中村 哲・・・福岡市出身の脳神経内科を専門とする医師である。ペシャール会の現地代表やピース・ジャパン・メディカル・サービスの総院長としてパキスタンやアフガニスタンで医療活動に従事してきた。
2010年、水があれば多くの病気と帰還難民問題を解決できるとして、福岡県朝倉市の山田堰をモデルにして建設していた、クナール川からガンベリー砂漠まで総延長25kmを超える用水路が完成し、約10万人の農民が暮らしていける基盤を作る。
アフガニスタンでは高く評価されており、同国から国家勲章や議会下院表彰などが授与されており、さらに同国の名誉市民権が贈られている。日本からも旭日双光章などが授与されている。
2019年、アフガニスタンのナンガルハル州ジャラーラーバードにて、武装勢力に銃撃され死去した。死去に伴い旭日小綬章や内閣総理大臣感謝状などが授与された。
中村さんはペシャワール会の現地代表として農業用水路を整備するなどした。肖像画は功績をたたえるため、死後に200人超の有志たちがカブール中心部の通りの塀に描いた。
団体のオメイド・シャリフィ代表によると、中村さんの顔と脇に添えられた詩が白く塗り潰された。(この通りは、イスラム主義組織タリバンの抵抗勢力だった英雄の名を冠した交差点にあったためらしい)
代わりにアフガンの「独立」を祝う文言が黒い文字で記されたという。
アフガンにとって最大の功労者で、記念切手にもなっている中村医師の壁画がまで塗り潰すとは・・・
さだまさしさんも、応援していた中村医師
一昨年12月にアフガニスタンで 凶弾に倒れた 中村哲医師(享年73)を追悼する歌
「ひと粒の麦~Moment~」
歌詞にはアフガンの砂漠化した大地に用水路を建設し、農村を復興した中村さんの活動が織り込まれている。
🎵
戦に疲れ果てた貧しい人達には
診療所よりも一筋の水路が欲しい
水があればきっと人は生きられるだろう
諍いを止める手立てに
診療所よりも一筋の水路が欲しい
水があればきっと人は生きられるだろう
諍いを止める手立てに
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ひと粒の麦~Moment~;さだ まさし