きたのたまねぎ

日々の出来事や愛猫のことなどをひとりごち♪

sweetむぎforever

2016-12-10 19:35:15 | cats
去る11月24日の朝、私のかわいい末っ子、むぎが天に召されました。





10歳と2ヶ月2日の猫生でした。




ねこちんが20年生きましたから、丁度半分の年齢です。




むぎは我が家の猫の中で一番若くて元気でしたので、
ねこちんが亡くなった時に私が考えたのは、
「これから先、いつかはわからないけれど、私はむぎと一緒に、
チャタ、その次は、マルコを見送るのだろうな。それからは、数年間、
甘えっ子のむぎを一人っ子として、思う存分甘やかして、ラブラブな時間を過ごそう」
なんてこと。




けれど、それは私の妄想に終わりました。
ねこちんが亡くなってから数ヶ月後にむぎの療養を始め、
ねこちんが亡くなってから約1年後に彼を看取ることになるとは。





むぎが亡くなって、すぐにブログを更新しなかったのは、
いつも私の腕の中にいたくっつき虫のむぎを失くした喪失感が大きすぎて頭がフリーズするくらい
大きな「むぎロス」の真っ只中に居たからです。
むぎは複数の病気で、しかも、数ヶ月前には主治医から余命も告げられるほどの状態でしたので、
こんな日がいつか来るのを覚悟していましたし、
私なりにできる限りのことをむぎにはしてあげられたと自負していました。
そして、何より、本当に死にそうな状態から、いつものいたずらっ子に戻り、宣告された余命よりも
驚くほど長く生きてくれたむぎくんに心から感謝し、むぎには思い残すことのないよう沢山の愛を注ぎました。
ですから、むぎを看取って、お葬式が済んだら、気持ちの整理もきっとつくだろうな、と思っていました。
が、それはまったく違っていました。
実際は寂しくて、恋しくて、後悔して、泣いてばかりで…。




でも、泣いて嘆いてばかりいては、最後まで驚くほど頑張ってくれて、
カッコよく猫生に幕を引いたむぎに、とっても申し訳ないと思いました。
「むぎロス」の突破口を開くために、まずは、頑張ってブログの更新をすることにしました。
でも、闘病生活を振り返る記録を書く気にもなれず、どうしたらよいのか困ってしまいました。
なので、天国のむぎくんへ手紙を書くことにしました。



むぎくんへ


むぎくんが虹の橋のたもへ旅立ってしまってから16日が経ちましたね。
そっちでは、ねこちん姉さんや私の父にもう会えましたか?
そうか、ねこちん姉さんは、びびりのむぎを心配して途中まで迎えに来てくれたよね。
姉さんとむぎは仲良しだったものね、きっとそうだよね。

むぎに私が最後に触れたのは私がベッドへ行く前。
でも、その後に静かに逝ってしまったのは、きっとむぎの優しさだったんだね。
むぎが苦しんでいるところを見るのが何よりも辛い、そんな私を悲しませないように。
優しいむぎ、本当にありがとう。
そして、長い闘病生活、本当にお疲れ様でした。
とってもとっても頑張ってくれましたね。

私にとって、むぎは、甘えっ子で、駄々っ子で、いたずらっ子の末っ子坊やで
正直言って、あんな風に、男らしく、カッコ良く、美しく、
みんなにさよならしていくような子だとは思っていなかったよ。
むぎのこと、わかっているようでわかっていなくてゴメンね。

私がむぎに初めて会ったのは、まだ、ママのおっぱいを飲んでいる頃なんだよ。
覚えてるかな?
お地蔵さんのような、にこやかで、かわいらしい、むぎの顔を近くで見たくて、
おっぱいを飲んでいるむぎをママから離そうとしたら、ママに手を軽く噛まれた覚えがあるよ。
「私の可愛いベビーを連れてかないで!」って言われた気がしたの。
むぎのママは、むぎを愛情いっぱいで育てたから、
むぎは私にママみたいな優しさを求め、いつも、くっついていたんだよね。
私が風邪でダウンしている時も、スルリと懐に入ってきたりしてね。
むぎの柔らかな手触りと、いいにおいを嗅ぐと、本当に元気になれそうな気がしたんだよ。
優しく頬を寄せてくれるのも大好きだったんだよ。
むぎの大きな鼻と私の鼻でキスするのも大好きだったんだよ。
いつもさりげなく体を寄せてくれたり、胡座の中にすっぽりと入ったり、
いつもむぎの優しさと懐っこさと温かさを感じて幸せだったよ。

時々、むぎはダミ声で一生懸命呼んでいるのに、私になかなか振り返ってもらえない時に
聞いたこともないような、超かわいい声を使って私を呼んだことがあったよね。
頭の良いむぎのことだから、知恵を絞って私を振り向かせたかったんだね。
あと、ご飯の時間に、歳の順でご飯を配られるものだから、最後まで待たされる年少のむぎが
床の上で体や頭をくねらせたり、壁に頭をスリスリさせたりと
かわいい♡ぽ〜じゅ(ポーズ)で猛アピールしていた姿を思い出します。
あと、待たされるのがわかっているから、
その間に急いでトイレを済ませに行く後ろ姿も愛おしくて仕方なかったの。
そんな姿をもう見られないと思うだけで涙が溢れます。
でも、泣いている私を見たら、きっと、むぎくんも困ってしまうね。

むぎの猫生の最終章は、お腹に水が溜まり辛そうだったけど、
10月中は、本当に驚くほど元気な様子で、テープルの上から飛び降りたり、
私の胡座の中にも入ってきたり出来るようになり、
「もしかして、このまま年を越せるんじゃないか?すごいぞ、むぎ!」
と思うほど活発に動けていたので、
低空飛行ではあったものの、楽しく穏やかな時間を過ごせたよね。
一時的でも元気な姿を頑張って見せてくれた、むぎには、ありがとう!って言いたいよ。
毎日の投薬や輸液にもとっても協力的で、むぎには感謝しています。
本当にいい子いい子だったよ。
病気になる前は叱ってばっかりだったけれど、そんな風に元気になって素敵な時間を私たちにもくれたから
いっぱい「いい子いい子」って言わせてくれた、むぎに、心からありがとう。
素敵な時間をいっぱいいっぱいありがとう。
この素敵なむぎとの時間を、私の一生の宝物にして、むぎみたいに一生懸命生きて、
そんなにすぐではないと思うけど、そう遠くない将来、
むぎがいる虹の橋に行くから、その時まできっと待っていてね。
「むぎー!」って呼んだら、いつもやっていたみたいに尻尾をピーンと立てて私の方に向かってきてね。
また可愛いむぎに会える日を楽しみにしているよ。

むぎとの時間、本当に幸せだったよ。
むぎ、うちの子になってくれてありがとね。本当にありがとね。
















むぎが大好きなチャタ兄ぃは、むぎの病気を知ってか知らずか、むぎに優しくしてくれた



むぎだけ美味しいごはんをもらえるので、面白くないマルコはむぎのおでこを容赦なくパンチ(~_~;)
それでも、むぎはマルコのことが大好きだった



沢山眠って体力を温存させていたむぎ



私もむぎも残された時間を惜しむようにくっついていた…幸せな時



ウエットフードしか受け付けなくなったむぎが突然ドライフードを食べ始めた
ドライフードが何よりも大好きだったむぎくん



元気な様子を見せていた10月
おもちゃをケリケリするまでに



10キロ近くあった体重が最後は5.5キロくらいに
存在も体も大きな子でした



少しでも温かく静かに過ごせるようにと、テーブルで作った「むぎの巣」
むぎは自分のために作ってくれたスペースだと理解したのか、むぎはずっとここを寝ぐらにした
不思議と、チャタもマルコもここには入らなかった
むぎの最期もここで…



ねこちんが亡くなる3日前
大好きな ねこちんの側に寄り添っていたむぎ
むぎのことを、ねこちんが虹の橋へと導いてくれたかしら



本当に天使のようなむぎ
お花いっぱいで送ろうと決めた
むぎみたいな明るいお花いっぱいで



sweetなむぎは私の心の中で永遠に生きているよ。
I really love you forever


Happy Happy Birthday むぎ 🎶

2016-09-22 15:31:29 | cats
昨日、むぎは10歳の誕生日を迎えることが出来ました!


むぎ、本当にありがとう!!


むぎは4月に慢性腎不全と診断されまして、
それ以来、皮下輸液を毎日投与しております。
腎臓コントロールの療法食と投薬と輸液のおかげで体調は安定しているように見えました。
が、血液検査の数値が随分と暴れており、原因をいくつか特定して、対処療法を続けておりました。


6月のチャタの誕生日のブログ記事をアップした頃にはまだ見つかっていませんでしたが、
9月のエコー検査で、肝臓に大きな腫瘍が見つかり、
あれよあれよと言う間に元気を失って行きました。


腎臓と肝臓以外のあちらこちらで症状が悪化し、むぎもぐったりとしておりましたので、
おそらく10歳の誕生日を迎えることが出来ないだろう…と覚悟していました。




まだ若いむぎとのお別れを考えると、頭の中が混乱しましたが、
今できる事を精一杯してあげようと思いました。
先生による医療的なサポート、猫友さんたちによる様々なサポート、
それから、私の夫による経済的(!)&精神的サポートがあるお陰で、
私も不安に埋没されずに看病することが出来ています。
それに、むぎも一生懸命毎日を生きています。
皆さんのサポートと、むぎの頑張りのお陰で、
昨日、むぎは一つ歳を重ねることが出来たと思います。
(画像はまだママのおっぱいを飲んでいた頃のむぎ)


昨日はしばらく出来なかった、ソファーに飛び乗ること、
そして、キッチンに上がることが出来ました。
キッチンに上がるとむぎを怒っていた私なのに、
その時ばかりは嬉しくなってしまいました。
いたずらなむぎが戻ってきた!と。



むぎのお誕生日プレゼントとして、
誕生日の前日に、素敵な猫ベッドをプレゼントしました。
むぎに似合いそうだな…とお店で見かけていたけれどずっと買わずにいたものです。
お腹が腫れているむぎが使えるのかどうかわかりませんでしたが、
むぎの10歳のバースデー記念に買いました。
(マルがきっと使うことになるだろうな…なんて思いながら)



飼い主の私の自己満足でした〜というオチになるかと思いきや…



「これボクのベッド?でも、マルちゃん、好きそうだから貸してあげる」
と、むぎが言うかどうかはわかりませんが…




じゃん!
ちゃっかり、マルコが入りました。




でも、マルコは、その時にたった一回入ったきりで、
その日の夕方以降は、むぎ専用になりました。
チャタも、前脚〜後脚〜と入りつつも、腰を降ろすところまではいかないのが不思議です。




なんと、しばらくの間出来ずにいた毛繕いを、ベッドに入って始めているではありませんか!




しかも、その後、丸まって寝てしまいました。
おかげさまで、毎日、むぎくんはこれを使ってくれています。
むぎくん、このベッド、とっても似合っているよ‼︎




スポイトで水飲みタイム♪
列を作って順番をまっている我が家のメインクーン達。
こんな日がまた戻ってくるとは思いませんでした。



まだまだ予断を許さないむぎの体調ですが、
まずは、この日を迎えられたことに感謝!
(胸いっぱいで、ブログ記事もなんだかまとまらないけれど、許してね!)



むぎ、お誕生日おめでとう!
そして、かけがえのない大切な時間をありがとう。
むぎからわたしたちへの大きなプレゼント…本当に猫って素敵な存在です。

6月は…

2016-06-16 19:24:29 | cats
お久しぶりです〜たまねぎです♪


ねこちんが亡くなってから約8ヶ月が経ちました。
その間、ブログを放置してしまいましたが〜〜

6月は…
チャタとマルコの誕生月なので、せめてその月はブログの更新をしようと思い
久しぶりに編集画面にログインしました。


さて、まずは、チャタ王子。



じゃ〜ん!

実は、チャタ王子、ねこちんが亡くなってからしばらくの間、寂しさからなのか、しょんぼりと元気をなくしていました。
「猫も鬱っぽくなるのね…」としばらくチャタの様子を見ていました。
そして、今年に入ってから、酷い脱毛、体重減少、多飲多尿の症状が現れ、
そのうちに声が掠れて、チャタの可愛らしいハイトーンヴォイスがハスキーボイスに変わりました。
「もしかして糖尿病かもしれない…」
あるテレビ番組で、かすれ声は糖尿病のサイン、と紹介していたことが頭を過ぎり…。




チャタくん、やっぱり糖尿病でした。テヘペロ

…なんて、今でこそ冗談が言えますが、診断された当初は、目の前が真っ暗に。




二週間ごとの通院と治療の成果が出て、血糖もだんだん低下し、おかげさまで元気を取り戻してくれたチャタ。
7日に無事、14歳のバースデーを迎えることができました。




にいちゃん、よかったな




おい、むぎ!調子に乗るなよ!!お前さんだって病気なんだから
(むぎの病気については、またの機会に…)




そして、紅一点のマルコちゃん
かわいいかわいいマルコちゃんも昨日、13歳になりましたよ。
ま、持病はいろいろありますが、13歳なりに元気に過ごしています




すっかりシニアな猫達ですが、それなりに過ごしていますよ〜♪



チャタ、マルコ、おめでとう!!
そして、生まれてきてくれて、うちの子になってくれてありがとう

I love you forever, Neko-chin!

2015-11-08 13:21:17 | cats
9月に20歳の誕生日を迎えた我が家のスター、ねこちん。
実は、先月に夫の腕の中で最期の日を迎えました。
いままで、ねこちんのことをかわいがっていただいたみなさま、本当にありがとうございました。




ねこちんは私たちが眠っている間とか、外出している間とかに
突然逝ってしまうのではないか?と思っていたので
朝起きてすぐ、帰宅してすぐ、ねこちんが眠っているところへ近づいて行って
呼吸をしているかどうかを確かめるのが習慣になっていました。

でも、ねこちんの猫生のランディングの時は、静かに、ゆっくりと、
はっきりとしたプロセスを経てやってきました。
ねこちんの魂は、私たち、そして、3匹のねこたちに
「さよなら」をしっかりと告げて天に向かいました。
画像は元気だった頃のもの




これはねこちんが亡くなる前日の晩です。
むぎは何か感じていたのかもしれません。




下降を始めたねこちんにそっと寄り添う男の子たち。
こういう時って、男の子って、とっても優しいんですよね…。
(お~い、マルコ~~




こんな風に、ねこちんを送れたらいいね…って夫といつも話していたのです。
ねこちんもそれを望んでいたのだと思います。
画像は元気だった頃のもの





ねこちんが亡くなったのは10月20日の夜でした。
その日と次の日の二晩ねこちんに居てもらい、
10月22日の夕方に霊園にて家族でお葬式をしました。
この画像も元気だった頃のもの



霊園での待ち時間に、ねこちんの思い出話を皆で…と思い、
ねこちんの写真をあれこれと引っ張りだしてきました。
ねこちんが家族になって初めて写した写真を懐かしく眺めていたのですが、
その写真に記された日付を見て驚きました。

その日付は、1995年10月22日。
つまり、丁度20年前のものだったからです。




「それは、ワタシの演出よ♪」
20年きっちり一緒にいることに決めていたの!?
ねこちんには到底かないません。




最後の最後まで格好良く&力強く生き続けたねこちんに、
私は深い愛と大きな勇気をもらいました。
再びねこちんに虹の橋で会う為には、
ああやって愛情いっぱいに力強く、頑張って生きなければならないんだな…と思いました。





心に大きな穴が空いてしまって、塞がるのはいつのことやら…と切なさが募る毎日です。
でも、寂しいのは私だけじゃなく、ねこちんとラブラブだった夫、
そして、ねこたちも同じなんですよね。





「留守中の秩序を守るべし。チャタがリーダーよ」
泣いてなんかいられないね。チャタ君、よろしく!




「お客様が来たら、まず、ご挨拶するべし!」
ねこちんはゲストの出迎え方を他の三匹にも教えました。
大きなリーダーを失い寂しい三匹ですが、しっかりと任務を果たさなければいけません。




「ダーリンがワタシを恋しがっているときは、ワタシの代わりを務めるべし!」
慣れないけれど、マルコちゃんが頑張って夫を慰めています。
夫はこれを「マルコの優しさの押し売り」と呼びます




ねこちんが我が家の家族になって20年間、私たちはとっても幸せでした。
ねこちん、いっぱいいっぱいありがとう
最後までかわいかったよ!!



本当に素敵なねこちゃんでした。
ねこちんは私たちの家族になって幸せだったかな?

祝ハタチ!!

2015-09-12 12:56:55 | cats
9月9日にねこちんが20歳の誕生日を迎えました!!




「ん?なにかくれるの???」
(この夏からテレビとスピーカーの間がねこちんの寝室に。それは彼女自身で決めたの)




わー♪クリームがいっぱい
砂糖も添加物も入っていないクリームでバースデーケーキを作りました
(表面の黄色はカボチャを裏ごしして混ぜました)
角を立てすぎたクリームはモロモロになってしまったけれど、
ねこちんはクリームが大好きなので夢中でなめていましたよ♪

クリームの他に、ねこちんが好きな鮭をゆでてあげました。
この日の我々人間のディナーは、ねこちんのディナーの残り物で作った
鮭とキノコのクリームソースパスタでした





「え~~!?マルにもちょうだい!!」
マルもクリームが好きなので少しお裾分けしました。
一緒にねこちんの20歳のバースデーをお祝い




「ねこちんおねいさん、20さいおめでとうむぎより




「大好きな食べ物と大好きなダーリンが活力になっているの




「ボクの愛も忘れずに~ボクが一番、ねえさんのことを慕っていると思うんだけどなぁ…





この日が来てくれるのを心より望んでいました。
去年のお誕生日には実は体調を崩し食べ物も口に出来ないほどでしたが、
奇跡の復活を遂げ、これまで元気に過ごしてくれました。
ねこちん、すごいよ!本当にありがとう!!

これからどのくらい一緒にいられるかわかりませんが、
ねこちんと過ごす、これまでの時間もこれからの時間もかけがえのない宝物です