2004年9月18,19日、昨年甲斐駒から見たオベリスクを近くで見たくて鳳凰三山に登る。
17日新宿発23:54の夜行列車に乗り2時21分に甲府駅に着く。夜叉神峠登山口に行くバスは4時30分発だ。バス停に順番待ちのザックを置き、構内の通路隅でごろ寝。6時に登山口バス停に着く。
朝飯のいなり寿司を食べ6時20分に出発。ルートは夜叉神峠から鳳凰三山を縦走して、鳳凰小屋に泊まり、滝を見ながら青木鉱泉に下る1泊2日の行程だ。
登山口から標高差400mを登り夜叉神峠に出る。目の前には白峰三山(右から北岳、間ノ岳、農鳥岳)が。
小屋の前は宿泊者と登山者で賑やかだ。
8時33分杖立峠道標に着く。杖立峠から先に進むと道標があるが何と書かれているかわからぬ。
9時を過ぎると早くも北岳は雲の中に。青空が見える所を見ると今日は晴れるのかな。
杖立峠から樹林の中を1時間半ほど登り、10時5分千頭星山への分岐がある苺平に着く。
ここから一旦、南御室小屋に下り、10時45分着く。陽が差してはまた曇るを繰返す。
小屋から薬師岳へ急坂を登り、砂払の手前でまで登ると、11時37分ガマ岩を見る。
ガマ岩を過ぎると森林限界を超える。11時50分、巨石が並ぶザレ地の砂払に出る。少し下ると12時10分薬師岳小屋に着く。
小屋の前に鳳凰三山の案内板があるので拝借。昼食をとっていると、ガスってた天気が霧雨となる。計画ではここで泊まる予定であったが、明日の天気が思わしくないので鳳凰小屋まで行くことにした。
小屋から少し登ると、12時40分薬師岳山頂に着く。すっかりガスに包まれてしまった。
下はまだまだ暑いのに、ここは早くも紅葉が始まっている。
しばらく留まったがガスは切れそうもないので観音岳に向かう。
30分も歩かないうちに観音岳の頂らしいピークが見えてきた。
13時30分、観音岳のピークに着く。山と云うより縦走路の通過点のようだ。
観音岳から一旦下り、鳳凰小屋の分岐を右に見送りしばらく下ると赤抜沢ノ頭に向かって登返しが始まる。薬師岳小屋の案内板では地蔵岳が一番高そうに見えるが、観音岳が高い。
14時40分赤抜沢ノ頭に着く。地蔵岳は目の前なのだが、ガスっていてオベリスクが全く見えない。
15時5分賽の河原まで下ると、
オベリスクを包むガスが切れて忽然と姿を現す。念願の尖塔を近くで見ると迫力がある。
近くまで寄って見上げれば巨石の積み重なりだ。ロープが架けられてはあるが小生の技量では見上げるのみ。
地蔵岳の標識。
霧雨が雨となってきたから鳳凰小屋に下り、16時着く。
18日の行程、
甲府駅4:40-6:00夜叉神峠登山口6:20-7:18夜叉神峠-8:33杖立峠-10:05苺平10:11-10:45南御室小屋-11:50砂払-12:06薬師小屋12:25-12:40薬師岳13:05-13:30観音岳13:35-14:00鳳凰小屋分岐-14:40赤抜沢ノ頭14:57-15:10賽の河原-15:20地蔵岳-16:00鳳凰小屋(夕食付6500円、夕食カレーライス)
翌19日、昨夜は布団1枚に2人の混雑であった。長袖を着て寝たが、少し寒くたびたび眼がさめた。5時起床。空を見上げれば時々雲が切れる。小屋の主人が、暫くすれば徐々にガスは切れるよの一言で、オベリスクをピストンすることにした。5時40分、小屋にザックを預け地蔵岳に向かう。
6時40分赤抜沢ノ頭に着く。30分ねばったが、くっきりと空に突き出たオベリスクは見られなかった。
7時40小屋に戻る。
小屋の主人の勧めで、急坂の青木鉱泉ルートでなく御座石鉱泉ルートをとるが、5分ほど下り青木鉱泉ルート(ドンドコ沢)の滝が見たいため小屋に引き返し、8時青木鉱泉ルートを下る。
8時30分最初の滝五色ノ滝に着く。落差はこの滝が一番だ。
9時白糸ノ滝。
9時55分鳳凰の滝。
10時20分南精進ヶ滝。水量はこの滝が一番だ。
南精進ヶ滝下流
11時45分青木鉱泉に着く。陽はカンカン照りだ、この天気が登山中に欲しかった。鳳凰小屋同様、青木鉱泉の人もこのルートの登りはすごいよと云う。確かにこのルートを登りに使うのは御免蒙る。バスの出発まで30分とないから風呂は諦める。
19日の行程、
鳳凰小屋5:40-6:30オベリスク下-6:40赤抜沢ノ頭7:10-7:40鳳凰小屋8:00-8:30五色ノ滝-9:00白糸ノ滝-9:55鳳凰の滝-10:20南精進ヶ滝-11:15分岐-11:45青木鉱泉12:15=バス=13:15韮崎駅13:20=JR=15:40横浜駅