「夜間中学校と教育を語る会」公式ブログ

夜間中学校と取り巻く環境を語る会です!

東京の夜間中学(日本語学級)を守る緊急集会

2012年02月13日 00時43分15秒 | 要望書・署名
お集りの皆さんへ

 映画『学校』から19年、あの夜間中学校が今も灯をともして存在し続けていることをぼくは誇らしく思っています。
 今回の東京の夜間中学日本語学級についてもちあがっている問題が、夜間中学校の今後の存在に関わることになるのではないかと心配です。夜間中学という、とても人間的で優しい制度が守られ支えられるよう、多くの皆さんが知恵と力を寄せ合って下さることを願ってやみません。                                    
                             山田 洋次


東京の夜間中学(日本語学級)を守る緊急集会
◎2012年2月18日(土)午後2時~4時(開場1時半)
◎曳舟文化センター 第一会議室
 墨田区京島1-38-11 ☎03-3616-3951
 京成線・東武線「曳舟」下車3分

 2月なって突然、この4月より実施の日本語学級設置要綱「改正」案が、東京の夜間中学校に知らされました。日本語学級で勉強できる期間を1年に限るなど、これまでのクラスや先生の数が減らされるのではないかと心配されます。
 みんなの力でこの夜間中学の危機をのりこえるために集まりましょう。
  講演 山本さやか先生「私の見た夜間中学日本語学級」(仮題)
  お話 夜間中学の卒業生たち、日本語教育関係者の皆さんほか


呼びかけ人(50音順)
太田直子(映画「月明かりの下で」監督) 岡部範子(ラックパーサータイ) 川越道彦(カメラマン) 小林普子(NPOみんなのおうち) 小林文人(東京学芸大学名誉教授) 佐久間孝正(元立教大学・多文化共生教育研究会) 関口明子(国際日本語普及協会) 辻 智子(神奈川大学) 土屋千尋(帝京大学) 出口雅子(ピナツボ復興むさしのネット) 中西久恵(CCS世界の子どもと手をつなぐ学生の会) 中山真理子(中野区国際交流協会・亜細亜大学) 沼口 博(大東文化大学) 春原憲一郎(海外技術者研修協会) 藤田京子(外国人生徒学習の会) 藤田美佳(中央大学) 宮崎里司(早稲田大学大学院) 森 康行(映画監督) 山田 泉(法政大学) 山田洋次(映画監督) 横山文夫(日本語フォーラム全国ネット) 李 原翔(東京学芸大学大学院・通訳)

主催 夜間中学校と教育を語る会(連絡先 澤井留里 03-3629-0362)

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呼びかけ人22名 「これは将来の日本のため」

2012年02月12日 23時31分59秒 | 日記
いよいよ6日後の18日(土)に迫った「東京の夜間中学(日本語学級)を守る緊急集会」。
山田洋次監督はじめ22名の方々が呼びかけ人になって下さいました。
ある呼びかけ人のお一人は
「これは夜間の生徒さんや先生方のためだけじゃない、将来の日本のためです」
と、熱く支援の言葉を述べられました。
胸がふるえました。

18日のつどいにいま急速に関心が高まっており、当日も各方面からの参加者が予想されます。



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山田洋次監督からメッセージ届く!

2012年02月10日 21時50分44秒 | 日記
18日(土)の緊急集会の呼びかけ人にもなって下さった山田洋次監督。
現在新作の映画作りにお忙しい中、心のこもったメッセージを届けて下さいました。

当日発表するより一足先に、ご紹介します。
転載歓迎です。
どうか沢山の皆さんにご紹介いただき、18日の集会にお誘い合わせの上、おいでくださいますようお願い申し上げます。

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お集りの皆さんへ

 映画『学校』から19年、あの夜間中学校が今も灯をともして存在し続けていることをぼくは誇らしく思っています。
 今回の東京の夜間中学日本語学級についてもちあがっている問題が、夜間中学校の今後の存在に関わることになるのではないかと心配です。夜間中学という、とても人間的で優しい制度が守られ支えられるよう、多くの皆さんが知恵と力を寄せ合って下さることを願ってやみません。

                        山田洋次

***************ここまで***************************

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東京の夜間中学(日本語学級)を守る緊急集会

2012年02月10日 12時51分29秒 | 日記
■日時 2月18日(土)午後2時~4時(開場1時半)

■場所 曳舟文化センター 第一会議室
   墨田区京島1-38-11 電話03(3616)3951
   京成線・東武線「曳舟」3分
■主催 夜間中学校と教育を語る会(連絡先 澤井留里 03-3629-0362)

日時が迫っておりますが、急遽開催をいたします。
お一人でも多くの方のご参加をお願いいたします。

夜間中学の日本語学級の果たしている役割やその意義についての講演、
夜間中学の卒業生や日本語教育関係者のお話、
議会関係者のご挨拶などを予定しています。

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東京の夜間中学日本語学級に突然大問題

2012年02月10日 12時43分03秒 | 日記
東京都教育委員会は1月31日(火)、日本語学級設置の都内夜間中学校5校(足立4中、葛飾双葉中、墨田文花中、世田谷三宿中、江戸川小松川二中)の学校長を招集し、「公立小・中学校日本語学級設置要綱」の「改正」案を提示し説明しました。

(公立小・中学校に日本語学級が設置されているのは東京都の独自の施策です。
その設置に関わるこの要項には、これまで夜間中学の日本語学級は適応外、とされており、
実態としてはこの要項を夜間にも運用していました。)

今回の「改正」では、初めて中学校夜間学級(夜間中学校)の条文が入りました。
現在の実態から大きく変えられようとしています。

1、日本語学級での学習は1年を限度とする
「・・・在籍期間は特別の事情がある場合を除き、当該日本語学級に在籍した日から1年を限度とする」

これまでの要綱では昼の小・中学校の日本語学級について「2年を限度とする」となっていました。
なぜ夜間中学の日本語学級は1年なのでしょうか?

夜間中学は
年齢は学齢をすぎた16歳から上は60代、70代等の高齢者まで、
国籍や母文化もさまざま、
これまでの学習歴も非識字に近い方からほんの少し学校に行った、小卒、中学中退などさまざま、
実生活でも仕事や家庭を持ちながら息せき切って学校に飛び込んでくる人はじめ本当にさまざま。
しかも!<随時入学>
年度途中にもどんどん新入生が入ってきます。

ひと言で言うなら、並外れた多様性が夜間中学の日本語学級です。

年度途中のクラス再編制、取り出し授業、始業前終業後の補習・・・・ありとあらゆる工夫が必要です。
そのため認可学級数の二倍程度のクラス数と専任教員の確保が欠かせません。
それでもカバーしきれない思いで日夜苦労を重ねているのが現場です。

もし、今回の「改正」通りになったら、専任教員が大幅に削減され、実態に応じたクラス編成なども事実上できなくなります。

2、なぜこの時期にこのような急激な変化か
新年度まであと2ヶ月を切ったこの時期、すでに各校では年間反省に基づいて次年度の学級編成はじめ指導体制の計画を大きく進めているところです。
また、教員の異動の作業も進んでいます。

手続き上から言っても現場を全く無視したやり方です。

3、都議会の全会一致の採択の内容にも逆行
2004年にも財政削減を理由に夜間中学の日本語学級教員の削減が都教委より提案され、都議会でこの提案は通ったものの、
その一方、<夜間中学の教員大幅削減の撤回に関する陳情>の第二項『日本語学級の条件改善のための施策を実施すること』は全会一致で採択されました。
そのため、<加配>という形で日本語学級の教員が配置されるなどの措置がされてきています。
今回の「改正」はその方針に対しても全く逆行するものです。

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ブログを開設しました

2012年02月10日 12時22分25秒 | 日記
より多くの皆さまに夜間中学に関する情報をお知らせできるようにと、ブログを開設しました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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