2020年9月22日、火曜日、晴。秋分の日だ。週末日曜日の井原山洗谷コースの偵察だ。事前情報では通行禁止になったと聞いている。
10時10分洗谷登山口に着くと、警察官の方が道に出てきて洗谷コースは通行禁止の旨説明。一般道路状況についても丁寧に説明して下さる。
念のためふぢ橋まで行くとロープで通行禁止だ。
これで週末の洗谷コースは断念して、水無鍾乳洞から井原山へと考え、林道第3で行こうとするが林道が通行止め。キトク橋を経て水無鍾乳洞まで走るが、この道をマイクロバスで行くのは困難そうだ。
それでは当日はキトク橋からアンの滝コースで井原山に登ろうと決め偵察登山。
11時35分キトク橋駐車場を道標に従いアンの滝に向け出発。
舗装道を歩くこと10分で橋を渡る。橋の手前に井原山山頂の道標がある。
舗装道が山道に変わると、11時51分アンの滝まで710mの案内が現れる。
1分も歩くと沢を左岸から右岸への徒渉が現れる。水量はそれほどでもないが飛び石が頼りない。出足ではまる訳には行かぬ。見渡すがここしかない。
沢を渡るまではパッとしないコースだなと思っていたが、沢を渡ったとたんに、沢の流れと沢音と視覚聴覚に心地よい刺激が伝わる。徒渉から5分の12時丁度、林道第3を横断。
右下に沢を見て、階段を登り下ると、
12時5分今度は木橋で沢を左岸に渡る。
沢沿いの道は今までのところ大雨の影響を全く感じさせない。
2分ほど歩くと小さな滝が。これがアンの滝ではないよな。
さらに5分ほど歩いて、12時12分2つ目の木道に出て、右岸に渡る。
また5分も歩いて、12時19分左岸に徒渉だ。ここも足元が不安定だ。
徒渉に集中し気付かなかったが、渡り終えると水音が大きくなった。音の方向を見やると木々の間に大きな滝が見える。突然現れた滝にビックリだ。
12時19分、アンの滝の道標を見る。
道標から1分でアンの滝だ。10mはあるだろうか。水量も水しぶきも少なく薄絹のような滝だ。道標に戻り昼食。
昼食後歩きだすと直ぐに、山頂まで2190mの案内を見る。まだ1時間半ぐらいかかるな。
案内を過ぎると小さな滝の下で右岸に徒渉。
滝の左を登り上がると、沢沿いの道となる。最初の沢を徒渉してから、次から次へとイベントが繰り出され実に楽しい。
100mも歩かないうちに、また左岸に徒渉だ。
沢沿いの石畳の左岸を、また100mも歩かないうちに、
12時53分水無登山口(水無鍾乳洞)分岐に着く。
急坂を登り上がり、
滝のように流れ落ちる沢を左に見下ろし、斜面の道に慎重に足を運ぶ。
斜面を通過して、右岸に徒渉だ。
2分ほど歩くと、ベンチのあるコーナーに13時着く。
ここから今までのほど良い上りから、ジグザグの急坂の始まりだ。山頂まで1830mだ。
ジグザグの道は所々階段がある。
13時17分、ベンチがある平坦部に出る。
急坂はここで終わりかと安堵したのも束の間、また急坂だ、そう甘くはなかった。おじさん、おばさん頑張ってー。
13時31分水無登山口分岐に着き、ようやく急登が終わる。山頂まで1248mの案内がある。
緩やかな尾根の歩きだ。
緩やかに登り小ピークに着くと緩やかな下り道となる。せっかく登ったのだから、下るなんてとんでもない。
下って登り返しになると、下草が笹となる。稜線あたりは笹が生えていたのを思い出し、山頂はもうすぐだぞー。
13時43分山頂まで820mの案内を見ると、
登山道は露岩の間をぬうように進む。
露岩を抜けると丈の低い林の道となる。帰路この辺りでよそ見をしていて根に躓き前方一回転。歩きながらの余所見注意。
山頂まで496mの案内を見て、頭上が開けると、
14時縦走路に出合う。山頂はすぐそこだ。
多くの人が歩いて窪んだ縦走路を5分登って、
14時5分山頂に着く。遅い時間なので山頂には誰もいない。
靄がかかってしまい展望は今一つだ。
西に雷山(中央)、その奥に左に羽金山。週末はここから雷山まで縦走して千如寺へ下山だ。
東に背振山。
5分の休憩で早々に往路を下山。沢と急登の快適なコースであった。登山道に大雨の影響は感じられなかった。
アンの滝行程、
キトク(奇徳)橋11:35-12:19アンの滝(昼食)12:47-13:31水無登山口分岐-14:05井原山14:10-14:40水無登山口分岐-14:56ジグザグ坂下-15:18アンの滝-15:37林道横断-15:56キトク橋