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いよいよ搭乗しました 機内はいつもの旅よりかなり混んでいます。
「チェックインカウンターでも感じたよね」
「いつもは3人席で私が最初に通路側を予約します。」
次に窓側が埋まるから、横の中央席はたいてい空席です。
今回は周りを見ても中央席も殆ど埋まっていました。
「離陸したからもうすぐ食事ね」
「エールフランスの楽しみはやっぱりシャンパン」
迷わずシャンパンを頂いて、食事には赤ワインを頂きます
「お腹も満足」「さあ眠りましょ」
エールフランスでのフライトもいつものように過ごしてパリに到着しました
「さあ、ここからが緊張だよー」
降りた直後はまだ日本語の案内があります。
「乗り継ぎの搭乗口を電光掲示板で確認ね」
初めてバルセロナに行った時は、この掲示板をゆっくり確認する余裕もありませんでした
「あの時は凄い早歩きで同じ便の人に付いていったよね」
「どこを移動中かなんて全く分からないまま歩いていたし」
電光掲示板でマンチェスター行きを探します。
「見つけました」
「確かに5Eなんだけど・・・」
「搭乗口の番号が凄く大きな数字ってのが嫌な予感」番号に従ってまずは下の階に下がって行きます。
「30、31、32・・・」
搭乗口の番号が大きいからかどんどん先の方に歩かされます。
「マンチェスター行きって60番台だもん」
「他の5Eの搭乗口はあるのに・・・」「また階段を降りるの」
「ガーン」
階段の下では多くの人が何かを待っているようです。
「何だか駅のホームみたい」表示を見ると鉄道のような乗り物の表示
「まさかのサテライト」
「シャトルトレインで移動ってこと」
前回のEriさんと一緒の時には歩きだけでした。
「あの時は夜中だったからシャトルトレインは動いてなかったの」
しかもこのシャトルトレインって駅が1つじゃないみたいなんです。
「私って間違いなく搭乗口の番号をたどってきたよね」乗る前に急に不安になって来ました。
「だってサテライトまで行ってから間違いに気づいたら乗り遅れるかも・・・」
「いや、絶対ちゃんと確認しながら来たはず」
そこに地下鉄のようなシャトルトレインがホームに入って来ました。
「英語とフランス語の案内だ」
「なんていってるの」
表示を見ると次で降りるようです。
「でも自信ない」何とか搭乗口の番号に到着出来ました。
「これだからパリシャルルドゴール空港の乗り継ぎって嫌い」
「マンチェスター行きの搭乗が始まりました。」
機内に乗り込んで乗務員の方に「入国カード」をお願いします。
KLMではイングランド行きに搭乗する時に、パスポートとチケットを見せると入国カードが必要か尋ねられます。
「ちゃんとカウンターに用意されているんだよね」
いつも搭乗のときに入国カードを貰うことが出来ていました。
ほかの人の搭乗を待ってる間に、ゆっくり落ち着いて記入が出来るんです
「これはとても助かっちゃいます」
でもエールフランスはそこまでのサービスはないみたい・・・
前回のエールフランスではマンチェスターでの記入は大変だからと、Eriさんがスタッフの方に尋ねてくださいました。
「尋ねてからかなり待たされたんだよね」
乗務員の方にもう一度お願いして、やっとのことで入国カードを頂いて機内で記入が出来ました。
今回の乗務員の方はすぐに入国カードのことを調べに行ってくださいましたよ。
「良かった この方は優しいわあ」・・・と思ったら・・・
「入国カードは到着してからなの」
機内にはないから、マンチェスターに到着してから入国時に記入するようにと言っているようです。
とても済まなそうな表情をしてくれたんだけどね
「着いたらすぐ鉄道駅に移動だから先に書いておきたかったのに・・・」
「やっぱりKLMの方が親切だ」
「2つの理由は理解して頂けましたか」
「シャンパンは嬉しいんだけどなあ」
続く
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