今日はけっこう暑い。汗をかくくらいの陽気だ。今頃の季節は、その日によって、まるで温度が違う。
このような晴れはうれしいけれど、女性は着るものに苦労するだろうなと思う。
晴れた日中に開くガザニア。太陽に向かってまっすぐ大きな花を咲かせる。勲章菊の別名があるように、花の茎部の模様から勲章みたいな感じがする。花の命は短いけれど、この花はアクセサリーとして特に向いている。
もしガザニアが平安時代に咲いていたなら、当時の貴族や宮廷の人々には大受けのことだろうと思う。
花期は4~11月と長い。
日当たり、風通しの良い地を好み、高温多湿と寒さに弱い。
夕方には花は閉じてしまうし、雨や曇りの日も同じなので、日当たりの良い花壇やプランターに適しているが、切り花には不向きである。今日のような晴れた日には、まあ日の暮れるまでたっぷり姿を見せてはいるだろうけど。
南アフリカ原産で多年草ではあるが、寒い地方では一年草として取り扱っている。わが国には大正末期に渡来したようだ。
さっき何気なく葉を裏返してみた。そうしたらその緑色の葉も、裏は真っ白だった。
花色と葉裏の対象がなんとも鮮やかだ。
「季節の花(58)ガザニア」