Aマッソに、思い出というタイトルの漫才があります。今まで生きてきた中での思い出ベストスリーを選ぶという内容なのですが、村上の方は、昨日とか、先週とか先月とか、単に最近楽しかったベストスリー的なことを言います。それを加納が思い出というのは単に最近面白かったことではなくて、沢山ある中でも、特に深い印象が刻まれているものだ的な突っ込みを入れていくのです。落ちは加納の人間とは思えない思い出です。この漫才はyoutubeで見れますから見たいと思った方は見てください。で、私の思い出なのですが、単にベストスリーというより、旅、音楽、友達、全般みたいに、ジャンルを分けたい気がします。ただ、一番思い出に残っている夕暮れの色があります。17才の時、与論島に行った時の夕暮れの色です。あれ以来、あんな夕暮れは見た事がありません。やっぱり、ベストワンにはそれだけの感情と、忘れることなく体全体に深く刻まれるその時の全体的な体験を思い出すことが快感になるような喜びの感覚が伴います。でも、それをもう一度見たいとは思いません。それを一度でも見れたことが私の中の宝だからなのです。