雌伏数年・・・古本の話なんですが、「群系」や(廃刊になった)「雲」に掲載した梅崎春生の批評のタネ本、沖積舎刊「梅崎春生全集」全7巻と別巻を揃えようと試みてきました。1,2,5,6,別巻はゲットしたのですが、さてそこから欠巻3,4,7がなんとしても発見できません。全巻セット売りはあるのですが一万円以上もしますので手が出ませんでした。
サイトは「日本の古本屋」。
時折チェックしては「ああ、まだ駄目だ」とがっくりし続けのここ何年。思いあまって版元まで問い合わせましたが、社長が電話に出てびっくり。倒産していたのかと思いこんでいたものですから。在庫在りますか、と尋ねますと、ちょっと倉庫みてきます、と探してくれたのでした。ありませんね、という返事。たまに先のサイトで古本をゲットしますと、返本の憂き目にあって倉庫に在ることがありますので、少し期待していたのですが。
ところが本日偶然にも梅崎の全集第2巻を読んでいて、サテ、ちょいと探ってみるかなとサイトで検索したところ、突然3,4巻が登場しております。ビックリ、しかも欠巻にどんぴしゃり。麻雀でいうところの「カンチャン」が図星に入ったということです。お値段は破格の1000円です。即注文しました。危うく日本のどこかの誰かに先に取られるところ・・・実についておりました。う~ん、年末のこの土壇場でなんたる幸福!!。