25/3/12水11;24[148.08]us1424.16MMF$減13188円 20.8万,
外国株のみ評価額us130324.69$ 外国株のみ評価額1929.8万{減700万} WBA11.16$ QBTS4.57$
ブラックストーンのアジア代表 日本で「小さな丘の王に」
米大手投資ファンドのブラックストーンでプライベートエクイティ(PE=未公開株)投資のアジア代表を務めるアミット・ディクシット氏は日本経済新聞の取材で、日本での事業について「小さな丘の王になる」と述べた。領域を絞って集中投資する方針を示した。
ブラックストーンは日本でヘルスケア、デジタル、電子部品の3分野に特化して企業買収を広げる戦略を掲げる。ディクシット氏は「ただビジネスを買うのではなく、セクターのスペシャリストとしてビジネスをつくることをめざす」と強調した。
投資先企業の成長を促すための4つの方策として、①新たな経営人材の採用②テクノロジーの変革③戦略的な追加買収④地理的な事業拡大――を掲げた。2021年に買収し、24年7月にアジア系ファンドのMBKパートナーズへの売却を発表したアリナミン製薬を実例に挙げた。
アリナミン製薬はブラックストーン傘下入り後に新社長を外部から招き、直販強化のための通販サイトの改善や3件の追加買収も実施した。3年の投資期間で年平均13%の売上高成長率を実現した。アミット氏は「(投資先企業の)成長こそがリターンの主要な原動力だ」と語った。
「ブラックストーンにとってアジアが最も伸びている地域であり、そのなかでも日本が一番急成長している」と述べた。24年末時点のPEファンドの運用成績を見ると、現行のアジアファンドのIRR(内部収益率)は51%と、過去のものも含めて最高となっている。
日本に関しては「低金利環境が買収資金の調達に非常に役立っている」と指摘した。日本の金融政策が利上げ局面にあることにも触れ「良いインフレや適度なインフレは経済にとって非常に良いことだ」とも唱えた。
ブラックストーンは足元でデータセンターへの投資を強化している。9月にはアジア太平洋地域で最大手の運営会社、豪エアトランクを240億豪ドル(約2兆2000億円)で買収すると発表。日本での開発も拡大する方針だ。
ディクシット氏はデータセンターの建設が人工知能(AI)の普及に不可欠である点に言及し、「100年以上前に鉄道を広げる際に線路を敷設しなければならなかったのと同じことだ」と話した。「今後10年は成長が続く」と提唱し、米IT(情報技術)大手など大口顧客向けの提供を拡大する考えを示した。
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