山口建設

社長の独り言

福島へ、、、第2回

2011年05月06日 02時45分57秒 | 日記
体のアチコチから悲鳴が聞こえます。
あまり、車の運転は好きでありません。狭い運転席で長い間同じ姿勢でいると、
疲れ、そして目がチカチカして安全運転に影響が出てきます。

片道、7時間の長時間の運転に足腰が動かなくなってました。

楽しみにしていた、温泉へ。

先ずは内風呂へ。


             

扉を開けると硫黄の匂いが鼻に飛び込んできました。

内風呂は石で作られ、コンコンと注ぎ口から白濁の温泉が浴槽に注がれてます。

誰もいないと思っていましたが先客がおりました。

小さな子供「孫」と一緒に年齢60代くらいのおじさんがお湯の中に体を
沈めていました。

「どちらから来たのですか」
小生の突然の質問に戸惑いながら
「県内です」
しばしの沈黙の後 思い切って質問しました。

「今回に震災で被害にあった方ですか」

湯気のむこうのほうから

「原発で避難命令を受け、あちらこちらの避難場所を移動して 此方の
旅館にお世話になってます。」

その彼とは翌朝、ロビーでお話をする機会がありました。

次回のブログで紹介いたします。


            
内風呂から露天風呂へ


             


白濁色の硫黄温泉は山あいの中にこじんまりと姿を見せました。

誰もいません。

体をゆったりと温泉に浸り、両手、両足を思い切り伸ばしました。

全身の疲れが自然の中に飛んでいくような気持ちです。

            

思い切り大きな声をだしました。大きな自然の山の神様がしっかりと受け止めてくれました。
この開放感はたまりません。本当に自然の大きさに感動です。
誰もいない、露天風呂、見渡せば樹木の間から夕日がこぼれ落ちてます。

400年前から湧き出る温泉に時間を飛び越えて身を任せてます。
7時間の疲れがどこかに飛んでいきました。