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午前10時過ぎの槍平キャンプ場。ここをベースに槍ヶ岳往復、または大喰岳-中岳-南岳の稜線周遊など、文字通りのベースキャンプ。かなりの割合で連泊されています。キャンプ場も広いので、「辿り着いたけど、張れない・・・」ということはありません。
お昼過ぎ。何度も申し上げますが、行動時間のメインは午前中に。午後はどうしても雲が湧き、不安定になることが多いです。
今日出会った男の子は小学二年生。この二年で登った山のバッジがザックにズラリ。キタホもあれば、常念、蝶、奥穂も。そして、遠くは大山や石鎚山のバッジまで!小さな登山家!?に話しかけてみました。
「すごいね!全部登ったんだね!じゃあ、今日は槍ヶ岳に登ってきたんだ?」
「ううん、混んでたから・・・」
今日の槍ヶ岳の混雑ぶりは、登山者の方々が投稿する各種SNSを通して画像も含め、リアルタイムに近い状態で確認していました。3時間待ち、とも、穂先往復5時間、とも。男の子のご両親は登頂ではなく、引き返す選択をされたわけですが、その決定は、実はとてもクールなものだ、と感じます。混雑が激しく、登頂に必要な時間が十分にとれない、というのは、たとえば悪天候で予定通りに行動できなかった場合と似ています。いずれの場合も、次の山小屋、もしくは下山口まで安全に戻るための所要時間を冷静に考え、引き返す選択は大正解です。男の子が大きくなったら、きっとこのご両親の冷静、かつクールな選択の正しさに気づくのではないでしょうか。オトナの中にはそれが出来ず、真っ暗になってから小屋に来られた方もいらっしゃいます。せっかくの連休の晴天なのに、というお気持ちはもちろんわからないではないですが、その上で、状況判断は冷静に行って頂きたいと思います。
それでは本日の気象情報。
午前6時14分。
午後6時40分。