A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

KONITZ MEETS MULLIGAN

2007-01-03 | MY FAVORITE ALBUM
暮れに、溜まっていた古い書類を整理していたら中からルーズリーフのノートが出てきた。
今から30年以上前、学生時代に、買い求めたJAZZのレコードを整理していたものだ。
今であれば、このようにWEBでもBLOGでも利用して自分で簡単に整理し、データベース化できるのだが。この時代は、パソコンどころかワープロも無い時代。
買い求めたタイプライター(これを作るために買ったようなものであるが)で、一枚一枚曲目やパーソナルを書き留めてある。ところどころに、メモ書きなども。
写真などはもちろん無い。
一枚一枚思い出があり、しばし懐かしく見入ってしまった。

レコードを処分しなくて良かった。

その中に、GERRY MULLIGANのアルバムも。HODGESとの共演盤以外にも何枚か。
GERRY MULLIGANといえばピアノレスカルテット。最初はあのCHET BAKERとのコンビだ。
LEE KONITZを加えたこのアルバムが、自分とGERRY MULLIGANとの出会いかもしれない。

1950年代の初頭、MULLIGANは、スタンケントン楽団などにスコアを提供しつつ自己のアルバムも何枚か出していた。そして、LAのクラブHAIGに出演してセッションを行っていた。そこに、ケントン楽団に在籍していたLEE KONITZ が来訪した時、一緒に録音したのがこのアルバム。彼らは旧知の間柄、呼吸はピッタリだ。
スタジオ録音と、このHAIGでのLIVEが収められている。

A面はMULLIGANのアレンジによるWEST COAST特有のアンサンブルワークと、各自のソロが聴ける。一方で、LIVEのB面の曲はいずれも、コニッツを前面にフューチャーしており、「コニッツの名演」が聴ける。

ベイシーの演奏で有名なBROADWAYやスタンダードのLADY BE GOODなどもWESTCOAST風の一味違ったアレンジだ。LOVER MANはパーカーの得意曲だが、これもパーカーとは違ったKONITZの独演会。

MULLIGANのピアノレスカルテットの演奏。
CHET BAKERの後釜のART FARMERとの演奏がYOU TUBEで見れる。


CAN’T BELIEVE THAT YOU’RE IN LOVE WITH YOU
BROADWAY
ALMOST LIKE BEING I LOVE
SEXTET
LADY BE GOOD
TOO MARVELOUS FOR WORKS
LOVER MAN
I’LL REMEMBER APRIL
THESE FOOLISH THINGS
ALL THE THINGS YOU ARE

LEE KINITS (as)
GERRY MULLIGAN (bs)
CHAT BAKER (tp)
CURSON SMITH (b)
JOE MONDRAGON (b)
LARRY BUNKER (ds)

Recorded live at HAIG, LA, January 25&30,1953 & Februry 1 , 1953

この年、日本ではテレビの本放送が開始。紅白歌合戦もラジオからテレビに切り替わった時代だ。
コメント (4)
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