スカイライナー&NEX
昨年は、試験が落ちたのがさっさと分かっていたので、行かなかったのですが、今年はちょっと滑り込めるかもしれないと言う淡い期待を元に、昨年開通した成田空港への新アクセスルート「成田スカイアクセス」と一昨年デビューしたE259系の乗り心地を比べてみるべく、試験終了後早速チケットの手配を済ませて、乗ってきました。
今回は、行きは成田スカイアクセスで、帰りはE259系「成田エクスプレス」に乗るという段取りを取っております。
取りあえず、天気は良かったのですが、9時過ぎに地元の駅に着いた途端、上り電車の発車案内に普段止まらない「特別快速」の文字が…。そして、駅の放送では「湯河原駅付近で車両点検があったため、遅れていて特別快速が臨時停車する」と流れ、幸先悪いスタートとなりました。
特別快速に乗って取りあえず、武蔵小杉まで行き、そこであとから来る横須賀線に乗り換えます。
この時点で10時。流石に「まずい、このペースだと乗り遅れるんじゃないか?」と思い始めました。
運良く、横須賀線に乗り、東京駅で山手線に乗り換え、なんとか10時半過ぎに上野駅に到着しました。その後、徒歩で京成上野駅へ向い、何とか間に合いました。
乗る列車はスカイライナー25号。行き先は、成田空港です。
その間に、飲み物買ったり、色々写真を撮ったりしておりました。幸運にもシティライナーのAE100系も並んでいたので、貴重な写真を一枚撮ってみました。
そして、午前11時。ゆっくりとしたスピードで、私を乗せたスカイライナーは成田空港へ出発していきました。
上野から京成高砂までは、従来の京成本線を使うため、速度は低く抑えられています。(実際最高速度は110キロだそうです)
また、上野から押上線が分岐する青砥まではカーブが多くさらに低くなっているのですが、それを感じさせない速さで、スカイライナーは駈けていきます。
車内も大型の液晶ディスプレイで、停車駅の案内や各種広告(この日はソニーのリーダーの宣伝が流れていました)が流れていまして、日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語で案内が表示されます。
途中日暮里に停車すると、それなりにお客様が乗ってきまして、そこそこの混み具合だったと思います。
ちょっと、ルートなどの話から離れて車内の話とデザインの話を少々。
このAE形はデザイナーである山本寛斎さんが初めてデザインされた車両と言うことで、各方面で話題となりました。
外観も又、白と紺を基調とした物になっていまして他国であれば、新幹線として通用しそうなデザインだったりします。
実際、車内も床は青と紺を基調とした鮮やかな色彩で、座席も紺を基調とした物になります。また、頭の部分には「Skyliner」のロゴが刺繍されており、シンプルに纏められていました。
また、各号車間の自動ドアが水面のような感じの模様でデザインされており、利用者がドアを開けるとふすまのように両開きのデザインとなっています。
天上もドーム形で小田急のVSEと同じような感じで、圧迫感がないデザインになっています。
また、室内面では、パソコンなどに使うためのコンセントが席を支える支柱にあって、ACアダプタを使ってパソコンとかを使うときには結構便利だったりします。
様々な点が評価されて、今年ブルーリボン賞という日本の鉄道では最も栄誉ある賞を得ることが出来ました。現在は、全編成でその装飾が施されており、当面の間、このデザインで運行されるそうです。
さて、ルートの方に話を戻して、京成高砂からはいよいよ成田スカイアクセスのルートに入っていきますが、高砂から印旛日本医大までは北総鉄道の線路を借りての営業となっています。だから、北総線の運賃を値下げする、値下げしないという話もあったわけです。
印旛日本医大までは最高時速が130キロになりまして、それなりに早くなったりします。
新鎌ヶ谷までは、駅の間隔が短くもあり、あっという間に一駅通過していく感じになります。
新鎌ヶ谷をでてからは、千葉ニュータウンを貫くと言うこともありますが、一駅の間が長くなっております。
それでも、線形の良さからか、揺れも少なく快適に過ごせます。
京成上野を出て約30分。印旛日本医大を通過してからがこのスカイライナーの本領発揮です。時速は最高で160キロ。在来線では越後湯沢と金沢を結ぶ「はくたか」と同じスピードになります。
一気に加速していき、多分時速は160キロ近くまで行ってる感じがしますが、それでも揺れることがない。
そして、液晶モニターに目をやれば、前面の光景を見ることも出来ます。これは、小田急ロマンスカーでは一部で行われていましたが、京成だと何時も(?)やってくれるすてきなサービスです。
ものすごい勢いで成田湯川駅を通過し、(本当に成田スカイアクセス開業CMのような感じで通過していきます)JR成田線と合流したところで、ようやく減速して、11時41分に空港第2ビル駅に到着しました。結構乗客が降りた後、11時44分、終点成田空港に到着しました。
本当にあっという間です。Twitterでちょこっと実況しましたが、揺れない、早い。そして、JRに比べて安い(京成上野から成田空港まで、スカイライナー券込みで2,400円です。)。これは、本当に脅威としか言いようがないです。いや、マジで。国内線も少し乗り入れてるので使えるのであれば、本当で使いたいルートです。
で、帰りでありますが、成田エクスプレス26号に乗って帰ることになります。
これもまた、快適に過ごすことが出来る車両となっております。1番の特徴は今まで、253系では固定+集団見合い式だった座席がリクライニング出来るようにに変わり、座席間の広さが広がったことによって、座り心地が向上しました。それに加えて、無線LAN通信やWIMAXを使ってのネット接続が出来るようになり、仕事などでの活用の幅が広がりました。まぁ、観光でPC持ってくのかというと、何とも言えないのですが…。
外観は、高い運転席にその下に貫通扉があるスタイルで、こちらもまた、一種独特な物があります。
赤と白と黒がイメージカラーである成田エクスプレスを進化させているようにも思えます。屋根が赤、車体回りは白と黒といった感じの塗りになっています。
また、東京駅で横浜方面行きと新宿方面行きに別れて運行することにもなりまして、東京駅までは12両で、東京駅から先は、横浜方面が前6両、新宿方面が後ろ6両になります。
因みに、黒を基調として市松模様が入った床に、黒メインで赤をアクセントカラーにしたシート、そして、白い天井。それから、京成とはひと味違うのが20インチぐらいの4カ所(車内両端と真ん中近くに2×2で設置で合計8カ所+ドア口に2個で計10カ所!)液晶ディスプレイを用いての停車駅(日英中韓の4カ国語)などの案内。それと、降り口の案内とホームの構成図があったのは見事だと思います。(東京や品川は迷宮みたいな物だったりしますが…。広告もソニーリーダーにセブン銀行ATM&VISAとかだったりします。)
放送も4カ国語で行われております。
さてさて、いきなり結論を書いた後で、ルートのちょっと話してみますと、成田空港、空港第2ビルと止まった後は、途中まで成田スカイアクセスと同じルートを通ります。イオンの成田ショッピングセンターが見え始めた辺りから、別れて千葉に向けて南下し始めます。この辺りまでは単線と言うこともあり、結構遅く感じられました。成田辺りから徐々に徐々に速度を上げて走り始め、佐倉駅を通過して更に加速するのですが、千葉駅の手前でまたスピードが落ち、千葉駅を通過すると再び加速します。千葉駅からは総武快速線となり東京駅まで空港第2ビルからだと52分で走ります。この辺りが1番速く走っているかとおもわれます。
稲毛、津田沼、船橋、市川、新小岩、錦糸町と通過し、両国の手前で地下に潜り、東京駅に到着します。
東京駅からは、隔駅停車の様になり、品川、武蔵小杉と止まり、終点横浜となります。横浜までは約1時間半で到着します。
終点横浜まで、乗り心地が良くて、のんびりと過ごすことが出来ました。車両間のヨーダンパが1番効いているのかもしれません。因みに、JRのE259系も2010年に日本鉄道界最高の栄誉であるブルーリボン賞を受賞しております。
もっとも、成田空港への鉄道アクセスに関して言えば、ネットワークのJR、速達性の京成といった方が良いかもしれません。今後、東日本大震災により大半が運休中のシティライナーが運行を再開すると、ちょっとアクセス的には面白くなるかと思います。
因みに、また乗りたいのは、スカイライナーですな。N'EXは昔、仕事で散々乗ったので…。
昨年は、試験が落ちたのがさっさと分かっていたので、行かなかったのですが、今年はちょっと滑り込めるかもしれないと言う淡い期待を元に、昨年開通した成田空港への新アクセスルート「成田スカイアクセス」と一昨年デビューしたE259系の乗り心地を比べてみるべく、試験終了後早速チケットの手配を済ませて、乗ってきました。
今回は、行きは成田スカイアクセスで、帰りはE259系「成田エクスプレス」に乗るという段取りを取っております。
取りあえず、天気は良かったのですが、9時過ぎに地元の駅に着いた途端、上り電車の発車案内に普段止まらない「特別快速」の文字が…。そして、駅の放送では「湯河原駅付近で車両点検があったため、遅れていて特別快速が臨時停車する」と流れ、幸先悪いスタートとなりました。
特別快速に乗って取りあえず、武蔵小杉まで行き、そこであとから来る横須賀線に乗り換えます。
この時点で10時。流石に「まずい、このペースだと乗り遅れるんじゃないか?」と思い始めました。
運良く、横須賀線に乗り、東京駅で山手線に乗り換え、なんとか10時半過ぎに上野駅に到着しました。その後、徒歩で京成上野駅へ向い、何とか間に合いました。
乗る列車はスカイライナー25号。行き先は、成田空港です。
その間に、飲み物買ったり、色々写真を撮ったりしておりました。幸運にもシティライナーのAE100系も並んでいたので、貴重な写真を一枚撮ってみました。
そして、午前11時。ゆっくりとしたスピードで、私を乗せたスカイライナーは成田空港へ出発していきました。
上野から京成高砂までは、従来の京成本線を使うため、速度は低く抑えられています。(実際最高速度は110キロだそうです)
また、上野から押上線が分岐する青砥まではカーブが多くさらに低くなっているのですが、それを感じさせない速さで、スカイライナーは駈けていきます。
車内も大型の液晶ディスプレイで、停車駅の案内や各種広告(この日はソニーのリーダーの宣伝が流れていました)が流れていまして、日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語で案内が表示されます。
途中日暮里に停車すると、それなりにお客様が乗ってきまして、そこそこの混み具合だったと思います。
ちょっと、ルートなどの話から離れて車内の話とデザインの話を少々。
このAE形はデザイナーである山本寛斎さんが初めてデザインされた車両と言うことで、各方面で話題となりました。
外観も又、白と紺を基調とした物になっていまして他国であれば、新幹線として通用しそうなデザインだったりします。
実際、車内も床は青と紺を基調とした鮮やかな色彩で、座席も紺を基調とした物になります。また、頭の部分には「Skyliner」のロゴが刺繍されており、シンプルに纏められていました。
また、各号車間の自動ドアが水面のような感じの模様でデザインされており、利用者がドアを開けるとふすまのように両開きのデザインとなっています。
天上もドーム形で小田急のVSEと同じような感じで、圧迫感がないデザインになっています。
また、室内面では、パソコンなどに使うためのコンセントが席を支える支柱にあって、ACアダプタを使ってパソコンとかを使うときには結構便利だったりします。
様々な点が評価されて、今年ブルーリボン賞という日本の鉄道では最も栄誉ある賞を得ることが出来ました。現在は、全編成でその装飾が施されており、当面の間、このデザインで運行されるそうです。
さて、ルートの方に話を戻して、京成高砂からはいよいよ成田スカイアクセスのルートに入っていきますが、高砂から印旛日本医大までは北総鉄道の線路を借りての営業となっています。だから、北総線の運賃を値下げする、値下げしないという話もあったわけです。
印旛日本医大までは最高時速が130キロになりまして、それなりに早くなったりします。
新鎌ヶ谷までは、駅の間隔が短くもあり、あっという間に一駅通過していく感じになります。
新鎌ヶ谷をでてからは、千葉ニュータウンを貫くと言うこともありますが、一駅の間が長くなっております。
それでも、線形の良さからか、揺れも少なく快適に過ごせます。
京成上野を出て約30分。印旛日本医大を通過してからがこのスカイライナーの本領発揮です。時速は最高で160キロ。在来線では越後湯沢と金沢を結ぶ「はくたか」と同じスピードになります。
一気に加速していき、多分時速は160キロ近くまで行ってる感じがしますが、それでも揺れることがない。
そして、液晶モニターに目をやれば、前面の光景を見ることも出来ます。これは、小田急ロマンスカーでは一部で行われていましたが、京成だと何時も(?)やってくれるすてきなサービスです。
ものすごい勢いで成田湯川駅を通過し、(本当に成田スカイアクセス開業CMのような感じで通過していきます)JR成田線と合流したところで、ようやく減速して、11時41分に空港第2ビル駅に到着しました。結構乗客が降りた後、11時44分、終点成田空港に到着しました。
本当にあっという間です。Twitterでちょこっと実況しましたが、揺れない、早い。そして、JRに比べて安い(京成上野から成田空港まで、スカイライナー券込みで2,400円です。)。これは、本当に脅威としか言いようがないです。いや、マジで。国内線も少し乗り入れてるので使えるのであれば、本当で使いたいルートです。
で、帰りでありますが、成田エクスプレス26号に乗って帰ることになります。
これもまた、快適に過ごすことが出来る車両となっております。1番の特徴は今まで、253系では固定+集団見合い式だった座席がリクライニング出来るようにに変わり、座席間の広さが広がったことによって、座り心地が向上しました。それに加えて、無線LAN通信やWIMAXを使ってのネット接続が出来るようになり、仕事などでの活用の幅が広がりました。まぁ、観光でPC持ってくのかというと、何とも言えないのですが…。
外観は、高い運転席にその下に貫通扉があるスタイルで、こちらもまた、一種独特な物があります。
赤と白と黒がイメージカラーである成田エクスプレスを進化させているようにも思えます。屋根が赤、車体回りは白と黒といった感じの塗りになっています。
また、東京駅で横浜方面行きと新宿方面行きに別れて運行することにもなりまして、東京駅までは12両で、東京駅から先は、横浜方面が前6両、新宿方面が後ろ6両になります。
因みに、黒を基調として市松模様が入った床に、黒メインで赤をアクセントカラーにしたシート、そして、白い天井。それから、京成とはひと味違うのが20インチぐらいの4カ所(車内両端と真ん中近くに2×2で設置で合計8カ所+ドア口に2個で計10カ所!)液晶ディスプレイを用いての停車駅(日英中韓の4カ国語)などの案内。それと、降り口の案内とホームの構成図があったのは見事だと思います。(東京や品川は迷宮みたいな物だったりしますが…。広告もソニーリーダーにセブン銀行ATM&VISAとかだったりします。)
放送も4カ国語で行われております。
さてさて、いきなり結論を書いた後で、ルートのちょっと話してみますと、成田空港、空港第2ビルと止まった後は、途中まで成田スカイアクセスと同じルートを通ります。イオンの成田ショッピングセンターが見え始めた辺りから、別れて千葉に向けて南下し始めます。この辺りまでは単線と言うこともあり、結構遅く感じられました。成田辺りから徐々に徐々に速度を上げて走り始め、佐倉駅を通過して更に加速するのですが、千葉駅の手前でまたスピードが落ち、千葉駅を通過すると再び加速します。千葉駅からは総武快速線となり東京駅まで空港第2ビルからだと52分で走ります。この辺りが1番速く走っているかとおもわれます。
稲毛、津田沼、船橋、市川、新小岩、錦糸町と通過し、両国の手前で地下に潜り、東京駅に到着します。
東京駅からは、隔駅停車の様になり、品川、武蔵小杉と止まり、終点横浜となります。横浜までは約1時間半で到着します。
終点横浜まで、乗り心地が良くて、のんびりと過ごすことが出来ました。車両間のヨーダンパが1番効いているのかもしれません。因みに、JRのE259系も2010年に日本鉄道界最高の栄誉であるブルーリボン賞を受賞しております。
もっとも、成田空港への鉄道アクセスに関して言えば、ネットワークのJR、速達性の京成といった方が良いかもしれません。今後、東日本大震災により大半が運休中のシティライナーが運行を再開すると、ちょっとアクセス的には面白くなるかと思います。
因みに、また乗りたいのは、スカイライナーですな。N'EXは昔、仕事で散々乗ったので…。