山口建設

社長の独り言

「そのカップラーメン、いつ食うんだよ」とつぶやいた被災地の声

2011年03月17日 08時53分11秒 | 日記
          がんばれ、ワオオノン、ワオン。
          又、一緒に仲良く暮らそう。
       

            


宮城県庁ロービー。
被害情報を見に来た男性は、TVで映し出される首都圏の買いだめニュウースに
つぶやいた。
言葉は怒っていても悲しそうな顔をだった。
画面はガソリンスタンドの行列を移したが、目をそらし、男性は背を向けた。
16年前、阪神、淡路大震災の取材で神戸にいた。
当然、避難所での配給に並ぶことなく話を聞いて回った。
その一人、80代のおばあさんから
「何か食べたんか? これ食べや」とおにぎりを渡された。
息子夫婦と孫をなくした失った話の後だけに受け取れない。
すると、おばあさんは笑った。
「大丈夫、こんなときは助け合わないといけないよ。大阪や、東京からも
ぎょうさん助けがくるって。
又、神戸は元気になるわ。」

その後神戸は「頑張ろう神戸」の言葉のように復興した。
復興は遠く離れたひとたちの気持ちがなければ不可能だった。
県庁の男性同様、私も残念な気持ちだった。
首都圏でも不安が広がってるだろう。
ただ、今 車が動かず、そのカップラーメンを食べられない人がいることを
知って欲しい。

日刊スポーツの記事です。

我欲に走る買占め、買いだめの人の群れ。
悲しい風景が流れます。

いつ食べるかわからない食べ物をあさる人達は、毎日寒い中で
一握りの食べ物をお互いに分け合って助け合ってる被災者の姿を
再度見て欲しいですね。