登山と車旅

百名山 2014.07.07 トムラウシ山

7月7日、晴。前日南富良野から狩勝峠を越えてトムラウシ温泉に着く。大変な山奥だ。唯一の宿泊施設は国民宿舎東大雪荘で、車中泊は直ぐ近くの野営場(250円/人泊)の利用となる。広場に炊事場とトイレがあるのみ。水は出るが飲料水としては使えない。利用者は他に1名、明日トムラウシ山に登ると云う。



3時30分に野営場を出発。日の出の早い北海道ではもう明るい。車で20分ほどで短縮登山口に着く。熊に出合うのを避けるため登山届を確認して一番乗りは遠慮する。山頂までのコースタイムは6時間20分、往復10時間50分で長丁場の行程だ。4時5分出発。



カムイ天上分岐を過ぎしばらくすると、樹林の上に覗くのはトムラウシだろう。遥か先だ。



登山道は登りから急坂の下りとなり、6時40分コマドリ沢分岐に着く。数人の先着が居るではないか。ここまではコースタイム通りだ。



コマドリ沢は残雪があるものの柔らかくアイゼンはいらない。冷気が心地よい。



コマドリ沢を抜け前トム平に着くころにはハイマツ帯となり視界は広がる。



高山植物も見られるようになり、コマクサを発見。



石礫の登山道を緩やか登って行くと目の前に残雪を抱えたトムラウシ山の全容が現れる。



眼下には残雪と緑が輝くトムラウシ公園が。美しい眺めだ。



一旦下り、トムラウシ公園に8時10分着く。



ここから大雪山系と十勝連峰をつなぐ縦走路に向かって緩やかに登って行く。途中お花畑が楽しませてくれる。





9時5分、トムラウシ山と縦走路の分岐に着く。



山頂まであと30分と思うと一気に疲れが出てくる。足が重たくなる。



一服入れようと立止り振返れば、僅かに覗く南沼の右に向かって十勝連峰へ縦走路が延びる。



山頂までもう少しだがキツイ。前夜一緒だったおじさんもきつそうだ。



9時40分、ようやく山頂に着く。ヤッター!!!



展望はカスミはするものの云うことなし。東に見えるのは、音更山・石狩岳か?



北、目の前に左から化雲岳、1952m峰、五色岳。1952と五色の間奥に見えるのは忠別岳か、その奥はさてどこやら



化雲岳の先には大雪山系の主峰旭岳、北鎮岳が見えるはずだが、雲が覆っている。



眼下、残雪の帯の手前に雪解け水のように見えるのは北沼かな



着いた時にはいなかった登山者も現れるようになる。十分楽しんだので下ろう。



山頂を目指す集団が登ってくる。頑張れ!下りは気楽なもんだ。



往路を戻り、コマドリ沢を下るころには早くもガスが出てきた。



コマドリ沢分岐から急坂を登り返し登山口に14時下山。下山後、東大雪荘の温泉(500円)で汗を流し、鹿追町の道の駅「うりまく」に泊まる。夕食はラーメンとある。翌日気が付くが、直ぐ近く一つ先の道の駅「しかおい」が便利な駅であった。

今日の行程、
短縮登山口4:05-5:10カムイ天上-6:40コマドリ沢分岐-7:30前トム平-9:00トムラウシ分岐-9:40山頂10:10-10:35トムラウシ分岐-11:30前トム平-12:00コマドリ沢分岐-13:05カムイ天上-14:00短縮登山口

次の百名山は幌尻岳に登ろう。8日鹿追町から帯広を経て襟裳岬を観光して、道の駅「みついし」に泊まる。



9日は、近くに花の百名山アポイ岳があるのでこれを登り、サラブレッドの産地新冠の道の駅「にいかっぷ」に泊まる。



10日は、サラブレッド銀座を見学。広いねー



そして、二十間道路桜並木を走る。花が咲いたらすごいだろうなーー。



11日は幌尻岳の登山口へのバスが出る「とよぬか山荘」まで行って、バスの時刻などを確認した後、近くの道の駅(距離40km、日高町)に移動し泊まる。明日は幌尻岳への登山だ。


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