声が聞こえて来ました。

「こちらに来ないのかなあ

「中々車から出て来ないよ

Yumiさんの所でお会いしたお客様も含めて日本人同士で名前を呼ぶことにしました

「香川  香川~ 」来てくれるように願うばかりです。

「やりました

「笑顔でこちらに向かってくれているよ

すると大きな体格の現地の方々が私達日本人を一番前に割り込ませてくれました

「優しいなあ ありがとう

 

私はユニフォームとカレンダーの両方にサインを頂くことが出来ました

キャーキャーと嬉しそうな声が響いていて、私の声が届きそうにないのでカメラを見せました

「ちゃんとこちらを向いてくれるなんて

香川はちゃんとカメラ目線で撮影をさせてくれたんです。

他の日本人の女性の方はツーショットもお願いしていましたよ。

「私はシルバとのツーショットですでにお腹いっぱい

 

香川が立ち去るとこんどはファンペルシがやって来ました

「キャー いっせいにみんなサインを求めてる

現地の方もファンペルシだとサインを求めたり、写真撮影したり、香川の時のような譲って頂ける雰囲気はありません。

「明らかに香川の時とは、ファンの反応が違う

「もう隙間も譲って頂ける状態じゃない

「イギリス人の大きな体の後ろでまったくなにも出来ないよー

サポーターに圧倒されたまま、サインどころか写真撮影のチャンスもありません。

「ファンペルシは戻っていっちゃった

大好きって訳じゃないけど、かなり残念な気分になっちゃいました。

「近くで会ったら、ファンペルシってすごく綺麗な瞳をしていたんだもの

 

 

 

 

続く

 


第19話《シティのスタジアムとこたつと猫》

2023年05月10日 | 2013年マンチェスターにてナショナルダービー

 

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シルバやほかのマン・シティの選手たちに会えた興奮冷めやらぬまま、Takaさんの車に戻りました

『シティのオフィシャルショップに行こうか

『オフィシャルショップのトイレってとてもきれいなのよ

Takaさんが現在地から近いことと、とても綺麗と言うことで提案してくれました。

「スタジアムも見てみたいし」「ちょうどいいかもねー

車で移動だからか、練習場からはすぐって感じでした。

「テレビで見慣れたエティハド・スタジアムだ

「めちゃカッコいい」大きなスタジアムが目の前に現れて来ました。

 

駐車場に車を止めてオフィシャルショップに入ります。

ショップ内は土曜日と言うのにとても静かです。

「きっと明日ロンドンで試合だからだよね。」

マンチェスターシティの商品は空色「洗練された感じのお洒落なものが多いなあ

「フットボールクラブのグッズって感じじゃないよね。」

「普段使いが出来そうなものが多いかも。」空色のグッズは可愛いものも多くて思わず欲しくなっちゃいます。

「でも我慢 我慢 」「だってこのスタジアムにはいつか絶対観戦に来るつもりだもの。」

「マンチェスターダービーも面白そう

「リヴァプールがマンCと対戦もいいよね 」マンCが目的じゃない今回の旅では買わないことにしました。

「マンCの試合観戦じゃないのに、やっぱりここで購入はダメだよね

「私ってどうでもいい所にこだわるなあ

 

目的の広くて綺麗なトイレは2階

大きなスタジアムだけあって、さすがにトイレも広くて、綺麗でとても気持ちが良い

「ヨーロッパ旅行って女性にはトイレは気になりますよね。」

こういう情報を知ると、とても安心して旅を楽しめます。

 

トイレをお借りして次に向かうのはTakaさんのお友達のYumiさんのお宅だそうです。

「Yumiさんは古くからのマンUファン

「試合の前日にマンUの選手からサインを頂ける場所の情報が入る確率が高いんだあ

私は何としても香川真司のサインは頂きたいと思ってユニフォームを買っています。

「だって日本人だもの。」

「香川がプレミアで活躍するのは嬉しい

「たとえマンUの応援は出来なくても観戦の楽しみが増えるよね。」

 

車は古い町並みの住宅街に入って来ました。Yumiさんのお宅に到着らしいです。

すると入れ違いにYumiさんが車でどこかに行ってしまいました

「日本からのお客様をお迎えに駅に行くんだあ。」

Takaさんと一緒に主のいないお宅にお邪魔して待つことにします。

「とても仲良しなのね

「Yumiさんは不在なのにお部屋に入って帰りを待つなんて

Takaさんと一緒にYumiさんのお宅にお邪魔します。

「まるで日本の玄関と一緒。」靴を脱いでリビングに入ると絨毯にこたつ

「こたつだ 日本にいるみたい。」

しかも中を覗くと可愛い可愛い猫ちゃん「『秀ちゃん』ってお名前なの

「こたつに猫だなんて・・・本当にここはイングランド

Takaさんとこたつに入って秀ちゃんを撫で撫で。

間もなくYumiさんが戻って来ました。

 

「初めまして

さっきはTakaさんもYumiさんも車の窓からの会話だったから、この時にYumiさんとはじめましてのご挨拶です。

日本人のお客様も一緒です。

ナショナルダービーと言うことで、彼らもマンチェスターにサッカー観戦に来たとのこと。

「もちろん彼らはマンUファンよね」つまりYumiさんとお客様はマンUファン。

Takaさんと私はリヴァプールファン。

「当然フットボールのお話で盛り上がり

だけど明日のダービーはリヴァプールファンの二人にとってはちょっと不安です

「マンUファンにとっては余裕でしょうけど

 

日本からのお土産の羊羹と日本茶を頂きながらお話に夢中になっています。

「羊羹と日本茶」「こたつには猫がいて何だか和むわあ

「でもここはイングランドのマンチェスターなんだよね。」

「このまま寛いでいたいけれど目的は違います

Yumiさんのお話だと試合前日は選手たちが集まるのだそうです。

「時間と場所の情報を聞けるの

選手が集まるだろう時間の30分位前に、その場所に到着するように車で行くそうです。

『いい場所を確保しなきゃ

「私も頑張れるかなあ

 

 

 

 

続く